授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14921:[2025 秋セメスター]文学と社会(GB) 2025 秋セメスター 水3 法学部,産業社会学部,文学部 田口 道昭 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG302号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

文学は社会と経済をどう映してきたか
 文学作品は所詮虚構であって、ウソイツワリゴトが書かれていると考える人もいるかもしれない。しかし、文学作品は、その時代の社会や風俗、また、そこに生きた人々の感情を映し出す器である。たとえそれが幻想的なものであっても、文学作品はその時代の特徴が刻まれている。
 本講義では、明治時代以降から現代までの文学作品を中心に、作品の設定や主題を紹介しつつ、そこに現れている思想や感情、そして、社会的・経済的な事象がどのように描かれているかを解説し、その意義について考察する。
 授業は講義形式で行い、各単元の終了後、授業に対する質問、感想、意見をまとめた小レポートの提出を求める。その中で重要と思われる質問について、次回の授業の冒頭で取り上げ回答、補足説明を行う。レポート試験は、受講生の理解と関心を考慮して、授業スケジュールの後半部で出題意図等を説明する。

受講生の到達目標

・小説作品を中心とした文学作品の読解方法を学ぶことができる。
・小説作品に投影されたその時代の特徴や背景が理解できる。
・明治から現代までの社会・経済と文学の流れが把握できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

はじめに 文学と社会・文学と経済 
二葉亭四迷『浮雲』と樋口一葉『十三夜』

【20分の「+R授業」があります。詳細はmanaba+R参照】
立身出世・官僚制度の成立・玉の輿婚

2

夏目漱石『坊っちやん』と田山花袋『田舎教師』

旧制中学・立身出世・小学校教師

3

夏目漱石『それから』

日露戦後の経済・高等遊民

4

石川啄木『一握の砂』

青年・望郷・都市

5

谷崎潤一郎「小さな王国」

小学校教師・文学と貨幣・ゲーテ『ファウスト』

6

小林多喜二『蟹工船』

プロレタリア文学・資本主義・格差社会

7

与謝野晶子~『みだれ髪』から評論活動へ

恋愛短歌・女性の経済的自立・世界恐慌

8

城山三郎の錯誤~『男子の本懐』

世界恐慌・濱口雄幸・高橋是清・リフレーション政策・二・二六事件

9

宮澤賢治「グスコーブドリの伝記」

法華経信仰・農民運動・満州事変

10

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』

戦時下の知識人・教養主義とマルクス主義

11

太宰治「貨幣」

貨幣・戦中と戦後・インフレーション

12~13

司馬遼太郎『竜馬がゆく』~高度経済成長と日本人

坂本龍馬・海援隊・明治維新と戦後日本

14

池井戸潤『オレたちバブル入行組』他

銀行・中小企業・現代日本経済

授業実施形態

対面授業で実施します。ただし、一部の授業回をメディア授業で実施することもある。

授業外学習の指示

授業で取り上げる作品及び参考書を読んでくるのが望ましい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

論述形式で行う。持ち込み不可。授業内容について的確に理解できているかどうかを評価する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

毎回出席をとり、感想や質問を書いたコミュニケーションパーパーで授業の理解度を評価する。授業内容の確認小テストを行うこともある。

成績評価方法(備考)

10回以上の出席を有効評価の基準とする。欠席、遅刻の多い学生の単位は認めない。また、レポート提出期限は厳守すること。

受講および研究に関するアドバイス

授業で取り上げる作品や参考書を読んでおくと、授業の理解が深まる。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

資料を配布する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/