授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15850:[2025 春セメスター]エスニシティ論(S) 2025 春セメスター 火1 産業社会学部 増渕 あさ子 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG403号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

[授業の概要]
エスニシティは人種概念とともに、近代社会において、ジェンダーやセクシュアリティ、階級、国籍、世代、アビリティなどのカテゴリーと交差して、人びとの生き方を規定・抑圧する一方で、人と人を結びつけてきた社会構成原理である。本授業では、エスニシティとそれに関連する概念(人種、民族、ネイションなど)の意味を、それが成立してきた歴史的背景とともに学ぶ。また、日本とアメリカ社会を中心に、各地における具体的事例を紹介しながら、現代社会が抱える人種・エスニシティをめぐる諸問題を考察し、議論するための視座・方法を身につける。

[授業の方法]
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

1. エスニシティとそれに関連する概念に関する基礎的理論と歴史学的背景知識を身につけ、現代社会を取り巻く諸問題を考察し、議論できるようになる。
2. エスニシティに関するこれまでの国内外の研究動向を説明できる。
3. 身近な地域社会で起きている事象を、エスニシティや人種主義の観点から分析し、グローバル社会につながる問題として説明できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

ジェンダーや社会経済的階層、教育の不平等や労働問題についての内容を扱う授業

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回<対面授業>

イントロダクション

授業の進め方、課題説明

第2回<対面授業>

エスニシティと関連する概念、ジェンダー・階級との交差性

キーワード:人種、ネーション、民族、インターセクショナリティ

第3回<対面授業>

人種主義の歴史 

キーワード:白人至上主義、反セム主義、排外主義、科学的人種主義

第4回<対面授業>

アメリカ① アメリカ建国と海外領土拡大を人種主義の観点から考える

キーワード:入植者植民地主義、帝国主義 

第5回<対面授業>

アメリカ② 日系/沖縄系移民の経験から考える

キーワード:モデル・マイノリティ、排除と同化、リドレス運動、強制収容

第6回<対面授業>

アメリカ③ 反差別運動の歴史と現在 ― 公民権運動からBLM運動まで― 

キーワード:構造的差別、アファーマティブ・アクション

第7回<対面授業>

カナダ 多文化主義政策の成立過程・現状・問題点

第8回<対面授業>

日本① 近代資本主義国家の成立と「周辺」の創出 ―アイヌ、沖縄、被差別部落―

キーワード:内国植民地主義、近代化論

第9回<対面授業>

日本② 帝国拡大と人種主義―朝鮮、台湾、満州における「エスニシティ」

第10回<対面授業>

日本③ 冷戦と「非日本人」の創出 ―「在日」と沖縄―

キーワード:サンフランシスコ体制、冷戦、出入国管理体制

第11回<対面授業>

日本④ 難民・外国人技能実習生

キーワード: 移民労働、出入国在留管理

第12回<対面授業>

反差別・反レイシズムへのグローバルな連帯に向けて  

キーワード:ヘイト・クライム、反レイシズム

第13回<対面授業>

ゲスト・スピーカーによる講義

第14回<対面授業>

議論のまとめ

授業実施形態

第1~14回対面で実施する。
【+R授業】は第1回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

授業の内容に関連するニュースなどに積極的に触れ、その背景について考えてみるようにしてください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 40

授業内容の理解を問う筆記試験を行う

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

※※※2023年度よりレポート試験は廃止されています。期末レポート等を実施される場合には、「平常点評価」欄に「期末レポート」としてご入稿ください※※※

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
60

毎週の講義終了後に授業内容や配布資料を踏まえた小テスト、もしくは、質問・感想などのコメントシートを提出してもらいます。9回以上提出することが成績評価の前提です。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

本授業で扱う「エスニシティ」はあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、自身のアイデンティティを構成する重要要素であるとともに、特定のエスニック・マイノリティへのヘイトスピーチから世界各地で進行する紛争原因まで、身の回りの様々な事象と深く関連する概念です。日々、国内外で起きていることにアンテナを張り巡らせて、「エスニシティ」という観点から検討する批判的思考力と想像力を養っていきましょう。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
日本の人種主義―トランスナショナルな視点からの入門書 河合優子 青弓社 9784787235190
レイシズム・スタディーズ序説 鵜飼哲、酒井直樹、テッサ・モーリス=スズキ、李孝徳 以文社 ‎9784753103041
人種主義の歴史 平野千果子 岩波書店 9784004319306
アメリカ多文化社会論〔新版〕―「多からなる一」の系譜と現在 南川文里 法律文化社 9784589042064

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

https://csalateral.org/ccrrrc/east-asia/

英語のWebページですが、レイシズムに関する東アジアの状況を知るためのプラットフォームです。関連する文献や、動画も掲載されているので、ぜひ目を通してみてください。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

ゲストスピーカーによる講義を1回予定していますが、日程を含め、詳細は未定です。決まったらお知らせします。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/