授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12723:東アジアを知るための読解と表現 (D1) 2021 秋セメスター 金3 文学部 鷹取 祐司 2

キャンパス

衣笠

授業施設

敬学館KG011号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本授業では、1.東アジアの思想や文学、歴史や社会、あるいは文化に関する「課題論文」の読解と「書評レポート」の作成、2.リサーチプレゼンのグループワークと「成果レポート」の作成を通じて、東アジアの人文学を学ぶための読解と表現の方法・技術を修得する。
 本授業は、演習形式で実施する。具体的には、以下の5項目の学びを通して行われる。
(1)「課題論文」の内容紹介および評価・意義についてのグループ発表を行う。
(2)発表を担当する受講生以外は、「コメントペーパー」を作成する。その上で、「コメントペーパー」を利用した討論を行う。
(3)「課題論文」の内容より、関心のあるテーマについて、グループで文献を検索し紹介する(リサーチプレゼン)。
(4)まとめとして、「課題論文」に対する「書評レポート」および、リサーチプレゼンの「成果レポート」を作成する。
(5)「書評レポート」および「成果レポート」については、後日、担当教員より直接、あるいはmanaba+Rを通じて講評する。

【授業方法】演習形式
【質問・課題等へのフィードバック方法】授業内、manaba+R

受講生の到達目標

(1)東アジアの人文学に関する学術論文を精読することができる。具体的には、1.学術論文の構成、2.問題意識、3.取り上げられた史資料の性質、4.論旨の展開、5、著者の主張および結論について、正確に読み解くことができる。
(2)学術論文の内容およびその意義について、他者にわかりやすく説明することができる。また、その説明の方法について、工夫を凝らすことができる。
(3)上項の学びを通じて、論文を批評する文章を執筆できる。
(4)複数の課題論文の内容・特徴を比較対照することで、東アジアの諸問題について、多様な視点からとらえることができる。
(5)東アジアの人文学に関する多様な研究テーマを知り、学問的な興味関心の幅を広げることで、2回生以降の学習計画や研究目標を立てることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

「研究入門Ⅰ」・「東アジア研究入門講義」

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

東アジアを知るための読解と表現が目指すもの

授業の進め方・学術論文を読むとは・担当論文のグループ分け。

第2回

表現・発表の手法と特徴(教員プレゼンテーション)

学術論文の内容をいかに伝えるか。

第3回-第4回

課題論文-1

(1)「課題論文」の内容と評価・意義についてのグループ発表。
(2)「コメントペーパー」の作成と討論、教員による講評。
(3)「書評レポート」の作成と教員による講評。

第5回-第6回

課題論文-2

(1)「課題論文」の内容と評価・意義についてのグループ発表。
(2)「コメントペーパー」の作成と討論、教員による講評。
(3)「書評レポート」の作成と教員による講評。

第7回-第8回

課題論文-3

(1)「課題論文」の内容と評価・意義についてのグループ発表。
(2)「コメントペーパー」の作成と討論、教員による講評。
(3)「書評レポート」の作成と教員による講評。

第9回-第10回

課題論文-4

(1)「課題論文」の内容と評価・意義についてのグループ発表。
(2)「コメントペーパー」の作成と討論、教員による講評。
(3)「書評レポート」の作成と教員による講評。

第11回

リサーチプレゼンのための準備ワーク

図書館やデータベースを利用した文献の調査・収集の実践。

第12-14回

リサーチプレゼン(第1回~第3回)

(1)第3回から第10回までの内容をふまえて自主的に調査したテーマに基づくグループ発表。
(2)「コメントペーパー」の作成と討論、教員による講評。

第15回

リサーチプレゼン(第4回)
各論文を通じて見えてくる「東アジア」とは

読解力と表現力の向上にむけて。

授業実施形態

【BCPレベル1~2】
(対面授業)
対面授業で実施します。ただし、一部の授業回をWEB授業で実施することがあります。

【BCPレベル3~4】
(WEB授業)
WEB授業で実施します。一部、実習・フィールドワーク科目については、科目特性上、対面授業で実施する場合もあります。該当授業については個別にmanaba+R等で通知します。

授業外学習の指示

(1)各「課題論文」および「<課題>と<問い>」を精読し、<問い>についての解答を用意しておくこと。
(2)すべての「課題論文」についての討論を終えた後に、「書評レポート」を執筆すること。
(3)リサーチプレゼンでは、グループで課題論文より関心のあるテーマについて文献の検索・紹介の準備をすること。
(4)リサーチプレゼンを終えた後に、「成果レポート」を執筆すること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

評価基準は以下のとおり。
(1)発表(内容、レジュメやパワーポイントの作り方、説明の仕方):40%
(2)授業へのかかわり方(討論・「コメントペーパー」):40%
(3)「書評レポート」・「成果レポート」の内容:20%

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

課題論文(計4篇)は、manaba+Rの「コンテンツ」に掲示する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html