| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
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| 15938:[2025 春セメスター]学校カリキュラム論(S) | 2025 | 春セメスター | 水3 | 産業社会学部 | 海老瀬 隆博 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
本授業では、「教育課程とは何か」という問いから考える教育原理・教育哲学の視点と、「どのように教育課程をつくるのか」という問いから考える教育実践的な方法論の視点との、双方から教育課程について考察します。また、教育課程のあり方は、学校で日々実践される授業のあり方とは不可分の関係にあり、教育課程論と授業論は同時に併せて考察する必要があると言えます。小学校教育の現場から、教師の優れた授業の実践事例や、新しい教育課程を創設した学校の研究事例を取り上げ、多くの具体的な取組から学ぶことで、「教育課程を創ること」「授業を創ること」を実践できる“教師力”の基礎を培うことを目指したいと思います。
未来を生きる子どもたちに、今、どんな力を育てることが求められているのか。コンピテンシー・ベースのカリキュラムを創るということは、これからの社会が求める“汎用的で包括的な力”の本質を見極め、学校教育で育てる学力(資質・能力)の中身を問い直すことを意味しています。本授業で、教育課程について学ぶことは、「学校が果たす役割とは何か」を改めて考える機会となることでしょう。
教育課程の編成は、公的な枠組みの中で一定の制約もあるためか、学校現場では、ややもすると教師の仕事から離れ、上部組織に委ねてしまう傾向がありました。しかし、これからの学校教育においては、教師一人一人が、子どもと共に学ぶ姿勢を大切にしながら、「教育課程を創ること」に主体的に取り組むことが求められています。教育課程についての多面的で豊かな知見をぜひ身に付けてほしいと思います。
さらに“学力向上と授業改革””幼保小の架け橋プログラム”“新しい教育課程と小中一貫教育“などについても、事例をもとに考察します。教育課程についての理解を深めることが、学校教育における今日的課題を解決する展望につながり、教職をめざす意欲が高まることを期待しています。
【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
受講生の到達目標
〇教育課程の開発や編成が、教師一人一人の重要な仕事になることを理解し、説明ができる。
〇現行の(あるいは次期の)学習指導要領から、これからの学校教育のめざす方向と課題を
読み解くことができる。
〇教育課程と授業との関連を理解し、学校で取り組まれている授業改革について
考察することができる。
〇授業研究は、教師の重要な仕事であることを理解し、これに主体的に取り組もうとする意欲を
高めることができる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1.対面授業 |
〇授業についてのガイダンス
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講師の自己紹介/授業の内容・構成/到達目標と評価/本授業への学生の思い・教員の願いを共有する意義/自らを育てた小学校教育をふり返って/小学校教師という職業 |
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| VOD(+R授業) | 〇授業の進め方(詳細)について |
授業で提供される資料(PDF化したPowerPoint等)/本時の授業ワークシート「ふり返り」欄への記述/授業通信と前時の「ふり返り」/中間レポートとまとめレポートの提出/評価(成績)/予習と復習
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| 2.対面授業 |
〇教育課程の原理
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「教育課程」「カリキュラム(Curriculum)」の概念/経験主義と系統主義/教育の目的と目標/「教育課程を創ること」と「授業を創ること」との関連 |
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| 3.対面授業 |
〇教育課程の歴史
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江戸時代の子どもたちの学び(寺子屋と藩校)/近代社会の学校制度/学校が社会で果たす役割/育成を目指す人の姿と「教育課程」のあり方/人が学ぶことの意義とは |
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| 4.対面授業 |
〇教育課程の法と制度
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「教育課程」における法令の規定/教育基本法と学校教育法/標準授業時数と未履修問題/教科書検定と採択/何を学ぶかを法令で定める意味とは |
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| 5.対面授業 |
〇学習指導要領 〈その1〉
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学習指導要領の意義と内容/法的拘束力/学習指導要領の変遷/社会の変化と教育/教育内容の厳選と「ゆとり教育」/「総合的な学習の時間」と「教育課程」 |
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| 6.対面授業 |
〇学習指導要領〈その2〉
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学習指導要領の今と未来を読み解く/いわゆる「学力」とは何か/育成をめざす資質・能力/社会に開かれた教育課程/カリキュラム・マネジメント/京都市スタンダード(指導計画)の作成と運用 |
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| 7.対面授業 |
〇主体的・対話的で深い学び〈その1〉
