Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
33805:[2025 Fall]Japanese Economy (E) 2025 Fall Thu1 College Of Economics NISHI HIROSHI 2

Campus

BKC

Class Venue

Co-learning204

Language

日本語

Course Outline and Method

 この授業では現代(主として2000年以降)の日本経済を支えるシステム(制度的な仕組み)について解説し、あわせてわが国が抱える主要な経済問題を理解することを授業の到達目標にします。授業は典型的なレクチャースタイルで行いますが、教員が投げかける質問に対しては積極的にお答えください。また、授業終了前に、その回の内容理解を確認するために簡単な小テストを実施することがあります。
 具体的には日本経済の賃金・雇用制度、金融制度と政策、財政制度と政策、為替相場制度および企業・産業構造といった制度的な仕組み、さらには人口問題、AI、アベノミクスとその後、物価問題、環境・農業の諸問題といったテーマについても解説します。その際、さまざまな経済データの読み方やその解釈についても学びます。
 以上を通じて、現実の経済を理論(セオリー)と実態(データとナラティブ)に基づいて理解することが講義の到達目標です。

Student Attainment Objectives

 この授業は、日本経済を対象とし、理論(セオリー)と実態(データとナラティブ)を重視しながら学生が次の能力を獲得できることを目指します。
(1)⽇本経済の基本的な仕組みを理解・説明できるようになること。
(2)⽇本経済の歴史的な変化を整理・説明できるようになること。
(3)現代の日本経済が抱える諸問題とその原因を自ら発見できるようになること。

Recommended Preparatory Course

 現代の日本経済を歴史的、物語的な観点から理解するには日本経済史が、それを理論的に探求するにはマクロ経済学、ミクロ経済学、社会経済学が、それぞれ役立ちます。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

ガイダンス【+R授業】

シラバスの説明:講義概要、スケジュール、成績評価について説明します。【+R授業】担当教員の指示に従ってください。

2

日本経済とマクロ経済学の基礎

財市場、資産市場、労働市場の役割とつながりを基礎的なマクロ経済学を用いて認しながら、このレンズを通じて日本経済を観察する礎を築きます。

3

日本経済の歴史的変容:高度成長・安定成長・低成長

戦後日本の経済成長の変容(高度成長から安定成長そして低成長)を理論(マクロ経済学)と実態(歴史的物語)から学びます。

4

市場・企業システムと産業構造

企業と市場の役割および産業構造変化について、理論と実態の面から概説します。

5

雇用システム

理念型としての日本的雇用慣行、その成果と問題、働き方に関する最近の展開について概説します。

6

金融システム

貨幣と金融の役割、金融政策を中心に、理論と実態の面から概説します。

7

授業内テスト(中間試験)

第1回から第6回までの内容を対象とした中間試験を行います。

8

コロナショックとその後

コロナショックが財・サービスの生産と消費、われわれの働き方や物流に及ぼした影響を振り返り、またショックにつよい(レジリエントな)経済の在り方について考えます。

9

人口問題

日本と世界の人口の歴史と現状、将来の見通しを把握します。そして、少子高齢化が日本の社会保障制度に及ぼす影響を考えます。

10

農業と環境

日本の農業政策と食料問題を歴史的に振り返りながら把握します。また、工業やサービスを中心にした産業構造が環境や農業の安定化と両立するかを考えます。

11

財政および社会保障

財政の役割、人口と社会保障(医療・年金・介護・子育て)、財政の持続可能性について、その制度的概要と現状を把握します。

12

為替相場と国際貿易

為替相場制度、通貨の実力、輸出と輸入の変化について、理論と現状を把握します。

13

物価:慢性デフレからインフレの定着へ?

デフレの時代を振り返り、インフレへの転換や物価と賃金の好循環の可能性について、理論と実態の面から考察します。

14

授業内テスト(最終試験)

第8回から第13回までの内容を対象とした最終試験を行います。

Class Format

 対面形式で実施します。 Zoomによるライブ配信やオンデマンドで講義をする場合には、事前にmanaba+Rでアナウンスします。

Recommendations for Private Study

 日本経済はすぐに変化する生き物です。講義で習った時事的内容はすぐに古く当てはまらなくなる可能性がありますが、それでも経済の基本的理論は使えます。学習した内容をもとに日本経済の最新のトレンドを追いかけることを心がけましょう。
 また、試験対策に向けては授業で配布する講義ノートをベースにして、毎回の授業の復習しましょう。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

授業内テスト2回(中間試験50%と最終試験50%)

Grade Evaluation Method (Note)

 授業の到達目標に掲げた点に関して理解できているかどうかを問う内容を出題する予定です。

Advice to Students on Study and Research Methods

 この講義では主として2000年代以降の日本経済を念頭に主要なトピックスを学びます。一話完結型の授業を構成していますが、すべてのトピックはどこかで他のトピックスとつながっています。点(一回)としての学びが有機的に線(ストーリー)になるように学びましょう。
 日本の経済はめまぐるしく変化している速いため、講義で取り上げるトピックスが最新のものであっても、時代遅れになってしまうことがあります。最新の経済動向を追うために、学生には新聞を読むことを推奨します。
 授業は典型的なレクチャースタイルで行いますが、教員が投げかける質問に対しては積極的にお答えください。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

教科書は使用しない。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
私たちの日本経済 (y-knot) 宮本弘曉 有斐閣 4641200130
日本の構造50の統計データで読む国のかたち 橘木俊詔 講談社現代新書 4065230993
高度経済成長 吉川洋 中公文庫 4122056330

Reference Books (Frequency of Use, Note)

 参考書をベースとして作成した講義資料(パワーポイントスライド)によるプレゼン資料の穴抜きを印刷し配布します。空欄に重要語句を埋めながら、教員による解説をメモしながら受講しましょう。

Web Pages for Reference

e-Gov ポータル(各種白書へのポータルサイト)l: https://www.e-gov.go.jp/about-government/white-papers.html
日本経済新聞 https://www.nikkei.com/
朝日新聞 https://www.asahi.com/
読売新聞 https://www.yomiuri.co.jp/
NHKオンライン https://www.nhk.or.jp/

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

Other Comments

 授業受講のマナーをまもり静穏な環境で学習しましょう。とくに次の行為は慎むようにしてください:授業中の私語、 遅刻 、授業中の 勝手な 入退出、授業に関係ないスマートフォン等の使用、机に伏せての居眠り、授業中の食事、課題を忘れてくる。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/