Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
50440:[2025 Spring]Social Enterprises (P) 2025 Spring Tue5 College Of Policy Science KAWAI MASAO 2

Campus

OIC

Class Venue

AS251

Language

Japanese

Course Outline and Method

 本コースのテーマは「社会的企業(ソーシャルエンタープライズ/ソーシャルビジネス)」の基本的な理解(入門)と「ソーシャルビジネス・デザインの実践」です。日本は「課題先進国」とも言われ、諸外国に先んじて人口減少、少子高齢化とそれに伴う生産年齢人口の減少、都市部への人口集中と地域の過疎化が進んでおり、加えてインフラの老朽化や気候変動による自然災害の増加、大型地震の発生、貧困問題・生活困窮等、近年様々な課題が顕在化してきています。
 こうした社会問題への取組みと解決が強く求められている中、事業性を高め、取組みの継続性と財務の持続性につながることが期待される「ビジネス手法」や「事業モデル」を用いた実践が「ソーシャルビジネス」として、また、そのリーダーが社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)として注目を集めています。公共経営の担い手は、これまでも行政だけではなく常に多様であったが、ますます多様化しています。この潮流において、ソーシャルビジネスを含む多様なアプローチを用いて革新的(イノベーティブ)に問題解決にあたる社会組織・社会事業として「社会的企業(ソーシャルエンタープライズ/ソーシャルビジネス)」への関心が高まっています(NPO/NGOや協同組合の一部も含まれる)。さらに、こうした社会的企業の発展は、経済と連帯の関係を再構成していくものとして期待されています。
 そこで、本コースでは社会的企業への理解を深めることに加え、受講生の皆さんが「問題解決の先駆者や実践者」となることをめざして、社会的企業によるソーシャルイノベーションの構想にチャレンジしてほしいと考えている。授業の主な進め方としては、受講生には自らの問題意識に基づいて、社会的課題を調べ、その実態を踏まえ、個人ワークやグループワークを行いながら、解決に向けた事業モデルの構築に取り組んでいくことを予定しています。

Student Attainment Objectives

(1)社会的企業という社会組織の特徴と事例を知り、現代の公共経営における役割に関する理解が明確になる。
(2)ソーシャルビジネスの企画・計画(デザイン)手法を理解し、特定の社会課題に対する実践的な事業計画が描けるようになる。
(3)現代社会に対する自らの問題意識が明確になる。
(4)他者との協同により、複眼的に物事を捉えることの重要性が理解できるようになる。

Recommended Preparatory Course

必須ではないが「非営利組織論」「コミュニティ福祉論」を並行履修もしくは事前/事後に履修することを推奨したい。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

現代社会の社会デザインと担い手、社会的企業やソーシャルビジネスの先端を探る

本コースの目標と流れを共有した上で、現代社会の社会デザインと社会的企業、ソーシャルビジネスの方向性や担い手を考える。
【+R授業】を実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。
オンデマンド型授業で行います。詳細については、manaba+Rにて周知します。

2~4

事例から学ぶ社会的企業の姿

社会的企業の実態と事例、現代社会における社会的企業の社会的役割への具体的な理解を深める。
対面授業を実施します。

5~7

解決すべき社会問題の実態を捉える

現代社会の社会課題・社会問題の現状を把握し、社会的企業の事業モデルの構築に向けて、取組み課題や目標を立てる。
対面授業を実施します。

8

中間振り返り

前半の授業を振り返って、社会的企業の現状と事例、取り組む社会問題について理解と課題意識を深める。
オンデマンド型授業で行います。詳細については、manaba+Rにて周知します。

9~10

解決すべき社会問題の構造を捉える

受講生がグループをつくり、グループワークを通して、社会問題の原因を分析し、仮説を立てる。
対面授業を実施します。

11~12

社会を動かす事業計画をデザインする。

個人ワークとグループワークを組み合わせながら、ビジネス手法や事業モデルを構築を試行し、問題解決策を描く。
対面授業を実施します。

13

ソーシャルビジネス・プランをプレゼンする

個人ワークとグループワークを通して立案したソーシャルビジネスのプランを発表する(※発表方法は授業の進行や受講生との対話により決定する)。
対面授業を実施します。

14

まとめ:社会的企業によるソーシャル・イノベーションへ

社会的企業の価値と「社会を変える」とは、どういうことなのかを考える。
対面授業を実施します。

Class Format

第1回と第8回はオンデマンド授業(2回)、その他の授業回は対面授業(12回)

