授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10309:[2025 春セメスター](芸)生涯学習概論(A) § 10310:(芸)生涯学習概論(WA) 2025 春セメスター 火4 文学部,映像学部,文学研究科 國司 隆介 2

キャンパス

衣笠

授業施設

清心館SE009号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

この授業は、学芸員・司書の資格課程の一つとして、生涯学習及び社会教育の本質と意義の理解を図り、教育に関する法律・自治体行財政・施策、学校教育・家庭教育等との関連、並びに社会教育施設、専門的職員の役割、学習活動への支援等の基本を学びます。具体的には、生涯学習・社会教育の必要性やそれが社会的な課題とどのように関係するのか、また、生涯学習・社会教育を支援する者に求められる能力等を考察していきます。授業は講義とグループワーク形式にて、原則として全て対面で実施します。下記の授業のスケジュールについては、進捗度や理解度に応じて順番が前後、または、一部修正する場合があります。各単元では、スライドを軸にした授業運営を行いますが、予備知識をもって授業に参加してもらう必要がある場合は、事前に資料の一部をmanaba+Rに掲示します。
各授業ごとにmanaba+Rにて「小レポート」を実施しますが、それらのうちの特徴的なものについては、次回以降の授業の際に取り上げ、紹介や補足的な説明を行います。また、質疑についてもmanaba+R等で受け付け、授業内で回答を行います。

受講生の到達目標

(1)生涯学習・社会教育の基本概念が理解できる。
(2)司書・学芸員の資格取得に必要な生涯学習に関する知識と、学習支援者に求められるスキルを身に付けられる。
(3)人が生涯にわって学習することの意義を、多面的に検討することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション、学歴社会と生涯学習~学歴についてどう思う?~

社会教育施設・生涯学習関連施設の管理・運営と連携、生涯学習振興施策の立案と推進、学歴と自由競争社会
【20 分の 「+R 授業」があります。詳細は manaba+R を参照】

2

生涯学習・社会教育の必要性①~もし、学校以外で学ぶことができなかったら?~

基本的学習権、識字、ユネスコ学習権宣言

3

生涯学習・社会教育の必要性②~2つの学習課題~

社会教育の学習課題(要求課題・必要課題)、図書館の資料選択論(要求論・価値論)

4

生涯学習・社会教育の必要性③~何のために我々は「学ぶ」のか?~

生涯学習の展開と実際の学習、教育の原理とわが国における社会教育の意義・発展・特質、自治体の行財政制度と教育関連法規

5

生涯学習・社会教育と公民協働・市民活動

学習への支援と学習成果の評価と活用、社会教育施設・生涯学習関連施設の管理・運営と連携、協働、NPO

6

社会的課題と生涯学習①学校支援

生涯学習社会における学校教育・社会教育の連携、地域学校協働活動、学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)

7

社会的課題と生涯学習②家庭教育支援

生涯学習社会における家庭教育・社会教育の連携、実践共同体(コミュニティ・オブ・プラクティス)、知の循環型社会、エデュケーション・モア・エデュケーションの法則

8

社会的課題と生涯学習③在日外国人支援

多文化共生

9

社会的課題と生涯学習④子ども・若者支援

青少年教育、フォーマル学習とインフォーマル学習、教育行政のしくみ、若者の居場所としての図書館

10

学習支援者に求められる能力①学習機会の提供

社会教育の内容・方法・形態(学習情報の提供と学習相談)、社会教育指導者の役割、講座づくり、男女共同参画社会

11

学習支援者に求められる能力②ファシリテート

社会教育指導者の役割、社会教育主事(社会教育士)制度、地縁団体と志縁団体、地域づくり

12

学習支援者に求められる能力③コーディネート

社会教育指導者の役割、コミュニケーション、社会行動特性(ソーシャル・スタイル)

13

ネットワーク型行政による生涯学習の推進と市民の合意に基づくまちづくり

社会教育行政の意義・役割と一般行政の連携、地域コミュニティの再生、社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)、市民自治

14

社会教育施設経営の実際~対立する命題をどのように扱うか~

社会教育施設経営、弁証法

授業実施形態

原則として下記のとおり実施する。
文学部 :対面授業
映像学部:メディア授業(ライブ配信)

授業外学習の指示

文部科学省が定める大学設置基準では、1単位修得に必要な時間数は45時間となっています。この授業は2単位となっており、授業時間は当然のことながら、授業以外にも相応の時間を自らで学ぶことが求められています。よって下記1~3については必ず行ってください。

1.授業前には予習をし、キーワード等を参照にテーマの概略について調べるようにしてください。授業後には授業内容を振り返り、関連する事項について、文献等で調べるようにしてください。
2.授業毎に実施する小レポートは必ず提出してください。その際、上記の内容を反映させた記述をしてください。これが確認できないものは、評価の対象としませんので、注意してください。
3.下記に示す参考書等の文献を読み、生涯学習についての理解を深めてください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

受講生の到達目標の全てに対し、次の2つで評価します。
1.授業毎に実施する各小レポートの記載内容及び授業への参加度(合計70点。前者については、どれだけ深く学び、考察しているかを評価します。また後者については、授業に積極的に関わった場合はプラス、出席はしていても集中して受講していない場合は大幅なマイナス評価とします)。
2.学修到達度を確認するため、学期末にレポートの提出を求めます。その記載内容において、多面的に思考したうえで、自分の考えを論理的な整合性をもって記述ができているかを評価します(30点)。

成績評価方法(備考)

例外として正当な事由により授業に参加でない場合は、特別レポートを課し評価する場合もあります。但し、この場合は、前述した文部科学省が規定する時間数(90時間)の学びが反映されたものでないと評価の対象としませんので、注意してください。

受講および研究に関するアドバイス

安易に単位を付与することはありません。単位は取得するに相応しい学びを修めた者のみに付与します。そのために次の事項を遵守してください。授業中は社会に生きる一員として相応しい態度を求めます。また、授業時間以外でも自ら積極的に学ぶ態度を求めます。これらのことが出来ていない場合には、単位が取得できません。このことを予め充分に理解したうえで、履修するようにしてください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
生涯学習概論 前平泰志監修 ミネルヴァ書房 978-4-623-07041-1
二訂 生涯学習概論 馬場祐二朗編 ぎょうせい 978-4-324-10464-4
生涯学習概論 第3次改訂版 佐藤晴雄著 学陽書房 978-4-313-61147-4
生涯学習のイノベーション 笹井宏益, 中村香著 玉川大学出版部 978-4-472-40450-4
新しい生涯学習概論 赤尾勝己 ミネルヴァ書房 978-4-623-06284-3
テキスト生涯学習 田中雅文他著 学文社 978-4-762-02966-0

参考書(使用頻度、その他補足)

その他にも「生涯学習概論」等と称し、生涯学習の基礎的理解に役立つ書籍が数多く出版されています。これらの書籍を活用し、学習するようにしてください。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

担当者の実務経験について

本講義の担当者は、藤井寺市教育委員会事務局において社会教育主事としての実務経験を有している。本科目では、そこから得られた知見を授業に反映させている。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/