授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
53324:ジェンダーとダイバーシティ (GV) § 53325:ジェンダー論(GV) § 53326:VB特殊講義(ジェンダー学)(P1) 2023 秋セメスター 金1 経営学部,政策科学部,総合心理学部 影本 剛 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC230講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 多様性(ダイバーシティ)は社会を豊かにするものです。しかし現実には、人間が人間らしく生きることにかかわる様々な差別、偏見、格差などの社会問題があります。それらを理解するために平等、人権、正義という考え方が必要となります。本授業では、開かれた関係づくりをめざすジェンダーの視点など、他者を尊重する考え方を身につけ(それは同時に自己を尊重する考え方を身につけることでもある)、多様な個々人の相互理解の実現を妨げている社会の現状とそれらを解決する道筋(思想、制度、行動)について具体的に学びます。そして社会における自分の立場を重ねて思考し、受講生とともに自由で公正な社会を構想するための条件を問うていきます。
 受講生がジェンダーとダイバーシティの観点を身につけるためには、単に「社会問題」としてではなく、自らの日常生活内部との結びつきを発見していく練習が必要です。本授業は、講師の専門分野である人文学と朝鮮半島研究の知見から、ジェンダーとダイバーシティの具体的事例をとりあげ、受講生とともに考える形式で、その練習を行いたい。

受講生の到達目標

1.日常的な生活をとおして、日常的な生活の内外に存在する平等、人権、正義に反する社会問題を考える。
2.ジェンダーの視点など、多様性(ダイバーシティ)を尊重するとはどういうことかについて理解し、その社会的意味を説明できる。
3.社会における自分の在りようを考え、具体的行動に結びつけることができるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション

メディア授業(オンデマンド)
授業の目標、概念の説明、各回の概要、成績評価について。

2

マイノリティとマジョリティ(1)

マイノリティは「弱者」ではないし、「マイノリティ問題」ではなく「マジョリティ問題」があるという点について。金時鐘『猪飼野詩集』を読む。

3

マイノリティとマジョリティ(2)

2週目の続き。

4

外国人(1)

人種主義、難民。

5

外国人(2)

在日外国人、結婚移住者、外国人労働者(国境と階級)。

6

障害と病(1)

施設、収容所、スティグマ。

7

障害と病(2)

移動の権利。

8

女性嫌悪

韓国と日本の諸事例を通して。

9

男性性(1)

「男らしさ」「女らしさ」「わきまえる」「女子力」を主体化することを問う。

10

男性性(2)

軍隊と兵役問題。

11

コロナウイルスと社会

女性、障害者、外国人にとってコロナウイルスのもたらした社会変化はどのように作用しているかを問う。

12

フェミニズムが切り開いたもの(1)

障害とフェミニズム。

13

フェミニズムが切り開いたもの(2)

外国人・難民とフェミニズム。

14

まとめ(1)

迷惑をかけない者は存在しうるのか?を考える。

15

まとめ(2)

授業で提起された議論を消化する。

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCPレベル1~2の場合】
・対面授業で実施します。
・国の水際対策等により開講日まで入国できていない留学生や、健康面で既往症や基礎疾患等により対面授業に出席できない方のために、全ての対面授業においてzoomによる同時配信を行います。(該当する学生は1回目の授業で申し出てください。利用には事前の申請と教員の許可が必要です。)
 ・1回目の授業及び対面授業同時配信用のzoom情報の詳細については、manaba+Rでお知らせします。
     
【BCPレベル3~4の場合】
・すべての授業をメディア授業(Zoom)で実施します。
・授業方法の詳細は、manaba+Rでお知らせします。

授業外学習の指示

毎回の授業でリアクション・ペーパーの提出を求めます。学生の疑問点、違和感を授業で共有し、授業をより具体的に進めていくためです。この課題は、ジェンダーとダイバーシティに関わる諸問題に対して、具体的かつ個人的な意見を求めるものであるために、普段からこの問題のみならず、あらゆる社会問題・現象について、自分の問題として考えることができるように練習を重ねてください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

1. 授業参加50%。
2. 期末レポート50%

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

授業中の討論はできるだけ自由な討論を保障しますが、ヘイト表現や、差別的発言などには厳しく対応します。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

なし。レジュメ配布。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
猪飼野詩集 金時鐘 岩波書店 9784006022327
暴力の哲学 酒井隆史 河出書房新社 9784309414317
人、場所、歓待 金賢京 青土社 9784791772759
良い死/唯の生 立岩真也 筑摩書房 9784480511560
障害者差別を問いなおす 荒井裕樹 筑摩書房 9784480073013
荷を引く獣たち スナウラ・テイラー 洛北出版 9784903127309
被害と加害のフェミニズム クォンキム・ヒョンヨン編 解放出版社 9784759268096
不穏なるものたちの存在論 李珍景 インパクト出版会 9784755402531
日本のポストフェミニズム 菊地夏野 大月書店 9784272350452
差別はたいてい悪意のない人がする キム・ジヘ 大月書店 9784272331031
真のダイバーシティをめざして ダイアン・J. グッドマン 上智大学出版 9784324101162

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

この科目は、教養教育における6つの科目群のうち、「立命館科目」に位置付けられています。詳しくは、http://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/course/course-r.html/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/