授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
32579:[2025 秋セメスター]代数学Ⅱ(T1) 2025 秋セメスター 金3 理工学部 加川 貴章 2

キャンパス

BKC

授業施設

フォレストハウス304号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 体の拡大とガロア理論について解説する。5次以上の方程式は、一般的には代数的に解けない。代数的に解ける方程式はどんなものか、ということがガロア理論を用いて解明された。ガロア理論は現在、数論、環論、代数幾何学などの分野で必須の概念として使われており、ガロア理論の基本的なアイディアは現代数学のあらゆる理論のお手本となっている。

受講生の到達目標

ガロア理論とその応用を理解する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

以下のことを理解しているのが望ましい。
・代数学序論I,IIの内容
・代数学I。特に体上の多項式環のイデアルと剰余環について
・数学IVの内容。特にベクトル空間の基底と次元について

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

+R授業対象科目。第1回以前に vod を見ておくこと。詳細はmanaba+Rを参照。
(内容は講義のガイダンスなので、後で見ても構わない。質問がある場合は E-mail をください。アドレスは kagawa@se.ritsumei.ac.jp)

1

ベクトル空間(復習)

ベクトル空間、基底、次元

2

拡大体の基礎概念(1)

体の拡大、拡大次数

3

拡大体の基礎概念(2)

元の添加、単純拡大、代数的な元

4

代数的閉包

代数的拡大、代数的閉体、代数的閉包

5

最小分解体と正規拡大(1)

共役、正規拡大

6

最小分解体と正規拡大(2)

最小分解体

7

分離拡大(1)

標数、分離的多項式

8

分離拡大(2)

分離的拡大、原始元定理

9

ガロア拡大

ガロア拡大、ガロア群

10

ガロア理論の基本定理(1)

固定体、ガロア理論の基本定理

11

ガロア理論の基本定理(2)

ガロア対応、アーベル拡大

12

5次方程式の代数的非可解性(1)

3次方程式、4次方程式、代数的可解性、可解群

13

5次方程式の代数的非可解性(2)

類等式、中心、正規化群、共役類

14

有限体

有限体、アーベル群の基本定理

授業実施形態

講義室で対面講義を行う。

授業外学習の指示

内容は抽象的なので、講義ノートを見ながら具体例を沢山いじることにより慣れ親しむこと。「抽象は反復により具象となる」(読み人知らず)

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

12月に公開する問題を解いて、レポートとして提出すること。なお、レポートは、自力で考えて解いたもの以外は受け付けません。(他人のレポートの丸写し、本の丸写しは一切受け付けません。分からないと思っているかもしれませんが、見れば自力かどうかの見分けは割合簡単に付きます。)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

講義の内容を理解せずに、問題だけを解くという、高校数学の延長のスタイルはお薦めできない。まず講義ノートの復習から始めよ。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

テキストは使用しない。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
可換体論 永田雅宜 裳華房
体とガロア理論 藤崎源二郎 岩波書店
改訂新版ガロア理論 J.ロットマン(関口訳) 丸善出版
ガロア理論講義[増補版] 足立恒雄 日本評論社
代数方程式とガロア理論 中島匠一 共立出版
応用代数講義 金子晃 サイエンス社
ガロア理論 ― その標準的な入門 ― 中野伸 サイエンス社
ガロアの時代ガロアの数学第2部数学編 彌永昌吉 丸善出版
代数学2 環と体とガロア理論 雪江明彦 日本評論社
ガロワ理論(上)(下) コックス(梶原訳) 日本評論社
Algebra M. Artin Prentice Hall 洋書です
代数学2-発展編- 宮西正宜 裳華房
独習ガロア理論 新妻弘 近代科学社
ガロア理論12講 加藤文元 KADOKAWA

参考書(使用頻度、その他補足)

ガロア理論を扱った代数学の本で自分が読みやすいと思ったものを選べばよい。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

その他(教員より別途指示)

備考

講義の補足、演習問題などは http://www.ritsumei.ac.jp/~kagawa/alg2.html に載せるので、時々覗くこと。講義の内容を理解することなく演習問題を解くことはお勧めしない。講義の内容を理解した上で上述のページにある問題を解くことが望ましい。(12月に公開するレポートとこれは別物です。)


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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/