授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12522:地理学(LC) § 12523:(教)地理学(GC) 2022 秋セメスター 木4 法学部,産業社会学部,国際関係学部,文学部 安倉 良二 2

キャンパス

衣笠

授業施設

研心館KE302号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本授業では,中学・高校で「地理」を担当するに際して欠かせない地理学的な見方について,自然・人文の双方から検討する。特に地形図の読図を通じた地域変容について取り上げる。「地形を中心とする自然環境」「集落(都市・村落)」「産業」の3つのテーマを中心に,土地利用とその背景にある事象の解説を行う。近年,「地理院地図」ならびに「今昔マップ on the web」などWeb GISと呼ばれるインターネット上の地図アプリが普及し,地形図が身近なものになりつつある。今年度から高校で必修化される「地理総合」ではWeb GISは必須項目になっているのをはじめ,中学校の社会科地理でも身近な地域の教材化が求められている。本授業はそれに対応した内容で進める。
 なお,授業課題(コメント)に対するフィードバックは,次回授業の冒頭で全体的なコメントを述べる形で行う。

受講生の到達目標

1.地理学の基本概念を理解し,説明することができる
2.Web GISのほか,統計,写真などを活用しながら地域問題を空間的な視点から把握する能力を身につけることができる

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

ガイダンスおよび大学入試問題にみる身近な地域の理解

系統地理学,人文地理学,自然地理学,地誌学,地域調査,地形図,統計

2

地球と時差-図法をまじえて-

世界地図,地球儀,地図投影法,緯度,経度,時差

3

地形図読図の基礎

地形図,一般図,地理院地図,今昔マップ on the web,戦時改描

4

沖積平野の地形と土地利用

沖積平野,扇状地,氾濫原,三角州,後背湿地,自然堤防

5

洪積台地・河岸段丘の地形と土地利用

洪積台地,河岸段丘,谷田,段丘面,段丘崖

6

海岸地形

リアス式海岸,海岸平野,漁村,海岸段丘

7

離島の地形-サンゴ礁と火山を中心に-

離島,サンゴ礁,火山,隔絶性

8

集落の歴史(1)-農村-

条里集落,環濠集落,新田開発,散村

9

集落の歴史(2)-都市-

城下町,宿場町,門前町

10

地形図からみた産業遺跡

塩田,炭鉱,エネルギー革命

11

地形図からみた工業立地(1)-立地論の概要と労働力および市場指向型工業-

アルフレッド・ウェーバー,工業立地論,自動車産業,ビール工業

12

地形図からみた工業立地(2)-原料および臨海指向型工業-

セメント工業,石灰石,鉄鋼業,鉄鉱石,臨海工業地域,輸入原料

13

地形図からみた立命館のキャンパス周辺の変容(1)-草津市-

草津川,天井川,工場立地,BKC(びわこくさつキャンパス)

14

地形図からみた立命館のキャンパス周辺の変容(2)-茨木市とその周辺-

工場跡地の再開発,スマートシティ,千里万博公園,彩都

15

ため池の分布と大都市近郊における都市化の展開

ため池,ハザードマップ,都市化,土地利用変化

授業実施形態

【BCPレベル1~2】
(受講登録者数次第)
第1週目、第2週目はメディア授業で実施します。
受講登録者数が教室定員以下の場合は、第3週目から対面授業を実施します。
受講登録者数が教室定員を超えた場合は、第3週目以降もメディア授業を継続します。ただし、グループ分け等の方法により対面授業を実施する場合もあります。
第3週目以降の授業実施形態は、本登録期間終了後にmanaba+Rで通知します。

【BCPレベル3~4】
(メディア授業)
メディア授業で実施します。

授業外学習の指示

 授業で取り上げた地域の地形図について,「今昔マップ on the web」あるいは「地理院地図」のサイトを通じて復習すること。とりわけ,「今昔マップ on the web」は空中写真との併用や「Googleストリートビュー」とのリンクが可能であるために,オンラインで地形図の内容を掘り下げることができる。また,「地理院地図」も自らで等高線の着色ができる機能があるなど,従来の紙媒体ではできない地形図学習が可能なツールがある。これらのWeb GISに慣れることは,今年から高校で必修化される「地理総合」でGISの活用が求められる中で大いに役立つはずである。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

 

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

1.毎回の授業参加に関わる平常点(30%)
 対面授業の場合は終了時に書いてもらうコメントペーパー,メディア授業の場合は,mamaba上に示した課題(期限は1週間を予定)の提出による。
2.期末試験に替わるレポート(70%)
 授業内容をふまえ,地形図読図に関する基礎的な事項はもとより,中学・高校の地理教育での地形図活用の意義にも踏み込んだ論述を求める。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 「今昔マップ on the web」「Googleストリートビュー」「地理院地図」などのWeb GISの出現は,従来の紙媒体の地形図に比べて地形図の敷居を低くすることができた。その中で,本授業で読図を学ぶと共に,それを補う資料も読み解くことで地理的な見方を養うことができれば幸いである。本授業の内容は,今年から高校で導入される「地理総合」「地理探究」や,すでに中学校の地理で導入されている身近な地域の学習においても有益であると考える。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特定の教科書は使用しない。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

特定の参考書は利用しない。スライドで使う図表の引用文献として随時紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html