授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15747:IR18‐ECJ306 社会言語学(R) § 15748:IR-ECR307 社会言語学(R) 2022 春セメスター 木3 国際関係学部 三宅 正隆 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG002号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

社会と言語の関係を考察し、ヒトとはどのような存在であるのかを考える。人が言語を獲得したのは必ずしもコミュニケーションのためにということではなかったかもしれないが、コミュニケーションに使うことによって人の社会、文化はかくも複雑化し、また生物界で力を得た。言語の普遍性とともに多様性にも目を向け、人の社会、文化を言語を通して見る。言語の多様性は、音声言語と視覚言語(手話など)、日本語、英語、中国語といった「言語」の違い、さらに地域方言、社会方言、個人的スタイルの違いといったさまざまなレベルで観察される。このようなことばの多様性が生じる社会的要因や変化について考察する。

なお、「授業形態」については下の「授業実施形態」を参照してください。

受講生の到達目標

コトバの持つ普遍性と多様性を理解し、特にコトバの多様性がどのような社会的要因から生じ、コトバの違いが社会の中でどのように機能しているのかを考えることができるようになる。


事前に履修しておくことが望まれる科目

言語学の入門書などを読んでおくことが望ましい。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1、2

社会言語学とはどのような学問領域か

社会と言語の定義、コミュニケーションの仕組み、自然科学と社会科学、講義の進め方

3

社会言語学:言語と社会

言語行動(発話行為)と機能、方言と標準語、連続性と非連続性 、系統論と類型論

4, 5

手話とろう文化:自然言語としての手話

言語変種、手話、聴覚障がい、ろう文化、自然言語、口語教育と手話

6

言語と社会:社会方言

言語と社会階級(階層)との相関、イギリス、日本における社会的および地域的方言変異との関係 

7

方言と標準語

言語変種、標準語/共通語/国語/公用語、地域方言と社会方言

8

江戸、明治、大正期の言語状況と言語政策、国策

江戸時代の藩校、標準語の制定と言語政策、言語計画、方言政策、ローマ字教育

9

社会と言語:言語評価、意識と言語選択

言語と人種、ラボフのニューヨーク市での調査、言語取り替え

10

言語と民族:英語の拡散

民族と言語変種、BEV/黒人英語、オーストラリア英語

11

新しい言語の誕生

ピジン、クレオール、脱クレオール、クレオール語の文法、普遍的言語能力

12

言語と性

男言葉、女コトバ、「潜在的権威」(covert prestige)と「顕在的権威」 (overt prestige)、ステレオタイプと役割語

13

言語と場面:敬意表現

「言語のレパートリー」(verbal repertoire)、「言語使用域」(register)、「丁寧語」から「仲間意識」

14

言語消滅と言語政策

言語問題とは何か、消滅危機言語、言語の活力と消滅危険度

15

ヒトとはどのような生き物なのか?

言語進化論と文化、社会言語学のまとめ

授業実施形態


【BCPレベルが1もしくは2の場合】
・全授業回数の1/2を超える回数の授業を対面形式で行い、残りの授業回についてはWeb授業を行います。
・担当教員の連絡先は初回授業までにmanaba+Rコース内に記載します。
・初回授業については受講生数が確定していないことからWeb授業を実施します。
・学期の途中にBCPレベルが3以上に変更になった場合は、原則Web 授業を行います(対面授業は実施しません)。
・下記の条件に該当し、対面授業に参加できない学生がいた場合は、対面授業回についてもWebフォローを実施します。該当する学生は、初回授業までを目途に担当教員に申し出てください。

[Webフォロー対象となる条件]
①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い学生
②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い同居家族がいる学生
③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
(※) 呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合

【BCPレベルが3もしくは4の場合の場合】
・原則Web授業を行います。Web授業の形態についてはmanaba+Rのコース内で案内します。
・学期の途中にBCPレベルが2以下に変更になった際は、対面授業を再開する場合があります。

※立命館大学のBCPレベルについては以下URL先の1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策を参照。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679

授業外学習の指示

メディアで取り上げられる言葉に関しての報道に日常的に注意を払うこと。特に、音声言語と手話の併用(同時通訳など)機会について観察してほしい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
60

課題による評価。

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
40

課題による評価。
(特に、日常的に社会と言語との関わりに興味を持ち、問題発見とその分析、考察を行う力を評価する。コミュニケーションペーパー/オンラインによる意見や、質問なども授業参加評価の参考とする)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
プリントを使用する

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
言語と社会 P.トラッドギル著/土田滋訳 岩波書店 4-00-412099-3
世界の言語政策 河原俊昭 くろしお出版 4-87424-258-8
An Introduction to Sociolinguistics Janet Holmes Longman
方言学入門 木部暢子他 三省堂 978-4-385-36393-6
社会言語学概論 中尾•日比谷•服部 くろしお出版 4-87424-135-2
少数言語としての手話 斎藤くるみ 東京大学出版会 978-4-13-083047-8

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html