Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
50418:[2025 Spring]Environmental Sociology (P) 2025 Spring Fri3 College Of Policy Science YAMAMOTO NAMI 2

Campus

OIC

Class Venue

AS257

Language

日本語

Course Outline and Method

環境社会学は、人間を取り巻く自然的・物理的・化学的環境と人間集団の間における相互関係を理解することを目的とする学問領域である。環境問題は、人間集団によって引き起こされると同時に、その影響を人間集団が受けるという双方向的な性質を持つ。近年では、人間の社会的行為が環境破壊を引き起こし、結果として人間自身の存続を脅かす事態が顕在化しており、その重要性が一層注目されている。

環境社会学では、現実に発生している環境問題を対象にフィールドワークなどを通じてデータを収集し、人間集団や社会構造との関係を検討する実証的研究が重ねられてきた。その特徴は、環境問題が発生している地域や現場で暮らす人々、特にその影響を強く受ける人々の視点に立ち、彼らの価値観や地域社会の論理を把握しながら問題を理解しようとする姿勢にある。

本授業では、このような環境社会学の研究手法や姿勢をふまえ、具体的な環境問題の事例を通じて基礎的な概念やキーワードを学ぶ。また、環境社会学や関連分野で発展してきた理論枠組みについても理解を深めることを目指す。取り上げる事例は、環境社会学研究においてランドマークとされる問題に加え、現代社会において身近な環境問題も対象とする。

各回の授業では、事前にリーディング課題(資料や動画)を配布する。受講生はこれらを予習として熟読・視聴し、内容を十分に理解しておくことが求められる。授業内では、課題内容の理解を確認する小テストや講義を行い、それに加えて資料に基づくディスカッションを実施する。アクティブ・ラーニングの手法を積極的に取り入れ、実践的に環境社会学の理解を深めることを目指す。

Student Attainment Objectives

・環境社会学が発展してきた歴史的経緯に根差した特徴と、環境社会学の基本的な考え方や概念、分析のアプローチを理解し、説明することができる。
・環境問題と人間社会の相互作用にある関係を環境社会学の視点から説明することができる。
・身近な地域やグローバルな環境問題について、多様な利害関係者(ステークホルダー)の立場や視点、お互いへの影響を理解し、環境社会学の枠組みをとおして深く考察し、自らの意見を構築することができる。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

イントロダクション(オンライン)

授業概要:授業の構成、目的、スケジュール、評価基準

2

環境社会学とは何か

環境社会学の基本的視座、環境問題分析のためのツール

3

自然と環境を「守る」活動

人間にとって自然とは何か、自然を「守る」ことの意味を検討する

4

地域社会を理解する視点

自然環境主義から生活環境主義へ

5

社会的ジレンマとしての環境問題

なぜ環境問題が生じるのか

6

公害問題へのまなざし

公害・差別・リスクを考える

7

公害問題へのまなざし(2)

公害・差別・リスクを考える(映画視聴予定)

8

不可視の環境問題

琵琶湖の水質問題と石けん運動

9

生活に根差した環境保全活動

琵琶湖のヨシとの住民のかかわり方の多様性と変遷を事例に

10

開発と環境ー誰のための開発か

甘いバナナの苦い現実

11

持続可能性からみた農業と環境

農業の多面的機能と生物多様性

12

「食べ手」が創造する持続可能なフードシステム

有機農業運動の形成と現在

13

循環型まちづくりの実践

山形県長井市のレインボープランを事例に

14

「やっかいな問題」(wicked problem)としての環境問題

プロセスとしての「気候変動の解決」の模索

【+R 授業】詳細は manaba+R を参照

Class Format

対面授業9~12回、メディア授業5~2回

Recommendations for Private Study

授業前に課されたリーディング課題を熟読し、動画を視聴して内容を理解すること。さらに、取り上げられた事例について自ら調査し、詳細に検討することが求められる。また、自身の身近に同様の環境問題や開発事例が存在するかを探り、存在する場合は事例同士の関連性や類似性を考察すること。これに加え、環境社会学的な理解枠組みを用いて分析を試みることが重要である。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

リーディング課題に関する小テスト
リスポンスペーパー
期末試験

Grade Evaluation Method (Note)

学生は、リーディング課題の購読、講義、ディスカッションを通じて、環境社会学の領域で蓄積された知見、議論、分析ツールなどを学ぶ。その習得状況は、小テスト、リスポンスペーパー、期末試験によって評価される。習得した知識に加え、学んだ内容を基に自らの意見を論理的かつ明確に表現する力も評価する。出席は必須であり、授業に主体的かつ積極的に取り組む姿勢も評価する。

Advice to Students on Study and Research Methods

*第1回目の講義では、授業の進めかた、課題や成績評価など、受講に不可欠な重要事項について詳しく説明する。受講を希望する学生は必ず出席すること。第1回目の講義に出席できない場合は、配布資料を受講者の責任において熟読し、上記項目について十分に理解しておく必要がある。

*授業前にリーディング課題を出す。事前に課題を熟読し、授業への積極的な参加が求められる。

*授業に関する情報はManabaRを通じて通知する。最新情報を定期的に確認するか、リマインダー通知を有効にすることを推奨する。

*講義計画は、担当講師が適切または必要と判断した場合に変更することがある。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

教科書は指定しません。授業で使用する文献は事前にmanaba+Rで配布します。また、適宜、講義資料や補足資料もmanaba+Rで配付します。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
よくわかる環境社会学 鳥越皓之・帯谷博明 ミネルヴァ書房 78-4623079346 2017(第2版)
環境社会学 : 生活者の立場から考える 鳥越皓之 東京大学出版会 9784130520225 2004
環境社会学のすすめ 飯島伸子 丸善 978-4-621-07352-0 2003

Reference Books (Frequency of Use, Note)

授業内で提示します。

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

Other Comments

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/