Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
52028:[2025 Fall]Life Sciences and Ethics (GV) 2025 Fall Wed5 College Of Business Administration,College Of Policy Science,College of Image Arts and Sciences,College of Comprehensive Psychology,College of Information Science and Engineering KAWABATA MIKI 2

Campus

OIC

Class Venue

AC230

Language

Japanese

Course Outline and Method

人間の生死に関わる問題は、新しい医療技術の導入のたびに、倫理的、社会的、法的な問題が生じています。現代社会はこうした生命科学や生死に関わる科学技術をどのようにとらえ、どのように関わってきているのでしょうか。この授業では、生と死のテクノロジーに着目して、現代社会の日々の日常のなかで営まれている複雑な生と社会のありようについて再考しようとするものです。
この講義では、毎回の授業でみなさんにコミュニケーションペーパーを書いてもらいます。各テーマにそって毎回フィードバックを行い、学生と教員との双方向授業、さらに学生間のマルチ方向の交流を行います。

今回の授業の進め方については授業実施形態を必ず確認してください。
この講義では理解を深めるために、なるべく映像資料の使用をしたいと思っています。また特定のテーマに詳しいゲストスピーカー講演の機会も持つ予定です。この点についても初回で説明します。
場合によっては、シラバスにある映像資料とは別のもので講義を行うこともあり得ます。

Student Attainment Objectives

①生命科学に関する倫理的問題を理解し、自分の言葉で説明できるようになる。
②生命科学や科学技術の意義や問題を社会的な関連の中で捉える。
③生命科学をめぐる様々な倫理的問題について、自ら課題を発見・設定する。
④受講生間で協働しながら、自発的に課題解決に取り組む姿勢を身につけることを目指す。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
第1回

イントロダクション

授業の進め方、目的、内容、評価、注意点について解説する。

第2回

エンハンスメントの課題(1)

身体改造における問題や社会的背景について考える。

第3回

エンハンスメントの課題(2)

『ガタカ』を鑑賞し、問題点を挙げる。

第4回

エンハンスメントの課題(3)【+R授業】

『ガタカ』を鑑賞し、身体改造の問題について考える。

第5回

エンハンスメントの課題(4)

遺伝の問題や遺伝子治療・ゲノム編集技術について知る。

第6回

エンハンスメントの課題(5)

身体や遺伝に対する欲望の背景について、ゲストスピーカーの講演から、考察を深める。

第7回

生殖をめぐる科学と倫理(1)

現代の生殖技術の問題と背景について解説する。

第8回

生殖をめぐる科学と倫理(2)

中絶の技術や歴史背景や事件、議論から、問題を抽出する。

第9回

生殖をめぐる科学と倫理(3)

卵子提供、精子提供など第三者がかかわる生殖医療の歴史と問題を考える。

第10回

生殖をめぐる科学と倫理(4)

代理母など第三者がかかわる生殖医療の歴史と問題を考える。

第11回

社会と生命科学(1)

障害と生命科学・医療技術について生存学の観点を取り入れながら、考える。

第12回

社会と生命科学(2)

ジェンダーと生命科学・医療技術について生存学の観点を取り入れながら、考える。

第13回

生殖をめぐる倫理と社会(1)

出生前診断をはじめとする、産まれる前の子の選別をめぐる諸問題について、映像をみながら解説する。

第14回

生殖をめぐる倫理と社会(2)

生殖医療をめぐるトピックをあげ、背景となる社会について考える。

Class Format

【授業形態】
【+R授業】は授業の前半部分(第4回を予定)で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。
講義は基本的には対面ですが、状況によって変更もあり得るので、manaba+Rで、その都度授業形式についてアナウンスします。とりこぼしのないように確認すること。

【備考】
※対面授業の出席が難しい等、学生から申し出があった場合、メディア授業受講の配慮を行う。
※受講登録の結果によっては、出席調整またはメディアを利用した授業に切替えを行う場合がある。

Recommendations for Private Study

受講生のみなさんに自発的かつ自覚的に考える姿勢を求めます。
講義では考えるきっかけとして、映像資料や文献資料などを用います。資料は毎回提示しますので、関連文献をぜひ読んだり探したりしてみてください。
また講義のテーマは日々のニュースや日常生活のなかに必ず見つけることができます。感覚を研ぎ澄ませて、身の回りで起きている出来事に注意を払って考える習慣を身につけてください。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 50

到達目標に対して、授業の理解度と答案の論理的構成を特に重視して評価する。

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
50

毎回の授業でコミュニケーション・ペーパーの提出をしてもらい、その内容で評価する。

Grade Evaluation Method (Note)

コミュニケーションペーパーの内容が授業内容を踏まえていないものであったり、いい加減である場合、それは積極的に受講していない態度とみなし、平常点評価における授業参加態度の範囲で評価をマイナスにしますので、十分に気をつけてください。
また大学の規定にのっとり授業参加を一定数していないものは、最終課題を受ける資格がないものとしてみなします。
最終課題の注意点は、講義内でアナウンスします。

Advice to Students on Study and Research Methods

生命科学と倫理では、医療技術や科学技術の問題のみならず、その背景にある社会規範や社会的価値観が常に問われている問題を扱います。一面的に問題をとらえようとするのではなく、社会的かつ政治的経済的な要因や利害関係などに留意しながら、広い視野で考えることが必要です。
正解がないような課題にどのように答えを導きだしていくのか、結論を出したらそこで終わりなのか、自分が何をどのように考え結論をだしているのか、問い直す試みをしてほしいと思います。
そのためには、積極的に考える姿勢が不可欠です。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

特定の教科書は用いず、毎回の授業でレジュメを配布します。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
はじめて出会う生命倫理 玉井真理子・大谷いづみ 編 有斐閣 9784641124202
妊娠を考える「からだ」をめぐるポリティクス 柘植あづみ NTT出版 978475714164
こわれた絆――代理母は語る ジェニファー・ラール 、メリンダ・タンカード・リースト 、レナーテ・クライン 編、柳原良江訳 生活書院 9784865001488
優生学と人間社会――生命科学の世紀はどこへ向かうのか 米本昌平・松原洋子・橳島次郎・市野川容孝 講談社現代新書 9784061495111
新装版ナチスドイツと障害者「安楽死」計画 ヒュー・G・ギャラファー著 長瀬修訳 現代書館 9784768457979
こんな夜更けにバナナかよ 渡辺一史 北海道出版社 9784894532472

Reference Books (Frequency of Use, Note)

参考書については購入する必要はありませんが、関心のあるものは読んでみてください。そのほか参考文献については、授業内でその都度提示します。

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

Other Comments

授業内で学生・教員間のコミュニケーション方法についても説明します。
またこの講義は双方向授業であり、社会状況や受講生の反応をみてすすめるため、必ずしもシラバス通りに進むものではありません。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/