授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
17730:ジェンダーとダイバーシティ (GD) § 17731:ジェンダー論(GD) 2023 秋セメスター 月3 法学部,産業社会学部,文学部,映像学部 筒井 淳也 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG402号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【科目「ジェンダーとダイバーシティ」全体の概要】多様性(ダイバーシティ)は本来社会を豊かにする。しかし現実には、人間が人間らしく生きることにかかわる様々な差別、偏見、格差などの社会問題がある。それらを理解するために平等、人権、正義という考え方が重要となる。開かれた関係づくりをめざすジェンダーの視点など、他者を尊重する考え方を身につけ、多様な個々人の相互理解の実現を妨げている社会の現状とそれらを解決する道筋(思想、制度、行動)について具体的に学ぶ。社会における自分の立場をも重ねて思考し、自由で公正な社会を構想する。

私たちが生きる現代社会では、働き方、性・ジェンダー、家族、民族など、いろんな側面で多様かつ異質な人々や考え方と共存することが、日本社会のみならず世界的にも課題になっている。しかし多くの場合、私たちは「標準」「ふつう」の引力に縛られ、異質な人々や価値観、ライフスタイルについて乏しい知識しか持ち合わせておらず、このことがステレオタイプや対立を引き起こすひとつの要因となっている。本授業では、多様性について考える際に踏まえておくべき知識や考え方、基本的なデータについて、主に社会学的な観点から説明する。

本講義は講義形式で行い、課題の提示並びにフィードバックは基本的にmanaba+Rを通じて行う。授業は基本的に対面で行うが、一部メディア授業(ライブ配信)とオンデマンド配信も利用する。オンデマンドの場合、配信と同日にコメントをmanaba+R上で受け付ける。

受講生の到達目標

【科目「ジェンダーとダイバーシティ」全体の到達目標】1. 日常的な生活をとおして平等、人権、正義に反する社会問題を考える。2. ジェンダーの視点など、多様性(ダイバーシティ)を尊重するとはどういうことかについて理解する。3. 社会における自分の在りようを考え、具体的行動に結びつけることができるようになる。

異質・多様な人々や考え方に直面したときに、何をどのように考えるべきなのか、学術的な知識を踏まえて一定の留保をもって判断できるようになることが目標である。大学的な教養の一環として、異質な存在への寛容さを身につけること、すでに身近になっている多様なライフコース(就職のあり方、家族の持ち方、人生に求める価値観など)の背景になにがあるのかを、一定のエビデンスをもとに理解しつつ、多様性について考える力を身につける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特にないが、社会学、ジェンダー論、家族法などの知識があれば授業の理解がスムーズになる可能性がある。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1<オンラインライブ>

多様性についてどう考えるか(1)

多様性、格差、論点、自己責任、パターナリズム

2<対面>

多様性についてどう考えるか(2)

ジェンダー差、多様性への配慮

3<対面>

働き方と多様性(1)

仕事と家庭の両立、ソーシャル・ダンピング

4<対面>

働き方と多様性(2)

日本的雇用、ジョブ型雇用、男女雇用機会均等法、非正規雇用

5<オンラインライブ>

働き方と多様性(3)

多様な働き方、フリーランス、副業、外国人労働者

6<対面>

性と多様性(1)

性愛、排他性、性的指向、性自認

7<対面>

性と多様性(2)

ジェンダー統計、違いと差別

8<対面>

性と多様性(3)

フェミニズム、アンコンシャス・バイアス

9<対面>

家族と多様性(1)

家族に関する法律、家族の変化

10<オンラインライブ>

家族と多様性(2)

結婚タイミング、配偶者選択、同類婚

11<対面>

家族と多様性(3)

里親・養子縁組、シェア・同棲・事実婚、同性婚、選択的夫婦別姓

12<対面>

民族と多様性

国民国家、ナショナリズム、移民、同化、排他主義、

13<オンデマンド>

公平性と多様性

スポーツにおける公平性、エイジズム、ルッキズム

14<オンデマンド>

多様性と哲学

正義、公共哲学、リベラリズム

15<対面>

多様性とはなにか:再訪

論点、寛容性、政治

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

第1回授業は、新型コロナの感染状況にかかわらず、オンラインで行う。残りの授業は、授業スケジュールに沿った実施方法をとる。BCPレベルが1の場合も、上述の方針になる。BCPレベルが3〜4の場合、その期間内の授業は原則メディア授業になる。

授業外学習の指示

授業後にmanaba+Rに掲載する該当回の講義資料を読むことを必須とする。また、授業内で指示する課題について、期間内にmanaba+R上のレポートとして提出を要求することがある。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業内外に提出する自由記述アンケート、小レポート、簡単な確認テスト(いずれもmanaba+Rで実施)で評価を行う。

自由記述アンケートについては、ほぼ毎回出欠を兼ねて行う。回答内容が著しく指示を外れるなどの場合、欠席扱いとなる。

小レポートはオンデマンド講義にあわせて実施する。分量や〆切が規定から大きく外れる・遅れるなどした場合、減点対象になる。

確認テストは、毎回授業後にmanabaで配布する復習用の講義資料の内容を理解しているかどうかをチェックするために、数回を行う。著しく理解度に欠ける場合には減点対象となる。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

常に関連する報道に興味を持ち、広い視野と留保の態度をもって理解するように心がけよう。授業中にコメントを求められることがあるが、平常点の一部として組み入れることもあるので、しっかりと考えが述べられるように受講してほしい。また、本講義は「教養科目」だが、決して「入門科目」というわけではない。難しい論点も入ってくるので、しっかりついてきてほしい。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
はじめてのジェンダー論 加藤秀一 有斐閣 4641150397
社会学入門 筒井淳也・前田泰樹 有斐閣 464115046X

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

この科目は、教養教育における6つの科目群のうち、「立命館科目」に位置付けられています。詳しくは、http://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/course/course-r.html/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/