佐藤幸治「日本国憲法論」を精読する（６）

春セメスターの「国際公務セミナー」に引き続いて、佐藤幸治『日本国憲法論　第２版』（成文堂、2020年）の重要な部分を精読する。教材は毎回manabaにアップロードする。秋セメスターの「国際関係学セミナー」は「憲法２」と互いに補い合うような内容をめざしている。
第１回は「国民主権とは何を意味するのか」（425-440頁）。

佐藤幸治「日本国憲法論」を精読する（７）

第２回は「選挙制度と政党」（440-465頁）。
国民代表機関、国権の最高機関としての国会を機能させるために、どのような代表のメカニズムが必要か。

佐藤幸治「日本国憲法論」を精読する（８）

第３回は「裁判所と司法権」（623-646頁）。
政治部門（国会・内閣）とは異なる法原理機関としての裁判所。権利侵害の救済機関としての裁判所。

佐藤幸治「日本国憲法論」を精読する（９）

第４回は「憲法訴訟」（671-694頁）。
憲法保障の諸類型と憲法訴訟。附随的違憲審査制。

佐藤幸治「日本国憲法論」を精読する（10）

第５回は「憲法の変動と保障」（45-66頁）。
憲法変動の諸態様。憲法改正。憲法改正の限界。憲法の変遷。非常手段的憲法保障（国家緊急権、抵抗権）。

『国際法で世界がわかる』（6）

27「イラク『戦争』・対テロ『戦争』：戦争とは？」
31「『侵略』の定義は存在しない」
　テロ、戦争、戦争の違法化、侵略、国際刑事裁判所

『国際法で世界がわかる』（7）

29「集団的自衛権とは？」
　国連憲章2条4項・51条、集団的自衛権

『国際法で世界がわかる』（8）

12「大使館は『治外法権』か？」
11「在日米軍には日本の法律は及ばない？」
　治外法権、外交特権・免除、駐留外国軍

『国際法で世界がわかる』（9）

14「犯罪者は逃げ得？」
15「日本は難民鎖国？」
　難民･国内避難民、国際犯罪

『国際法で世界がわかる』（10）

20「世界貿易機関とは何か？」
21「WTOは時代遅れ？」
　WTO、通商（FTA）

現在の国際関係(1)ー冷戦とは何であったか
以下、教材は毎回manabaにアップロードする。

冷戦、ポスト冷戦に関する理解を深める
冷戦、イデオロギー対立、ポスト冷戦、多極と単極

現在の国際関係(2)ー覇権とポスト覇権

覇権とポスト覇権に関する理解を深める
覇権、超大国、ポスト覇権、ソフトパワー

現在の国際関係(3)ー相互依存の進展、制度化

相互依存に関する理解を深める
相互依存、非国家主体、国際レジーム

現在の国際関係(4)ー新しい中世？

冷戦後の世界の見方に関する理解を深める
新しい中世論、近代国家、非国家主体、３つの圏域

現在の国際関係(5)ー現代アジアの国際関係

現代アジアの国際関係に関する理解を深める
アジアの近代性、アジアの「新しい中世」性、日本は何をすべきか

出席状況に加えて、受講生の到達目標(1)および(2)に対応して、担当する報告（レジュメを含む。）における論点整理や現状分析、および課題の追究について評価する。また担当しない報告における質疑や討議などの参加状況も授業貢献として評価の対象とする。