授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
52112:[2025 春セメスター]教養ゼミナール(54) 2025 春セメスター 火3 法学部,経済学部,経営学部,産業社会学部,国際関係学部,文学部,映像学部,総合心理学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 清家 理、森永 貴彦、矢野 裕一朗 2

キャンパス

OIC

授業施設

ラーニング・インフィニティ・ホール

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【クラステーマ】生きづらさ解消のための社会的処方とコミュニティデザイン
A:概要
本講義では、現代日本における「社会的孤立」の問題を多角的に考察し、その解決策を探ることを目的とする。

①超少子高齢化による家族機能の低下や地域コミュニケーションの希薄化、経済的困窮やマイノリティへの不寛容といった背景から、社会的孤立が深刻化している現状を踏まえ、個人の発達、疾患・障害、心理・コミュニケーション(ミクロレベル)から、まちづくり・コミュニティ形成(メゾマクロレベル)、政策・制度(マクロレベル)に至るまで、多層的な視点から問題を分析する。

②前述の分析をもとに、社会的孤立の改善と予防を目指し、草の根活動の持続可能性を高めるための担い手育成にも焦点を当てる。現状では、活動が系統的に支えられていないことが課題となっているため、問題解決力や応用力を養うことを目指す。

③LGBTQ+などの性的マイノリティに対する不寛容が、社会的孤立や精神的苦痛を深める要因として取り上げられている現状を踏まえ、これらの課題についても議論する。多様な背景を持つ人々との共存を目指すため、LGBTQ+を含む様々なマイノリティとのコミュニケーション方法や社会的包摂の重要性について学びを深める。

④生成AIが差別や偏見の助長に与える影響についても取り上げ、社会的孤立の問題に関連する倫理的課題を議論する。これにより、多様な背景を持つ人々とのコミュニケーション力や、今後の社会生活や研究生活で直面する課題への対応力を培うことを目的とする。               

B:方法→グループワーク、演習中心のアクティブラーニング形式                                                                                

受講生の到達目標

1:超少子高齢社会における社会的孤立問題を多角的に分析し、意見交換をしながら、自分の考えを的確に述べられる。
2:世の中の調査結果、先行研究の結果と目の前で起こっている出来事を比較し、比較の結果、発見したことを的確に
まとめ、他者への説明、発表ができるようになる。
 3:学生、異分野、多世代と交流し、異なる世界観、価値観を理解できるようになる。(理解しようとする ことができる)
 4:学びを通じ、自分自身を振り返る力、自分の周りを客観的に見直す力を獲得できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

自分の身近にある 『社会的孤立の原因』 を探してみよう

社会的孤立の背景を探索する

2

自分の身近にある 『社会的孤立の原因を解消する術』 を探してみよう①

なぜ解消したのか、「解消した」と言える根拠は何か、調べてまとめてみよう
社会的孤立の背景を探索する導入+OIC構内フィールドワーク

3

自分の身近にある 『社会的孤立の原因を解消する術』 を探してみよう②

なぜ解消したのか、「解消した」と言える根拠は何か、調べてまとめてみよう
情報の探し方、まとめ方、「ひとりよがり」予防

4

生きづらさ・社会的孤立の背景を知る

データを深読みして、ディスカッションしてみよう

5

生きづらさ・社会的孤立の背景を知る (エイジズム・認知症)

高齢者を取り巻く課題・認知症を知る

6

生きづらさ・社会的孤立の背景を知る (LGBTQ+)

LGBTQ+を取り巻く課題・LGBTQ+を知る

7

生きづらさ・社会的孤立の背景を知る(ひきこもり) :メタバースの可能性

制度、政策のはざまを埋める社会資源の存在を知る                 

※ゲスト講師:調整中

8

生きづらさ・社会的孤立の課題解決策 (発達障害・LGBTQ+)

制度、政策のはざまを埋める社会資源の存在を知る。
メタバースで当事者交流  

※ゲスト講師:調整中

9

生きづらさ・社会的孤立の課題解決策 絵本で多様性寛容ワーク

AIと対話してみよう。そして「コミュニケーション」の罠について体感してみよう
人が「偏見」「差別」を生む背景を知る(社会心理学より)

10

生きづらさ・社会的孤立の課題解決策 お笑いでQOL向上・認知症進行予防

笑いと健康の最新研究を知る。企業・当事者・研究者のコラボ実態を知る       

※ゲスト講師:吉本興業 ・MCI/認知症当事者and/or ご家族               

11

生きづらさ・社会的孤立の課題解決策 アートで自殺予防:棺桶アート

「死」をタブー視する中での逆手にとったアクションリサーチを知る

※ゲスト講師:GRAVE TOKYO 代表  布施美佳子 先生

12

「生きづらさ」「社会的孤立」の課題解決のための提案ワーク①
企画書を作成してみよう

総合学習と他者理解演習

13

「生きづらさ」「社会的孤立」の課題解決のための提案ワーク②
企画書を作成してみよう

総合学習と他者理解演習

14

「生きづらさ」「社会的孤立」の課題解決のための提案ワーク
企画書の発表&コンペ大会

総合学習と企画及び発信 演習

授業実施形態

第1回:VOD(ビデオ・オン・デマンド)20分+対面 95分

第2回~第14回:対面

授業外学習の指示

①以下の文献を読んでみてください

・おもしろい地域にはおもしろいデザイナーがいる 地域×デザインの実践 学芸出版社

 ・ソーシャルデザイン実践ガイド 地域の課題を解決する7つのステップ 英治出版

・ソーシャルイノベーション 「ごちゃまぜ」で挑む地方創生! ダイヤモンド社

・芸術文化と地域づくり -アートで人とまちをしあわせにー 九州大学出版会

 ②社会的孤立を解消するための取り組みについて、インフォーマルな取り組み情報を集めてみてください

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

期末レポート30%・授業内レポート・授業内テスト10%・授業への参加度等60%

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

その他(教員より別途指示)

備考

第10講の内容は、京都で実際に臨床試験を実施中である。吉本興業と数年に渡って、お笑いによる認知症予防・進行予防、家族のストレス低減に効果があるのか、科学的に検証中であるが、この臨床試験の運営スタッフを募集しているため、希望者は別途申し出ること。(参加可否は成績には関係しない)
運営スタッフとして参加の場合は、学生アルバイトとして手続きをとっていただく。          ※開催場所:朱雀キャンパス (JR二条駅前)or キャンパスプラザ(JR京都駅前)
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/