授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12434:[2025 春セメスター]IR18‐AJ109 特殊講義(基礎科目)(RC) § 12435:IR-AR108 特殊講義(基礎科目)(RC) 2025 春セメスター 火4 国際関係学部 中川 涼司 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS305号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【+R授業について】
4⽉1⽇までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。


 東アジア(東南アジアを含む)の企業のビジネスモデルを国別の特徴と職能別の特徴からマトリックス的に明らかにする。
 東アジアの企業のビジネスモデルは、東アジア経済が雁行経済的に発展をしたことをうけ、日本企業のビジネスモデルを原型としてきたとみなされてきた。しかし、それは単純な移転ではなくそれぞれの社会的・経済的背景によって変型をさせられており、また、雁行経済が崩れてきたこともあり、東アジアのビジネスモデルは多様化している。
 本講義はこのような多様化する東アジアのビジネスモデルを多層的に理解することを目的にしている

受講生の到達目標

 多様化している東アジア(東南アジアを含む)のビジネスモデルを国別の社会・経済的背景の中で理解できるようにする。

事前に履修しておくことが望まれる科目

とくになし。並行して、経営学関係や東アジア地域事情に関する科目を重厚していれば理解がいっそう増すと思います。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業の目的と概要。スケジュール、成績評価方法など。
東アジアにおけるビジネスモデル

授業概要、東アジア、ビジネスモデル、韓国、台湾、中国、タイ、ミャンマー、コーポレート・ガバナンス、人事・労務、生産システム、マーケティング、CIO、中小企業

2

韓国:現代における財閥の存在意義

韓国、輸出志向工業化、重化学工業化、財閥、サムスン、現代、ロッテ、SK、LG、オーナー経営者、専門経営者

3

台湾:IT企業群の黒子への専念、そしてそこからの脱皮

台湾、輸出志向工業化、流動性の高い労働市場、新竹工業園区、シリコンバレーとのつながり、OEM、EMS、ファウンドリ、ODM、OBM、TSMC

4

中国:新たな重層構造を読み解く

中国、改革開放、社会主義市場経済、所有制形態、国有企業、集団所有制企業、有限責任会社、株式会社、私営企業、自営業者、香港・マカオ・台湾系企業、外資系企業、工業企業法、老三会、会社法、新三会、郷鎮企業、関係、面子

5

タイ

タイ、輸入代替工業化、輸出志向工業化、外資政策、華人、財閥、ファミリービジネス、CPグループ、タクシングループ、「足るを知る経済」、在タイ日系企業

6

ミャンマー

ミャンマー、ビルマ式社会主義、軍事政権、民政移管、縫製業、多国間繊維取極め(MFA)、外資企業、国内企業、クーデタ

7

コーポレート・ガバナンス:会社機関構造における日韓中の比較

コーポレート・ガバナンス、日本、韓国、中国、株式所有、会社支配、利害関係者、専門経営者、会社機関構造、商法改正、株式相互持合いの減少、機関投資家、社会取締役、韓国監査委員会制度、中国国務院国有資産監督管理委員会、党組織

8

人事・労務

人事・労務、中国、改革開放、労働市場、国有企業、民間企業、外資系企業、人事管理、労使関係、工会
韓国については補論を用意する。韓国、民主化、労働運動、IMF危機と労働市場自由化、学歴偏重と英語力偏重、早期退職

9

生産システムj

生産システム、製品・製造技術、自動車企業

10

マーケティング:東アジア企業のマーケティング戦略

マーケティング、東アジア、マーケティング環境の明確化、対象市場の決定、マーケティングミックスの構築、4P、製品ライフサイクルとマーケティング戦略、社会的マーケティング理念

11

CIO:日本と中国における展開と課題

CIO,情報管理担当役員、MRP、日本、中国、企業情報化、聯想集団(レノボ)

12

中小企業:北東アジアの経済発展での位置づけ

中小企業、中国、韓国、台湾、日本、二重構造、郷鎮企業、産業集積、情報通信関連産業の発展と中小企業

13

補論:シンガポールと香港:ビジネスハブの形成

シンガポール、香港、輸出志向工業化、脱工業化、ビジネスハブ、IPO、金融センター、地域統括本社

14

講義全体のまとめ
最終授業内試験

講義全体のまとめ
最終授業内試験、用語説明

授業実施形態

対面実施。

授業外学習の指示

 おそらく、受講生のほとんどの人は日本以外(留学生は母国)以外の東アジア企業は名前すら聞いたことがないと思う。しかし、受講生の少なくない人は、将来、企業や各種機関に就職して、東アジア企業と付き合う(時に協力相手として、時に競争相手として)ことになる。
 東アジアの企業経営のビジネススタイルは日本と共通点は多いが相違点も少なくない。それはそれぞれの国の国情や文化の差異などから発生する。
 したがって、日本とも共通する企業経営の仕組みをしっかり学ぶとともに、それぞれの国の国情なども理解するように心がけてほしい。
 授業のテキスト以外に、経営学の入門書などを読んでもらいたい。
 また、東アジア各国の事情についても、入門的書物があるほか、外務省やJETROのサイトが分かりやすく説明を行っているので、それらも参照してほしい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業時に回収するコミュニケーションペーパーは原則1回2点。2点×14=28点 (内容による加点あり)
東アジアのビジネスモデルに関するレポート 36点
最終授業内試験 36点

成績評価方法(備考)

東アジアのビジネスモデルに関するレポートは、東アジア各国のビジネスモデルの特徴、ないし、職能・企業形態の東アジアにおける比較に関するレポートで3000字以上。教科書や授業レジュメの要約などは不可。かならず、別の文献などを参照して書くこと。参照文献名の記載は必須。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
現代アジアの企業経営 中川涼司・高久保豊編 ミネルヴァ書房 9784623080786 1923334032006

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
経営学入門 上 第2版 榊原清則 日経BPマーケティング 4532112826 978-4532112820
経営学入門 下 第2版 榊原清則 日経BPマーケティング 4532112834 978-4532112837
東アジアのイノベーション: 企業成長を支え、起業を生む〈エコシステム〉 木村公一朗編 作品社 4861827833 978-4861827839

参考書(使用頻度、その他補足)

授業内で直接使うことはありません。授業外学習用として活用してください。

参考になるwwwページ

外務省 「国・地域」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html

日本貿易振興機構(JETRO)の「国・地域別に見る」のページ   https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2024/c7a51cadb0aa2f48.html


世界銀行(World Bank)のOpen Data (英語サイト)
https://data.worldbank.org/


国連貿易開発会議(UNCTAD) データセンター(英語サイト)
https://unctadstat.unctad.org/datacentre/


 

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

電子メールアドレス rnt20014@ir.ritsumei.ac.jp
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/