授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12239:東洋史資料講読(LB) 2023 春セメスター 水4 文学部 磯部 淳史 2

キャンパス

衣笠

授業施設

敬学館KG114号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

礼親王昭槤『嘯亭雑録』を読む。
本書は清代の政治制度・典故・風俗・事件・人物などに関する筆記であり、他書には見られない記事も多く、清代政治史を研究する上で有益な史料である。
本講義では『嘯亭雑録』の講読を通じて基礎的な漢文読解力を養うとともに、清代の政治・社会に対する理解も深めてもらう。
また講義の終盤では、比較事例として同じ清代の代表的筆記である趙翼の『簷曝雑記』もあわせて講読する。
授業は演習形式である。毎回受講生が、担当部分の漢文の訓読・現代語訳と語句の解釈を行う。

受講生の到達目標

(1)漢文読解力を習得することができる。
(2)清代の政治・社会について理解を深めることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業の進め方等の説明

テキストの配布と解説、参考文献の紹介

2~12

『嘯亭雑録』本文の読解

テキストの訓読、現代語訳と語釈

13~14

『簷曝雑記』本文の読解

テキストの訓読、現代語訳と語釈

15

最終講義試験

読解力検証テスト(60分)/解説(30分)

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCPレベル1~2】
(対面授業)
対面授業で実施します。ただし、一部の授業回をメディア授業で実施することがあります。

【BCPレベル3~4】
(メディア授業)
メディア授業で実施します。ただし、実習・フィールドワーク科目、小集団科目(研究入門、基礎講読、専門演習)、卒業論文、大学院科目については、科目特性上、対面授業で実施する場合もあります。該当授業については個別にmanaba+R等で通知します。

授業外学習の指示

【予習】テキスト次回読解箇所を精読し、書き下し文と現代語訳を作成する。
【復習】授業での解説を参考に、もう一度自分なりにテキストの読解と現代語訳を行うこと。
※受講者全員が予習した上で授業に臨むこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

(割合も評価基準も入力しない)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

(割合も評価基準も入力しない)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

到達目標(1)の観点からの訓読評価に、検証テストの評価を加味する。

成績評価方法(備考)

正当な理由のない欠席が5回を越えるものは成績評価の対象とはしない。
毎回受講生が、担当部分の漢文の訓読・現代語訳と語句の解釈を行う。

受講および研究に関するアドバイス

授業には漢和辞典(電子辞書も可)を携帯しての出席を義務づける。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は特に使用しない。 テキストは初回授業時に配布する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
漢文を読むための助字小字典 三浦勝利 内山書店 4‐900196‐12‐6

参考書(使用頻度、その他補足)

テキストの内容に関係する参考文献は、授業の中で随時紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/