授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50915:交通システム論(BB) 2023 秋セメスター 水3 経営学部 石崎 祥之 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN210講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本講義では現代社会の基礎的インフラである交通システムについて、陸・海・空の各モードならびに物流を経営の視点から見てゆくこととしたい。
 講義においては、マス・メディアに取り上げられているような交通に関するトピックを抽出した上で、そのトピックの背景にある問題を掘り下げることで現代の交通システムが抱える問題や課題、そして解決方向を探ってゆくこととする。
 この方針のため、講義で扱うトピックは毎年変更される。また、受講生の希望により、扱う順序や内容に若干の変更が加えられることがあることを了承されたい。
 いずれにしても、以上のような講義を通じて、現代社会において交通システムの果たしている役割の大きさや重要性を再認識してもらうようにしたい。

受講生の到達目標

 日常生活で無意識に利用している交通システムの在り方を経営的視点から見直した場合、そこから現代社会の抱える問題点を理解できるとともに、解決の方向性を探る上で経営学的視点が極めて重要であることを再認識してもらうことを目標としている。
 そのためには、日常報道されるような交通問題に普段から目配りし、自分なりの背景分析や解決方法を考えるなどの能動的受講態度を維持することが必要である。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

暮らしに身近な交通から経営を考える

交通産業の人手不足、シェアエコノミー、宅配クライシス

第2回

コロナが変えた鉄道事業のビジネスモデル

鉄道をめぐる需要構造の変化(定期客の減少)
働き方改革と終電の繰り上げ(困難になる保線作業)
ライフワークバランスが鉄道業に与える影響

第3回

私鉄の「本業」とは何か
 -私鉄運賃がJRより安い理由ー

沿線開発、経営多角化、沿線外への展開

第4回

沿線開発の限界と都市再開発への取り組み

鉄道部門の分社化
重視される不動産部門
沿線を離れた地域での「まちづくり」への取り組み

第5回

京都市営バス運賃値上げから見るみる公共交通の経営難

観光客が増えても赤字が生じる理由
効率化を達成するための情報化への取り組み

第6回

高速バスは安全になったのか

「軽井沢スキーバス事故」の背景にある運転手高齢化、未熟練化
事故を誘発する価格競争
過労運転を防止するための社会的、経済的規制の必要性

第7回

タクシーメーターはなぜ停まっていても作動するのか
 

「カミカゼタクシー」問題が提起したもの(運賃規制による安全の確保)
タクシー運賃値上げの背景
AIの導入による効率化

第8回

タクシーが消える?
ライドシェアによるタクシー市場のカテゴリー変化

情報化の影響
シェア・エコノミーの進展
MaaSへの取り組み

第9回

航空輸送をマーケティングから見れば

「低運賃」を生み出す仕組み
FSCとの違い
レベニュー・マネジメントという発想
低運賃でも安全は確保されるのか

第10回

FSCがLCCに対抗するために

「輸送」という「サービス」を差別化するために
航空運賃の「格差」はなぜ大きいか(ビジネスクラスのある理由)
「武器」としてのマイレージシステム

第11回

LCCと競合する交通機関への影響

遅いのに発展する長距離フェリー
新幹線がLCCに対抗するために
欧州における「飛び恥」と夜行列車の「復活」

第12回

「宅配クライシス」の背景
 -現代生活を支える物流システムー

宅配便の誕生と急成長
宅配便の危機と限界

第13回

コロナによる国際物流の混乱

コンテナ不足と滞貨
運賃10倍でも需要のある航空貨物
生産拠点の集約化がもたらしたもの(全体最適とは何か)

第14回

国際ロジスティクスの展開
 -現代生活を支える国際物流ー

生産拠点の国際的分散配置、国際複合一貫輸送、100円ショップの物流

第15回

交通の未来を切り拓くために

効率と公平の両立
利便性と環境との両立は実現するのか

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

BCPレベル3以上の場合はすべてライブ型によるWEB講義とする。
BCPレベル1及び2の場合には、全面的に対面講義とする。なお、国外からの受講などにより特段の事情が生じた場合には、オンデマンドによるWEB講義を行う場合がある。
初回講義はライブ型でのメディア授業とする。

授業外学習の指示

 原則として毎回、講義にかかわるレジュメを配布するが、それだけで良しとするのではなく、関連する情報などを自ら収集し、分析するような学習をすることで、講義の理解度が高まり、内容がより深く理解されることを期待している。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 100

講義で述べた基本的概念が正しく理解され、適切な用語を使って記述されているかを基準とする。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)

成績評価方法(備考)

定期試験実施が不可能となった場合にはレポート(2~3回程度)による平常点評価によって成績を決定する。

受講および研究に関するアドバイス

 講義にあたっては毎回レジュメを配布し、参考文献などについてはそこに記載することとする。
 なお、WEB講義を行う場合は、レジュメはWEBにて配布されるので、必要な場合は各自でハード・コピーをとること。
 また対面講義で欠席した場合は翌週までに必ず、学びステーションで欠席回のレジュメを受け取っておくこと。1週間後には不要となったレジュメは廃棄される。WEBで配布する場合も、1週間後には消去する。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

インタラクティブシート

備考


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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/