Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
15919:[2025 Fall]Physiology (SB) 2025 Fall Tue2 College Of Social Sciences URUSHIHARA RYO 2

Campus

KIC

Class Venue

IGAKUKAN IG303

Language

日本語

Course Outline and Method

【授業の概要】
 ヒトの生命は、身体内の様々な機能により維持されています。生理学は、これら個々の機能、そしてそれらが統合された個体全体としての生命現象を解明していこうとする学問分野です。ヒトが生きる仕組み、生きている人の営みに伴って生じる身体の変化等を扱うため、その内容は非常に多岐にわたりますが、この授業では、まずヒトの生命現象の最小構成単位である細胞の活動から、ヒトが「生きる」、「活動する」仕組みについて学んだ後、「運動」を支える構造や機能、運動にともなう身体の生理的な変化を中心に概説していきます。
 つまり、生理学、運動生理学、解剖学にわたる内容に触れることになりますが、その内容を網羅的に扱うことは困難であり、また多数の用語を覚える必要もあるため、事前に資料を配布し、目を通した上で解説を聞くという進め方で行います。予習時および解説後に質問を受け付け、できる限り質問には答えていくつもりです。
 なお、本授業は、どの学生でも受講可能ではありますが、中・高保健体育教職課程の必修科目になっていることから、運動やスポーツの指導について考える際の基礎となる知識や身体のみ方、考え方を身に着けることを目的に含みます。
*SAおよびSBの2クラス開講ですが、両クラスとも基本的に取り扱う講義内容は同じです 。

【授業の方法】
 本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。毎回、資料を配布し、スライドを提示しながら講義を行う。予習をして授業に臨めるよう事前に資料配布を行い、質問を受け付け、質問内容を反映して説明を行う他、毎回の授業で出された質問は翌授業回冒頭にて可能な範囲で回答を行う。授業期間中に2回その授業回までの理解度を確認する到達度検証レポートを実施し、提出期間終了後にフィードバックを行う。最終レポートについては最終講義日に出題意図や取り組むポイントを説明した上で、取り組んでもらう。
 詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

Student Attainment Objectives

・ヒトの生命維持や運動を実現する解剖学的構造と生理学的機能について理解し,自分の言葉で説明することができる
・運動に伴う身体の生理学的な現象について理解し,自身の身体活動や運動指導に結び付けて説明することができる

Recommended Preparatory Course

 可能な限り高校で生物を履修していなくても理解できるように講義を進めます。ただし、資料を事前に読んでいることを前提に講義を進めるため、生物を未履修の学生、苦手な学生は予習の段階でわからない用語等を調べてから講義に臨むようにして下さい。

 保健体育教員免許の取得を目指す方は、他の必修・選択必修科目である「衛生学」や「学校保健」、「スポーツバイオメカニクス」などの基礎にあたる内容を扱うため、これらの科目の履修前に本科目(生理学)を履修しておくことを薦めます。

 スポーツ社会専攻の(もしくはスポーツ社会専攻とのダブルメジャー履修をしている)学生については、本科目(生理学)の前に専門導入科目のウエルネス論を事前に履修しておくことを強く薦めます。本講義が生体の運動機能を中心に説明するのに対し、ウエルネス論では、運動を行う前提となる生体の生命維持機能について説明するため、その内容の理解が本講義の理解を助けてくれます。

 一般教養科目「スポーツのサイエンス」、「現代人とヘルスケア」でも生理学に関連する内容が扱われていますが、これらの科目では生理学から発展した応用的な内容を取り扱うため、本科目(生理学)を受講した後にこれらの科目を履修することを薦めます。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

授業の概要と導入、生理学とは?
身体を形作る構造と生命活動を捉える上でのキーワード

生理学、解剖学、運動生理学
細胞、組織、器官、系統
全体性、生体恒常性、内部環境、動的平衡、適応
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

2

細胞の構造と電位変動

動物性細胞、細胞膜の特性
活動電位、静止電位、閾値、全か無の法則

3

神経細胞の構造、興奮の伝導と伝達

神経細胞、有髄神経、無髄神経
局所電流、跳躍伝導
化学的シナプス、伝達物質、興奮と抑制の伝達、反復刺激後増強、神経回路

4

骨格と骨格筋と収縮の仕組み

骨格、関節、可動域
骨格筋、心筋、平滑筋、筋の走行、起始、停止
筋線維、アクチンフィラメント、ミオシンフィラメント、クロスブリッジ、筋節
滑走説、弛緩、興奮収縮連関
短縮性収縮,等尺性収縮,伸張性収縮、最大随意筋力