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子どもの主体性と教師の指導性/産業基盤社会から知識基盤社会への変化と学校教育/「教師が教える」授業から「子どもが学ぶ授業」への転換/「教えるべきこと」の内容と方法 |
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| 8.対面授業 |
〇主体的・対話的で深い学び〈その2〉
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「教師が説明する社会科授業」からの離脱/単元構想と子どもの問題意識の連続/〈主体的な学び〉と〈対話的な学び〉の連動/〈個別最適な学び〉と〈協働的な学び〉/問題解決的な学習を構成する条件/〈深い学び〉とは何か/個別の事実的知識と汎用性のある概念的知識/調べるスキルと考えるスキル/教科等の見方・考え方 |
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| 9.対面授業 |
〇主体的・対話的で深い学び〈その3〉
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〈深い学び〉を実現する授業デザイン/深い教材研究と豊かな児童理解/「学び合い」と「振り返り」の意義/子どもを見とる力と評価 |
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| 10.対面授業 |
〇学力向上(資質・能力の育成)の取組
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子どもたちに育てるべき「学力」とは何か/全国学力・学習状況調査の意義/学力低下と学力格差/学力向上と学力保障/SES(Socio Economic Status) 家庭の社会経済的背景と子どもの学力/差別や貧困と学力の関連性 |
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| 11.対面授業 |
〇教育課程の内と外・学校教育の内と外
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「見える教育活動」と「見えにくい教育活動」/授業と家庭学習の一体化/反転学習/オンライン学習/自由研究(自由勉強)で子どもに育つ力/ポスト・コロナショックにおける学校教育 |
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| 12.対面授業 |
〇新しい教育課程を求めて〈その1〉
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幼保小の架け橋プログラム/学びや生活の基盤をつくる幼児教育と小学校教育の接続/全ての子どもが質の高い学びに接続できるための取組/小中一貫教育の理念と実際/小中一貫教育の取組/学校統合で創設された小中一貫教育校の教育実践/小学校における教科担任制/京都市教育の実践から |
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| 13.対面授業 |
〇新しい教育課程を求めて〈その2〉
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未来社会を生きる子ども/生活科・総合的な学習の今後のあり方/探究する学びに向けて/カリキュラム編成の階層性とカリキュラム開発/自由進度学習/教育DXとは何か |
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| 14.対面授業 |
〇学校カリキュラム論のまとめ
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これまでの授業の振り返り/まとめ/レポート作成についての説明 …35分間
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授業実施形態
授業外学習の指示
〇授業を通して得た知識(情報)から、新たな問いを見出し、さまざまな方法で調べ、多面的に思考するという、学びのプロセスを重視します。その問いに対する答えを自ら明らかにしようとすることが大切です。本を読んで調べたり人に話を聞いたりして、学びを深めましょう。主体的・対話的に学ぶことで深い学びが実現するというのは、子どもも大人も同じです。
〇学生ボランティア等で学校教育に参画し、子どもたちとのかかわりを通して学ぶという経験を積極的に積まれることを推奨します。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 0 | |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
0 | |
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 〇提出される「授業ワークシート」の記述内容、授業への意欲や態度から総合的に評価する
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成績評価方法(備考)
〇出席は毎回確認する。2/3以上の授業への出席と、その際の「授業ワークシート」等の提出をした受講生のみを評価の対象とする。
〇授業開始前、講師(教員)宛に、理由を含めた欠席の届けを提出した受講生については、manaba+Rのコンテンツ欄にアップされた授業内容のPDF資料を読んで、「授業ワークシート」に記述をし、次回の授業の際に提出することを認める。記述内容に応じて若干の加点をする。
〇10分以上の遅刻は、欠席の扱いとする。(特に考慮すべき事情がある時は除く。その場合は申し出ること)
受講および研究に関するアドバイス
〇授業中に、参考となる書籍等を紹介しますので、ぜひ積極的に読まれることを期待します。
〇学校現場の現状や課題、子どもたちの様子や教師の仕事等について知ることが大切です。学生ボランティアの活動等により、学校教育に参画する機会を積極的に設けることを推奨します。
〇本授業は、教員免許の取得や教職に就くことにつながる授業です。授業に臨む態度や構えについては、それに相応しいものとなるよう、厳に注意するようにしましょう。
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/