授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
13035:[2025 秋セメスター]IR18‐ECJ203 国際ジャーナリズム論(R) § 13036:IR-ECR203 国際ジャーナリズム論(R) 2025 秋セメスター 木2 国際関係学部 白戸 圭一 2

キャンパス

衣笠

授業施設

敬学館KG009号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【+R授業について】
9⽉20⽇までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。

 本科目はジャーナリズムの歴史と現状を解説しながら、言論の自由をはじめとする基本的人権、民主主義、平和のためにジャーナリズムが果たす役割について考察する。
 具体的には、ニュースとは何か、ジャーナリズムとは何か、メディアとは何か、ジャーナリズムにおけるSNSの役割をどう考えるかといった基本的な事柄について学習しながら、それらが市民社会でどのような役割を果たしているかについての理解を深めていく。
 最終的には、本講義を受講した学生が情報リテラシーの能力を向上させ、情報の「良き受信者」であると同時に「良き発信者」として社会へ巣立っていくことを目指している。

受講生の到達目標

1.ジャーナリズムが民主主義社会の維持と発展に果たす役割について、体系的に説明できる。
2.第2次大戦後の世界の重要な出来事においてジャーナリズムが果たした役割について説明できる。
3.情報リテラシーの重要性について説明できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

スマホ時代を生きる大学生へ

スマホなしでは生きていけない現代の若者に、最初に伝えておきたいことがある。ジャーナリズム、メディア、ニュースとは何か。事実、真実とは何か。本講義を理解するために必要な基本概念について解説しつつ、国際ジャーナリズム論を学ぶ意義を説明する。

2

ジャーナリズムの歴史① マスメディアとジャーナリズムの起源

マスメディアの存立を技術的に可能にしたのは印刷機の発明である。このセッションでは活字メディアの成立の歴史を学びながら、活字メディアの普及が人間社会に与えた影響について考察する。

3

ジャーナリズムの歴史② 近代マスメディアの成立と発展

19世紀になると、米国を中心に大衆向けの商業ジャーナリズムが飛躍的に発展し、今日のマスメディアの原型が登場する。その歴史を追いつつ、商業ジャーナリズムの問題点を考える。

4

ジャーナリズムの歴史③ 戦争とジャーナリズム

ジャーナリズムは戦争を批判する役割を担う一方で、メディア産業は戦争の報道によって売り上げを伸ばし、時には政府のプロパガンダの道具として戦争に加担してきた。戦争とジャーナリズムの複雑な関係を歴史的に検討する。

5

ジャーナリズムの歴史④ テレポリティクスの時代 

1960年代以降、先進諸国では、テレビが政治に絶大な影響を与える「テレポリティクス」の時代が始まった。このセッションではテレポリティクスの特質や問題点について考察する。   

6

ジャーナリズムの諸問題① 「事実」とは何か? 「真実」とは何か?

マスメディアによる情報の受け手である市民は、一般に報道内容を「真実」として認識してきたが、いま、マスメディアに対する信頼は大きく揺らいでいる。報道は本当に現実の世界を忠実に伝えてきたのか。このセッションでは事例研究を用いて報道におけるステレオタイプや定型の問題を考察し、「事実」と「真実」の意味を考える

7

ジャーナリズムの諸問題② 議題設定者としてのメディア

国際的なニュースの多くは先進国のメディア、とりわけ米英の英語メディアによって取捨選択され、世界に向けて報道される。このセッションでは議題設定者としてのメディアの力に注目し、そこに潜む欧米中心主義などの問題に迫る。

8

ゲストによる講演

ジャーナリズムの世界で長年働いてきたゲスト講師による講演を聞き、現代日本のジャーナリズムが直面する問題について考える。

9

ジャーナリズムの諸問題③ 甲子園の「根性主義」はなぜ続いた?

オリンピック・パラリンピックや野球のメジャーリーグなどスポーツに関する報道は人々の耳目を集めるが、スポーツ・ジャーナリズムは様々な問題を抱えている。スポーツ報道の現場で何が起きているのかを事例に、マスメディアと商業主義の関係を考える。

10

ジャーナリズムの危機① インターネットの衝撃

インターネットの登場と普及はジャーナリズムにとって革命であった。そのインパクトを功罪両面から考える。

11

ジャーナリズムの危機② フェイクニュースと陰謀論の時代

SNSの登場によって、誰もがニュースの編集者・発信者になれる今日、ニセ情報、不正確で誤った情報が流通し、時には悪意ある者によって虚報が意図的に拡散されている。また、世界は何者かによって動かされ、メディアは真実を報じないという「陰謀論」が広まっている。その危険性について民主主義社会の危機という観点から考察する。

12

ジャーナリズムの危機③ 誰がジャーナリズムを殺すのか?

人々の新聞離れ、メディア産業への信頼の低下などによって、ジャーナリズムはその存立基盤の根底を脅かされている。ジャーナリズムが機能しない社会では、何が起きるのか。米国の事例などを題材に考えたい。

13

質問に答える

本コースでは1回目~3回目まで学生から質問を取り続けるので、14回目の授業ではそれらの質問にまとめて回答する。

14

まとめと授業内試験

これまでの授業のポイントを整理したうえで、授業内試験を実施する。

授業実施形態

全ての授業において原則として教室ての対面授業とする。

授業外学習の指示

1.大学の講義を理解するために最低限必要な情報や知識を得るために、 毎日5分間でよいので、一日一回テレビでニュースを見る習慣をつけること。
2. 毎日15分くらいは、ウエブ版でよいので新聞を読む習慣をつけること。
3.講義の際に映写するパワーポイント資料は、原則としてコースツール(manaba+R)上に期間限定でアップロードするので、必要に応じてダウンロードまたはプリントアウトし、自宅や図書館での学習において活用のこと。(原則として印刷したものは配布しない)

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

  

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・授業内試験(14回目の授業)を課す(60%)
・出席(40%)10回以上の欠席は無条件でF評価とする

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
はじめてのニュース・リテラシー 白戸圭一 筑摩書房 978-4-480-68398-4C0200

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

インタラクティブシート,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/