Recommendations for Private Study

1.普段から新聞記事やニュースに触れ、ボランティア活動やNPO/NGO活動、企業の社会貢献活動(CSR)をはじめ、国際的な政治・経済・社会・文化に関する情報収集も行っておくことによって、社会的企業に対する理解が深まります。
2.授業中に与えられた課題に取り組むこと。
3.本講義は、基礎知識を得るとともにできるだけ受講生の日常生活や大学生活の中での気づきや学び、実践のきっかけづくりを重んじる。できるだけこの講義を通じて、社会課題への関心を高め、社会的企業・ソーシャルビジネスの構想につなげてほしい。

●受講生に期待する学習の進め方
予習内容:
・新聞やニュース等に目を通し、NPOや社会的企業、ソーシャルビジネスに関する情報収集を行うこと。(60分)
・新聞やニュース、ウェブサイトから関連するテーマの活動について調べたりすること。(60分)
復習内容:配布資料や授業で紹介したウェブサイト等を見直し、具体的な活動事例について把握すること。関心をもった活動をさらに調べたりすること。また、社会的企業やソーシャルビジネスをはじめ、多様な社会的課題への取組(ボランティア活動やNPO、CSR等を含む)の種類や内容について確認すること。(120分)

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

・到達目(1)に対応して、期末レポートにより評価する(30%)。
・到達目標(2)(3)に対応して、個人ワークおよびグループワークの成果として発表されるソーシャルビジネスのプランにより評価する。社会性/革新性/事業性を重点的に評価する(40%)。
・到達目標(3)(4)に対応して、毎回、その回の授業内容に関する受講生の学びや問題意識、見解を問う課題を出す。授業内容や意見交換を踏まえつつ、自らの考えが示されているかを評価する(30%)。

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

社会問題の解決には、マクロな視点から構造を捉えて大きなフレームを描くことと、ミクロな視点から一人ひとりの日々の暮らしに接近して個別ケースに関わることとのバランスが求められる。その際、一人の「生活者としての私」から見出される問題意識が重要な軸となる。
毎回しっかり授業に参加し、積極的に臨むこと。できるだけ新聞等にも目を通すこと。そして、講師に質問をしたり、関連する書籍やウェブサイト等を見たりして情報を手に入れ、自分の問題意識への気づきや具体化を意識してほしい。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

指定しない。授業内で適宜資料を配布する。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
闘う社会的企業 藤井敦史・原田晃樹・大高研道編 勁草書房 9784326602513
ソーシャル・エンタープライズ 谷本寛治編 中央経済社 9784621080276
ソーシャル・エンタープライズ 塚本一郎・山岸秀雄編 丸善 9784621080276
福祉NPO・社会的企業の経済社会学 桜井政成 明石書店 9784750352701
社会起業を学ぶ 山本隆・武田丈編 関西学院大学出版会 9784862832597
ソーシャルデザイン実践ガイド 筧裕介 英治出版 9784862761491
ソーシャル・イノベーションが拓く世界 西村仁志編 法律文化社 9784589036278
持続可能な地域のつくり方 筧裕介 英治出版 9784862762511
希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン会議実行委員会 宣伝会議
社会起業家になりたいと思ったら読む本 デービッド・ボーンステイン、スーザン・デイヴィス ダイヤモンド社 9784478015551
ソーシャルデザイン : 社会をつくるグッドアイデア集 グリーンズ編著 朝日出版社 9784255006222
日本をソーシャルデザインする グリーンズ編著 朝日出版社 9784255007137

Reference Books (Frequency of Use, Note)

その他、授業内に適宜紹介する。

Web Pages for Reference

NPO法人edge http://www.edgeweb.jp/
社会的企業研究会 http://sse.jp.net
社会事業家100人インタビュー(Social Business Network) http://socialbusiness-net.com/newcontents01

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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