授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14918:[2025 秋セメスター]文化人類学入門(GB) 2025 秋セメスター 火3 法学部,産業社会学部,文学部 劉 征宇 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG403号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

<概要>
国際化が進展する時代において、異文化との接触機会は一層拡大している。文化人類学は、フィールドワークを通じて得られたデータと理論を基に、人間の諸文化を比較し、「人間とは何か」を問い直す学問である。本講義では、文化人類学の基礎的なテーマを取り上げ、異文化理解を深めることを目的とする。
具体的には、「文化とは何か」「文化人類学の方法論」「環境と文化」「認識と分類」「信仰と世界観」「社会的つながり」「通過儀礼」「アイデンティティ」「ジェンダーとセクシュアリティ」「病気と文化」「社会変動と文化」「移民と観光」「地球環境問題と文化」といったテーマを扱う。これらを通じて、文化人類学における主要な理論を学び、人間の文化の多様性と普遍性について深く考察する。
特に、食文化に関連する身近な事例を中心に学習を進めることで、異文化の理解に必要な基本的な視座を養い、文化間の違いを尊重するための視点を身につける。
なおあつかうテーマは受講者の関心などに応じて変える場合がある。

<方法>
• 主に講義形式で、講義内容に関連する写真やビデオの資料も活用する。
• 教科書は使用せず、授業前日までに授業資料がアップロードされる。事前にプリントアウト、あるいは自分のパソコン等にダウンロードしておいてください。

受講生の到達目標

(1)文化人類学の基礎的な概念と考え方を習得する。
(2)世界のさまざまな文化に関する知見を広め、人間文化の多様性と共通性について学ぶ。
(3)文化人類学的アプローチを実生活に生かし、異文化を理解するための実践的な知識を身につける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション/文化とは何か

「文化」の定義と文化人類学的視点の紹介、食を通じて文化の多様性を議論
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照(授業日の1週間前から、この授業に関する計画、進行方法、採点方法などを説明した動画を公開する。)

2

文化人類学の方法論

フィールドワークや参与観察の具体的なプロセスの紹介、中国都市部の食に関する調査事例

3

環境と文化

環境と文化との関係について紹介、狩猟採集民・遊牧民・農耕民の食生活を事例に

4

認識と分類

世界に対する認識と分類について紹介、いかもの・「奇食」を事例に

5

信仰と世界観

世界観や宗教について紹介、食のタブーを事例に

6

社会的つながり

家族関係や親族関係などの人間関係について紹介、共食や食の贈与を事例に

7

通過儀礼

年中行事と人生儀礼の文化について紹介、行事食と儀礼食を事例に

8

アイデンティティ

家族的・民族的・地域的アイデンティティの紹介、ソウルフードや国民料理を事例に

9

ジェンダーとセクシュアリティ

性差と文化との関係について紹介、食と性に関する事例

10

病気と文化

病気と文化との関係について紹介、「健康的な」食を事例に

11

社会変動と文化

社会変動と文化との関係について紹介、ファッションフードを事例に

12

移民と観光

国際的移動が文化に与える影響を考察、フードツーリズムを事例に

13

地球環境問題と文化

気候変動や環境汚染による未来の課題を考察、持続可能な食を事例に

14

まとめ:多文化共生社会に向けて

これまで取り扱ったテーマをまとめた上で、多文化共生社会の実現について総合的に検討する

授業実施形態

第1〜14回は対面授業にて実施する。
ただし、状況に応じてシラバスの内容を変更し、メディア授業を行う場合がある。その場合は、授業等で事前に周知する。

授業外学習の指示

(1)講義中の議論の際に、発言を求めるので、新聞やニュースなど時事問題に触れておくこと。
(2)講義で紹介する文献資料、ドキュメンタリー、映画を活用し、講義内容の復習をすること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

① 毎回の授業後のリアクションペーパー
② 期末のレポート
③ 授業への参加状況

成績評価方法(備考)

• 成績評価については、①〜③を総合して評価する。
• リアクションペーパーの提出がなされなかった場合は、その回は欠席とみなす。
• 授業への出席が3分の2に満たない場合は、成績評価の対象としない。

受講および研究に関するアドバイス

授業で分からなかった点はみずから調べてみる。自分自身の日常生活の中で人間文化の多様性と普遍性に関する疑問や課題を見つけ出し、考えてみること。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
よくわかる文化人類学 綾部恒雄, 桑山敬己編 ミネルヴァ書房 9784623056965 第2版2006
文化人類学 : 人類を探求し、新たな人間観を創出する学問 岸上伸啓著 風土デザイン研究所 9784990502485 2017
はじめて学ぶ文化人類学 : 人物・古典・名著からの誘い 岸上伸啓編著 ミネルヴァ書房 9784623082742 2018
東アジアで学ぶ文化人類学 上水流久彦 [ほか] 編 昭和堂 9784812216125 2017

参考書(使用頻度、その他補足)

上記以外の参考文献については随時紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/