授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51767:文学と社会(GV) 2024 春セメスター 木2 経営学部,政策科学部,映像学部,総合心理学部 熊谷 昭宏 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC330講義室

授業で利用する言語

 日本語

授業の概要と方法

文学は社会と教育・学校をどう映してきたか―日本近代文学と社会―

 文学作品はフィクションである。しかし、それは、文学作品の内容が現実と無関係であるという意味ではない。文学作品は、書かれた(読まれた)時代の社会や風俗、また、そこに生きた人々の感情を、様々な形で映し出す。
 本講義では、明治時代から現代までの文学作品を中心に、作品の設定や主題、技法等を紹介しつつ、そこに表われている思想や感情、そして社会的な諸事象がどのように描かれているかを解説し、その意義について考察する。
 授業は講義形式(対面授業)で行い、各単元の終了後、授業で学んだことやその応用、質問等をまとめた小レポートの提出(manaba+Rへ)を求める。その中で重要と思われるもの、アドバイスが必要であると思われるものについては、次回の授業冒頭で取り上げ、回答、補足説明を行う。試験の論題は、受講生の理解と関心を考慮して、授業スケジュールの後半で提示する。

受講生の到達目標

①小説作品を中心とした文学作品の読解方法を知ることができる。
②小説作品に投影された時代(発表時や作中時代)の特徴や背景を理解できる。
③明治から現代までの社会・教育(学校)と文学の変遷を把握できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

文学と社会・文学と教育(学校)・授業のルール説明 ※メディア授業(オンデマンドのスライド動画配信で授業)

日本の近現代文学史・近代日本の教育(学校)

第2回

坪内逍遥『当世書生気質』

地方青年の上京・書生のコミュニティ

第3回

田山花袋「悲劇?」

東京遊学への憧れ(1)・明治の小学校教師(1)

第4回

田山花袋「少女病」「蒲団」

女学生という存在・女学生へのまなざし

第5回

田山花袋『田舎教師』

東京遊学への憧れ(2)・明治の小学校教師(2)

第6回

夏目漱石「坊ちゃん」

地方に赴任する教師・明治の私学

第7回

夏目漱石「こころ」①

第一高等学校・東京帝国大学

第8回

夏目漱石「こころ」②

帝大生の教養・帝大卒業生のキャリア

第9回

夏目漱石「こころ」③

明治の学生の恋愛・煩悶する学生たち

第10回

芥川龍之介「秋」

女子大学・東京高等商業学校

第11回

埴原一亟「塵埃」

朝鮮人苦学生

第12回

川端康成「朝雲」①

大正~昭和戦前戦中期の高等女学校

第13回

川端康成「朝雲」②

高等女学校卒業生のキャリア・女学生の文章

第14回

万城目学『鴨川ホルモー』

大学のサークル文化・平成の京大生イメージ

第15回

教育(学校)に注目して文学作品を読むことの重要性と面白さ・期末レポート指導

教育(学校)の変化と文学の変化

授業実施形態

 第 1 回をメディア授業(オンデマンドのスライド動画配信)、第 2 回~15回を対面授業にて実施。

授業外学習の指示

 授業で取り上げる作品を読んでくるのが望ましい。長編の場合でも、作品の雰囲気や表現の特徴を掴むことができる程度の予習を行うと、授業内容の理解がスムーズになる。作品は、各自で購入するか、図書館で借りるなどして読むこと。予習に限っては、『青空文庫』(https://www.aozora.gr.jp/)を利用してもよい(ただし、未公開のものもある)。閲覧が困難な作品については、本文を用意し、提供する。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①平常点 60%
 毎回、授業内容の理解度を確認する小レポート(400字程度)を課し、授業の参加度を勘案する。
②期末レポート 40%
 授業内容について的確に理解できているかどうかを確認するためのレポート試験を課す。

成績評価方法(備考)

 3分の2以上の出席を有効評価の基準とする。欠席、遅刻、早退の多い学生の単位は認めない。期末レポートの提出期限・提出先は厳守すること。また、小レポートおよび期末レポートにおいてカンニング・剽窃・AIの不適切な使用が行われた場合は、評価対象外とする(小レポートの場合、期末レポートの提出を認めない)。

受講および研究に関するアドバイス

 授業で取り上げる作品や指示した参考書を読んでくると、授業内容の理解が深まる。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

 資料を配布する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

 授業で適宜紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html