授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
52040:[2025 秋セメスター]統計学 (B) 2025 秋セメスター 水2 法学部,経営学部,産業社会学部,文学部,映像学部,総合心理学部 田中 力 2

キャンパス

OIC

授業施設

AS261セミナールーム

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

教養として統計学の数理的基礎を学ぶ(正規分布を理解する)

統計学は、アンケート調査、マーケティングリサーチ、品質管理、疫学検査など今日の社会において応用範囲が広く、パソコンの普及とも相俟って、そのリテラシーが求められている科目である。
統計学の学習を続けようとすると、仮説検定、分散分析、重回帰等聞き慣れない専門用語が続出するであろう。また、すでに学んだことでも、例えば正規分布を数式で表すと平方根√、円周率π、自然対数の底eが出てくる。
こうした事態に対処する方法として、文社系では「分布の形と標準正規分布表の見方だけわかればよい、相関係数がこれこれの場合は云々」と対処療法的に話を進めるのが一般的だが、それでは分かった気がしないのではないだろうか。
本講義は「教養として」と冠しているので、上記の態度ではよしとせず、数学的にもできるだけ理解を深めるようにしたいと考えている。中学・高校+α(大学教養で学ぶ微積分)の範囲の数学を使いながら、基本的な統計の概念を説明し、統計学の深い理解をはかりたい。
なお、講義は理解することを第一目標にするので、消化不良を起こさない程度に進度を調整する。

受講生の到達目標

統計と統計学の歴史から統計的な物の見方・考え方の発展を、そのときどきの数学を使いながらたどりつつ、統計学をより深く理解することを目標とする。
具体的には、①二項分布から正規分布、②中心極限定理をトピックとして取り上げ、そこで使う数学(三角関数、指数対数関数、微積分、微分方程式、編微分、変数変換、ベクトルと行列)もその都度導入を図りつつ、理解できるようにする。高校数学でいうと、数Ⅲの範囲を含むが、講義で説明するので好奇心を持って取り組んでもらえればと思う。
 

事前に履修しておくことが望まれる科目

基礎統計、経営統計論、経営のための数学Ⅰ・Ⅱ

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

統計学をどう学ぶか、導入問題

復元抽出と非復元抽出

+R授業については、manaba+Rで指示する

2

二項分布 順列・組み合わせの計算

順列nPx、組み合わせnCx、階乗n!

3

二項分布の平均と分散

期待値、分散、Σの計算方法

4

二項分布から正規分布へ(1) 

変数の基準化

5

二項分布から正規分布へ(2)

標準正規分布のグラフ
指数関数、対数関数とその微積分 

6

二項分布から正規分布へ(3)

三角関数、加法定理

7

二項分布から正規分布へ(3

三角関数とその微積分sinx、cosx、tanx

8

二項分布から正規分布へ(4)

合成関数の微分、増減表、
二次導関数と変極点、関数の凹凸

9

二項分布から正規分布へ(5)

微分方程式を解く

10

二項分布から正規分布へ(6)

標準正規分布の係数を求める
変数変換・極座標

11

中心極限定理(1)

多項分布、標本平均

12

中心極限定理(2

目で見る中心極限定理
大数の法則

13

標準正規分布表 

エクセルによる積分数値計算
標準正規分布表の作成

14

正規分布の活用

推定、検定

授業実施形態

・第 1 回〜14回を Web にて実施 zoomによるライブ配信を行う
・全授業回を録画し、授業実施後、録画データを Youtube 上で限定公開し、manaba+R を通じて案内する
 URLはmanaba+Rの掲示板で案内する

授業外学習の指示

配布資料をmanaba+R(新コースツール)にupするので各自チェックしておいてください。
講義の中で新しい概念の導入と解説は行うが、心許ない人は「経営のための数学Ⅰ・Ⅱ」で自分が弱い分野を補うか、高校数学の数I,AII,B,Ⅲの教科書ないし参考書を手に入れてこつこつ勉強することをすすめます。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業で指示する演習課題
詳細はmanaba+Rにレポートとして提示します

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

・「板書」を基本とする。講義資料はmanaba+R(新コースツール)にUPするので、各自ダウンロードして利用すること。
・また、講義の進捗に応じて数回程度、レポート課題を課すので、ノートを取り自分で整理し、練習問題を解くこと。実際に手を動かして計算することが大切なので、ノートと電卓、パソコンは必携のこと。
・遅刻をしないこと。講義の最初の五分ほどのところを聞き逃すと、何をやっているのかさっぱりわからなくなる。録画を後で観ればよいと思うかもしれないが、授業時間が過ぎると、他にやることがあって、なかなか時間が取れなくなるのが現実だ。ライブで行う意味をよく考えてほしい。
・出席登録はmanaba+Rで行う。各回の登録番号は板書で提示する。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用せず、講義資料をmanaba+Rに提示する

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
確率・統計(理工系の数学入門コース7 薩摩順吉 岩波書店 9784000298896 新装版あり
2変数の関数 Sea'n Dineen 学術図書出版社 487361211X 多変数の微積分のとりくみやすい教科書
解析入門 S.ラング 岩波書店 4000051512 微積分の勉強のために
続解析入門 S.ラング 岩波書店 4000051687 多変数の解析の勉強のために

参考書(使用頻度、その他補足)

その他、講義で指示する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/