授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14922:[2025 春セメスター]文学と社会(GC) 2025 春セメスター 月5 法学部,産業社会学部,文学部 熊谷 昭宏 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG402号教室

授業で利用する言語

 日本語

授業の概要と方法

文学は社会と学校教育をどう映してきたか―日本近代文学と社会―

 文学作品はフィクションである。しかし、それは、文学作品の内容が現実と無関係であるという意味ではない。文学作品は、書かれた(読まれた)時代の社会や風俗、また、そこに生きた人々の感情を、様々な形で映し出す。
 本講義では、明治時代から現代までの文学作品を中心に、作品の設定や主題、技法等を紹介しつつ、そこに表われている思想や感情、そして社会的な諸事象がどのように描かれているかを解説し、その意義について考察する。
 授業は講義形式(対面授業)で行い、各単元の終了後、授業で学んだことやその応用、質問等をまとめた小レポートの提出(manaba+Rへ)を求める。その中で重要と思われるもの、アドバイスが必要であると思われるものについては、次回の授業冒頭で取り上げ、回答、補足説明を行う。試験の論題は、受講生の理解と関心を考慮して、授業スケジュールの後半で提示する。

受講生の到達目標

①小説作品を中心とした文学作品の読解方法を知ることができる。
②小説作品に投影された時代(発表時や作中時代)の特徴や背景を理解できる。
③明治から現代までの社会・学校教育と文学の変遷を把握できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

坪内逍遥「当世書生気質」

【20分の「+R授業」があります。詳細はmanaba+Rを参照。】
地方青年の上京・書生のコミュニティ

第2回

田山花袋「悲劇?」

東京遊学への憧れ(1)・明治の小学校教師(1)

第3回

田山花袋「少女病」「蒲団」

女学生という存在・女学生へのまなざし

第4回

田山花袋「田舎教師」

東京遊学への憧れ(2)・明治の小学校教師(2)

第5回

夏目漱石「坊ちゃん」

明治の私学・教師同士のコミュニケーション

第6回

夏目漱石「こころ」①

第一高等学校・東京帝国大学

第7回

夏目漱石「こころ」②

帝大生の教養・帝大卒業生のキャリア

第8回

夏目漱石「こころ」③

明治の学生の恋愛・煩悶する学生たち

第9回

芥川龍之介「秋」

登場人物の「キャラ」と学歴

第10回

川端康成「朝雲」①

大正~昭和戦前戦中期の高等女学校

第11回

川端康成「朝雲」②

高等女学校卒業生のキャリア・女学生の文章

第12回

万城目学「鴨川ホルモー」

平成の京大生イメージ(1)・大学のサークル文化

第13回

森見登美彦「四畳半神話大系」

平成の京大生イメージ(2)・明治大正煩悶学生のパロディ

第14回

学校教育に注目して文学作品を読むことの重要性と面白さ・期末レポート指導

学校教育の変化と文学の変化

授業実施形態

●対面授業にて実施。
●「+R授業」を受講して授業のルールを把握した上で、最初の対面授業に臨むこと。

授業外学習の指示

 授業で取り上げる作品を読んでくるのが望ましい。長編の場合でも、作品の雰囲気や表現の特徴を掴むことができる程度の予習を行うと、授業内容の理解がスムーズになる。作品は、各自で購入するか、図書館で借りるなどして読むこと。予習に限っては、『青空文庫』(https://www.aozora.gr.jp/)を利用してもよい(ただし、未公開のものもある)。閲覧が困難な作品については、本文を用意し、提供する。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①平常点 50%
 毎回、授業内容の理解度を確認する小レポート(400字程度)を課し、授業の参加度を勘案する。
②期末レポート 50%
 授業内容について的確に理解できているかどうかを確認するためのレポート試験を課す。

成績評価方法(備考)

●10回以上の出席を有効評価の基準とする。
●欠席、遅刻、早退の多い学生の単位は認めない。
●期末レポートの提出期限・提出先は厳守すること。
●授業を受けたとは思えない(または対象作品を読んだとは思えない)小レポートや期末レポートは評価対象外とする。
●小レポートおよび期末レポートにおけるカンニング・剽窃・AIの不適切な使用を禁止する。
●小レポートで不正があった場合は、期末レポートの提出を認めないこともある。
●期末レポートで不正があった場合は、単位不認定とする。

受講および研究に関するアドバイス

 授業で取り上げる作品や指示した参考書を読んでくると、授業内容の理解が深まる。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

 資料を配布する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

 授業で適宜紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/