授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12719:東アジア研究入門講義(L) 2021 春セメスター 水2 文学部 庵逧 由香、石井 真美子、井上 充幸、上野 隆三、金津 日出美、鷹取 祐司、松本 保宣、三木 貴司、三須 祐介、宮内 肇、山本 一 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG101号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本授業は、東アジアを学問対象・学問領域とする際に、どのような研究対象・課題・方法があるのかについて学ぶことを目的とする。学域に所属する教員が、自らの研究課題を紹介しつつ、その研究の意義や視座、さらに時代背景や東アジア地域との関連性について講義を行う。受講生は東アジアにおけるさまざまな研究課題を知ることを通じ、東アジア地域に対する興味を深めるとともに、その関心を明確にする。
 授業方法は講義形式で、受講生は毎回指定された期日までに授業を聞いたうえで考えたことをmanaba+R上で提出する。また学期末にはレポートを提出し、成績担当者が全体に対して講評を行なう。

受講生の到達目標

1.東アジアにおける歴史的展開の概略を理解できる。
2.東アジアを研究対象とする場合のさまざまな研究対象やその方法について知ることができる。
3.文学や歴史学、文化研究といった個々の研究が東アジアに対する理解に結びついていることを知ることができる。
4.上記3点を通じて、次年度の専攻分属にむけて、自身の興味関心を明確にしていくことができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1/上野隆三

東アジア研究序説

授業の概要、東アジアとは、東アジア研究学域として学ぶ意味

2/石井真美子

大学における学び

大学での学び・生活における注意点、卒業論文について

3/石井真美子

中国古代の世界観

中国・先秦~漢代 出土文献、陰陽五行思想、宇宙観

4/石井真美子

中国の韻文と物語

中国・古代~唐、詩、歌謡、恋愛、虚構、日本における受容

5/鷹取祐司

中国古代帝国の行政

秦漢帝国、律令、戸籍、文書行政、出土文字資料

6/松本保宣

京都のルーツー中国中世の都城―

隋唐の都「長安」、長安と京都、中国史上における隋唐帝国の位置 

7/井上充幸

明末清初期の書画骨董ブームについて

明末清初、文人趣味、書画骨董、徽州商人

8/井上充幸

前近代中国内陸部における自然と人間の相互作用

河西回廊、水資源、山林、環境

9/山本一

近世東アジア諸政権の比較史ーー統治と社会

清朝の統治制度、鄭氏政権、華夷変態、土地と税制

10/宮内肇

中国の人々が頼るもの――近代中国人は中国人をいかに見たか

孫文・陳独秀・梁漱溟、中国人の「関係」・宗族結合とその現代性

11/金津日出美

植民地朝鮮を生きた人びと――その生と死

在朝日本人社会、移動、植民地医療

12/三須祐介

台湾の文学を読むーーマイノリティの視点から

本省人と外省人、LGBT、「同志」文学、白先勇

13/庵逧由香

日本における朝鮮史研究と日韓・日朝関係

朝鮮史研究の概要、日中韓歴史問題、植民地支配、東アジアと朝鮮半島

14/三木貴司

東アジアのことばについて考えるー言語教育の観点から

第二言語習得、言語教育、異文化間コミュニケーション

15/宮内肇

「東アジア」を学ぶ魅力と意義

学域教員による座談会(パネリスト:石井先生・井上先生・三須先生)

授業実施形態

【BCPレベル1~2】
(対面授業)
対面授業で実施します。ただし、一部の授業回をWEB授業で実施することがあります。

【BCPレベル3~4】
(WEB授業)
WEB授業で実施します。一部、実習・フィールドワーク科目については、科目特性上、対面授業で実施する場合もあります。該当授業については個別にmanaba+R等で通知します。

授業外学習の指示

シラバスに提示されたキーワードについて、あらかじめ調べて予習してくること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

① レポート:30%
15回目の講義以降にレポートにまとめて提出。字数は1,500字以内。テーマは別途指示する。
② 上記以外:70%
授業回数ごとに、自身の考えをミニレポート(400字以上)としてmanaba+Rに提出する。

成績評価方法(備考)

授業を欠席してミニレポートのみを提出した場合は、減点する。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

毎回レジュメを配布する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

授業中に適宜紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html