授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30176:[2025 春セメスター]応用微生物学(M) 2025 春セメスター 火1 生命科学部 若山 守 2

キャンパス

BKC

授業施設

フォレストハウス206号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 微生物を知らなかった遥か古から、人類は経験的に微生物を利用してきた。しかし、微生物の存在が明らかとなり、その実体が科学的に解明されるにつれて、微生物の機能を利用する工業が発展し、酒類、調味料などの発酵食品、医薬品や工業原料等のさまざまな化合物の発酵生産に加え、エネルギー生産、環境保全などの分野にまで、その利用範囲は拡大している。本講義では、「微生物学」「微生物生理学」および「生化学」の学習を前提として、各種の微生物利用技術を解説する。
本科目の授業実施形態:対面

受講生の到達目標

発酵および醸造関連の基本用語を理解する。(基本用語を説明できる)
発酵および醸造への微生物利用法と微生物の特性(働き)を理解する。(発酵、醸造と微生物の関係を説明できる)
醤油、日本酒、アミノ酸、核酸発酵など代表的な醸造、発酵の代謝過程を理解する。(醸造、発酵を生化学の視点から説明できる)
その他分野での微生物利用法を理解する。(利用範囲の拡大状況を説明できる)

事前に履修しておくことが望まれる科目

「微生物学」、「生化学1・2」ならびに「微生物生理学」

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
0

本科目は+R授業対象科目。第1回に+R授業を実施。詳細はmanaba+Rを参照

序論(講義の進め方、発酵、醸造の歴史、自習)

1

発酵、醸造食品 I 

調味料系醸造物(醤油、味噌、酢)、その他(納豆、チーズ、ヨーグルト等)

2

発酵、醸造食品 II

醸造、発酵とは、酒類(日本酒)など

3

発酵、醸造食品 III

酒類(ビール、ワイン、焼酎、ウイスキー等)

4

アルコールおよび関連物質の発酵生産

エタノール発酵、アセトン‐ブタノール発酵、グリセロール発酵など

5

有機酸発酵

酢酸発酵、乳酸発酵、クエン酸発酵など

6

アミノ酸の生産 I

グルタミン酸発酵、グルタミン発酵、アラニン発酵など

7

アミノ酸の生産 II

必須アミノ酸、栄養要求変異株、アナログ耐性変異株、前駆体添加法など

8

アミノ酸の生産 III

酵素法、L-アミノ酸、L-アスパラギン酸、L-DOPA、ヒダントイン、アシラーゼ、D-アミノ酸など

9

呈味性ヌクレオチドの生産

5'-IMP、5'-GMP、RNA分解法、ホスホジエステラーゼ、ヌクレオチドのデノボ合成 、アナログ耐性変異株、ヌクレオチドの直接発酵、サルベージ合成など

10

ヌクレオチド関連物質の生産

ATP、ヌクレチド補酵素、糖ヌクレオチド、シチジン補酵素、高リン酸化ヌクレオチドなど

11

各種生理活性物質の生産 I

二次代謝産物、抗生物質とその種類(β-ラクタム、アミノ配糖体、マクロライド、その他)、抗菌スペクトルなど

12

各種生理活性物質の生産 II

ビタミン、ステロイドホルモン、植物ホルモン、免疫調節剤、抗癌性多等、酵素阻害剤、ペプチド類など

13

微生物酵素とその利用

産業用酵素、生体成分分析、医療、合成用触媒、固定化酵素、バイオリアクター、バイオセンサー など

14

環境保全と微生物

物質循環、BOD、COD、活性汚泥法、バイオレメディエーション、バイオプリベンション、未利用生物資源の活用など

授業実施形態

対面授業を14回実施する。

授業外学習の指示

シラバスに記載してある各回の講義内容の該当箇所について、事前に参考書として挙げている図書に目を通して、予習しておくことが大切である。そのうえで、特に、講義で強調した内容に関して、気をつけて復習しておくことも大切である。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

到達目標に掲げた内容の理解を定期試験により問い、本科目の理解度を確認する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

小テスト形式で、毎回出席を確認するとともに前回講義の要点確認と理解を評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

「授業外学習の指示」の項で示した。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は指定しない。
下記の参考書等をベースとしたレジュメを毎回の講義で配布し、そのレジュメを用いて講義を進める。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
応用微生物学(第2版) 清水 昌ら 文永堂出版 978-4-8300-4108-2
応用微生物学 村尾・荒井共編 培風館 4-563-07707-0
応用微生物学 大亦正次郎ら 培風館 4-563-03784-2
発酵と醸造 I, II, III 東 和男編著 光琳 978-4-7712-0013-5
マッキー生化学 福岡伸一監訳 化学同人 4-7598-0944-9
発酵ハンドブック 栃倉辰六郎ら監修 共立出版 4-320-05575-6

参考書(使用頻度、その他補足)

特になし

参考になるwwwページ

特になし

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話

備考

オンラインでの質問等は、以下のメールアドレスへお願いします。
wakayama@sk.ritsumei.ac.jp

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/