Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
15846:[2025 Fall]Social Thought (S) 2025 Fall Tue3 College Of Social Sciences HIGURASHI MASAO 2

Campus

KIC

Class Venue

IGAKUKAN IG302

Language

日本語

Course Outline and Method

【授業の概要】
 この授業では、現代社会における承認の問題を扱います。承認は、「認め/認められること」です。これには多様な次元が考えられます。例えば、家族として認めること、市民として認めること、社員として、グループ・メンバーとして認めること、等です。 そのような時、私たちは、認められることばかり求めて、他者を認めることを忘れていないでしょうか。
 授業では、まず承認論の思想を紹介します。そこでは、ドイツの哲学者ヘーゲル、フランクフルト学派の思想家ホネットを取り上げます。その後、マズローの承認の五段階説を取り上げます。
 現代社会では、承認は、特にインスタグラム等のSNSと関連付けられています。SNSにおける承認がはらむ問題について取り上げます。
 日本における承認論は、西欧の承認論と比べて受動的・感情的・集団的であるという特徴があります。つまり、日本では承認が、ひたすら他者から感情的に受けれられる受動的な問題として考えられます。これと、西欧的な能動的で・個人主義的な承認のあり方を比較します。その際、斎藤環・太田肇・藤野寛・暉峻淑子の理論を取り上げます。

Student Attainment Objectives

・思想を現実と遊離したものとしてではなく、時代・社会の表現として理解していく力を身につける

・今日の私たちの生活と関係している基本的な思想を押さえていく

Recommended Preparatory Course

社会思想史

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

オリエンテーションーー承認とは何か

承認

2~3

A.ホネットの承認論

永井他編『批判的社会理論の今日的可能性』晃洋書房、2022年。

4~7

承認とSNS①

正木大貴,2018,「承認欲求についての心理学的考察」

8

承認とSNS②

天野彬『SNS変遷史』イースト新書、2019年。

9~11

日本の承認論①斎藤環

斎藤環『承認をめぐる病』日本評論社、2013年。

12

日本の承認論②太田肇

太田肇『承認欲求』東洋経済新報社、2007年。

13

日本の承認論③藤野寛

藤野寛『「承認」の哲学』青土社、2016年。

14

まとめと今後の展望

承認とどう付き合うか

Class Format

最初の6回をオンデマンドで行います。その後、対面の授業とします。
【+R授業】は第14回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

Recommendations for Private Study

テキストを、セメスター中にノートを取りながら精読すること。期末レポートではそれを問う出題をする。
レポートに役立ちうるように、ふだんから身近な社会現象の具体例に注目し、資料等を集めておくこと。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 100

定期試験中に授業の理解を問う試験を行う。

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

スケジュールは、大雑把な流れ程度に考えておいて欲しい(すべての思想家を取りあげることはできないので、受講生の関心・意欲・理解等を考慮に入れながら展開したい)。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

Other Comments

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