授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30559:(教)理科教育概論(G2) 2023 秋セメスター 金4 理工学部,生命科学部,理工学研究科,生命科学研究科 山下 芳樹 2

キャンパス

BKC

授業施設

理科教育実験室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

理科の概論として位置付け,理科の歴史的展開,目標論,内容構成論,授業論,評価論,現代の課題などについて,学習指導要領などにも言及しながら,理科の基本的原理を概観し,実践上の諸課題を探求する。特に理科の目標の考え方と典型教材の学習を通して,その教材の典型性やそこに込められている意味を探求する。あわせて,より効果的な授業実現に向けての情報機器の導入,またその活用を図る。

受講生の到達目標

理科教育の目標,内容と方法,及び評価について包括的に解説するとともに,授業理論と指導方法について具体的な事例を通して考察し,理科の授業構成とその実践について必要な基礎的力量を育成する。具体的には「理科教育は何のために行うか」,「理科教育は何をどのように指導するか」,「理科の評価はどのように行うか,それをどう指導に生かすか」をテーマとして解説する。あわせて新学習指導要領の特色を読み解くための力量をも培う。
系統的学びを重視し小学校理科との連携に配慮しながら,以下の5点を到達目標とする。
1.理科教育の目標,また意義を,その歴史的発展過程にもとづいて説明できる。
2.理科の学習指導要領の特徴と,その変遷過程を説明できる。
3.理科教育を構成する内容の特色と,小中高の系統的配列に関して説明できる。
4.理科教育における指導法,また評価について,その意義,および概略が説明できる。
5.理科教育の教材編成上の特徴と実験・観察の意義,および方法が説明できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

教科理科を考える:理科とは何か(1)

教科理科の誕生-明治から昭和・平成へ-

第2回

教科理科を考える:理科とは何か(2)

学習指導要領の変遷-新しい学習指導要領を読み解く-

第3回

教科理科を考える:理科の学び方・教え方

理科特有の学習論と指導論

第4回

教科理科を考える:中・高等学校理科の目標と内容,および課題

米・英の理科教育を事例として

第5回

教科理科の内容と構成:教材としての理科の内容(1)

エネルギー概念を中心として(物理分野)

第6回

教科理科の内容と構成:教材としての理科の内容(2)

粒子概念を中心として(化学分野)

第7回

教科理科の内容と構成:教材としての理科の内容(3)

生命・地球概念を中心として(生物・地学分野)

第8回

教科理科の内容と構成:中・高等学校における実験教材の取り扱い

電気・磁気を事例として

第9回

教科理科の内容と構成:小中高という流れで捉えた理科の内容

内容の系統性と構造化

第10回

理教科理科の内容と構成:科学習における評価(1)

相対評価,絶対評価,観点別評価と評定

第11回

理教科理科の内容と構成:科学習における評価(2)

評価計画とその実際,および演習

第12回

理科の授業をつくる:理科の授業展開と学習指導案(1)

授業の設計図としての学習指導案の形式

第13回

理科の授業をつくる:理科の授業展開と学習指導案(2)

学習指導案と授業実践,授業の見方

第14回

理科の授業をつくる:理科の授業展開と学習指導案(3)

授業実践を左右する学習指導案の書き方(指導案とシナリオ)

第15回

理科の授業をつくる:理科の授業展開と学習指導案(4)

範例授業を通しての振り返り

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCPレベル1~2の場合】
第1回〜第15回まで、感染防止策を講じた上で、対面授業を実施する。
【BCPレベル3〜4の場合】
第1回〜第15回まで、WEB授業を実施する。

授業外学習の指示

 授業は「理科とは何か」、「理科の授業を考える」、「理科の授業をつくる」という3部構成とします。特に、理科の授業作りの前提となる「理科とは何か」、「理科の授業をつくる」では、毎回、授業の終わりに「振り返り課題」を出します。その日の授業のポイントの確認と次回への課題という内容です。この振り返り課題にしたがい、調べ学習、またより深めたい事柄について復習、さらには予習を行います。
 理科とは何か、理科の授業を考えるというテーマについて、2回の小テストを行います。この小テストは毎回課す振り返り課題の確認という位置づけです。
 

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

1.授業づくりの基礎となる概念については、小テストを実施し、その修得・理解状況を確認する。
2.理科の特色を反映した指導案が作れる。
3.指導案に基づいた授業を行うことができる。
4.PDCAサイクルによる指導案の修正ができる。

成績評価方法(備考)

「理科とは何か」、「理科の授業を考える」、そして「理科の授業をつくる」という3部構成について、それぞれのポイントについて評価する。実施可能な指導案作りについては、それまでの知識等を授業作りという場面での活用を含むが故に評価にも大きなウェイトを持つ。
【評価のポイント】
 ① 理科とは何か
 1.理科教育の目標,また意義を,その歴史的発展過程にもとづいて説明できる。
 2.理科の学習指導要領の特徴と,その変遷過程を説明できる。
 ② 理科の授業を考える
 3.理科教育を構成する内容の特色と,小中高の系統的配列に関して説明できる。
 4.理科教育における指導法,また評価について,その意義,および概略が説明できる。
 5.理科教育の教材編成上の特徴と実験・観察の意義,および方法が説明できる。
 ③ 理科の授業をつくる
 6.実施可能な指導案づくり 
【BCPレベル3~4の場合の評価方法】
5課題を提示し、オンライン授業でその解説、および課題への取り組み方を指示する。それに基づいて5課題を提出する。課題への取り組み方、およびオンライン授業の出席回数等で総合的に判断する。 

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
中等理科教育法 山下芳樹 ミネルヴァ書房 978-4-623-09379-3
今日からできる理科授業ICT活用 山下芳樹 講談社 978-4-06-529163-4

教科書(使用頻度、その他補足)

授業では教科書の内容をより深める。教科書による事前学習、および復習が要になる。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
すべての答えは小学校理科にある(電気・磁気編) 山下芳樹 電気書院 9784485300985
物理の学び徹底理解(力学編) 山下芳樹 ミネルヴァ書房 978-4-623-07392-4
物理の学び徹底理解(電磁気編) 山下芳樹 ミネルヴァ書房 978-4-623-07657-4

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/