【終了後 第1回到達度検証レポート出題】

5

筋線維タイプの分類とエネルギー供給機構

筋線維タイプ(TypeⅠ、TypeⅡa、TypeⅡb)
ATP、エネルギー供給機構(ATP-PCr系、解糖系、有酸素系)、乳酸
代謝、糖質、脂質、たんぱく質

6

運動単位と筋の動員

運動単位、神経支配比
運動単位のタイプ(FF、FR、S)、サイズの原理

第1回到達度検証レポートのフィードバック

7

固有受容器が関わる反射的運動制御

受容器、筋紡錘、腱紡錘
Ⅰa抑制、Ⅰb抑制、αーγ連関、姿勢制御

8

末梢神経と中枢神経の構造と機能

末梢神経(運動神経、感覚神経)
中枢神経系(脊髄、脳幹、小脳、大脳基底核、大脳皮質)
機能局在、体部位局在、反射の階層的制御、運動学習、可塑性

【終了後 第2回到達度検証レポート出題】

9

神経系および筋の活動の観察および中間まとめ

生体アンプを使用した筋電図および誘発筋電図の観察
第8回授業までのまとめと質疑応答
第2回到達度検証レポートのフィードバックと質疑応答
自学成果レポートの説明
【終了後 自学成果レポートの受付開始】

10

呼吸器の構造と呼吸の仕組み

呼吸器系(肺、肺胞、気管支)、呼吸筋群
呼吸(外呼吸と内呼吸、呼息と吸息)
分圧差、ガス交換、ヘモグロビン、酸素乖離曲線
呼吸調節中枢、化学的調節、反射性調節

11

運動に伴う呼吸器系の応答

肺活量、肺胞換気量、一回換気量、死腔量、呼吸数
酸素借、酸素負債、最大酸素摂取量

12

循環器系の構造と機能1

血液(赤血球、白血球、血小板、血漿)
血管、心臓、心筋、刺激伝導系、自動性

13

循環器系の構造と機能2

心電図、心拍数、心拍出量、血圧、心臓血管中枢

14

運動に伴う循環器系の応答と体温調節

最大心拍数、血流再分配、筋ポンプ作用
熱の産生と放散、発汗、うつ熱

【終了後 最終レポート出題】

Class Format

第1回~14回を対面授業にて実施 【+R授業】は第1回授業で、成績評価方法や受講上の注意点についての説明をオンデマンドにて実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。同授業を視聴していることを前提に授業を進めますので、必ず視聴しておくようにして下さい。

Recommendations for Private Study

 本授業では、授業を実施する形態に関わらず予習と授業に対する質問を重視する設計をしています。
 授業内容としては高校までに学ぶ生物、保健、体育、家庭科、化学、物理、数学を基礎として、その延長、応用した内容になります。高校段階でこれらの科目を学ぶ機会が少なかった方はもちろん、学んでいた方にとっても多くの新しい言葉が出てきます。
 しかし、そういった用語を暗記する授業ではなく、人が生きる仕組みや運動する仕組み、運動することによって起きる現象を理解する授業になりますので、用語やその用語が示す概念を踏まえた上で授業を聴講できることにより、授業内容の理解が大きく向上します。
 このため、本授業では、基本的に前週の授業時に、翌週の授業で使用する資料を配布し予習した上で授業当日を迎えられるようにしています。また、授業冒頭に前週の授業に関する質問に対してコメントする時間を長めに設けることで理解を深めてもらうことを目指しています。以上の理由から、予習および授業内の質問を大切にしてもらいたいと考えています。
 あわせて、授業内で簡単な実験を行ったり、日々の生活、トレーニングで応用可能な知識の紹介をしますので、それらを授業外で実践することによってさらに理解を深めることが期待されます。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

①授業への参加状況(28点)
 毎週授業の最後にmanabaのアンケート機能を用いて、指定された課題について回答してもらいます。提出1回につき2点が加点されます。記入内容により評価が変わることはありませんが、授業回によっては質問、感想以外の課題を課すことがあり、必要事項が書かれていなければ欠席扱いとなる場合があります。14回の授業が行われますので、2点×14回=28点になります。
 なお、授業回によって課題は異なり、授業冒頭から出席していなければ回答できないような内容の場合もあります。また、授業開始後10分を経過して入室した場合は「遅刻」とみなし、受講はできますが、出席点は加算されません。
②到達度検証レポート(30点)
 第4回の授業と第8回の授業でそれまでの授業内容についての理解度を確認する500字程度のレポートを課す予定です(授業進度に応じて前後する場合があります)。提出期間として7日間程度を設け、manaba+Rのレポート機能によりオンライン入力を使って提出してもらいます。1回につき、0~15点で採点します。授業内で説明したヒトの解剖学的な構造や生理学的な機能について、基本的な用語を踏まえて説明することができるかを評価します。
③最終レポート(42点)
 第14回の講義で1500字程度の最終レポートを出題します。manaba+Rのレポート機能によりファイル提出形式で提出してもらいます。授業内で学んだことを、自らの日常生活や身体運動、運動指導に結び付けて発展できるかを中心に評価します。
④加点(+@)
 授業内容に関連して、自ら取り組んだ勉強の成果を提出すれば、上記①~③とは別に最大20点を加点します。提出方法および期限等の詳細は+R授業および第9回授業内で説明をします。
 取り組み内容は、授業内容から発展したもので、上記①~③に重複しないもの。例えば、運動・スポーツ中の身体機能の分析や学んだ内容を自ら検証したもの、関連する文献を読み込んでまとめたもの等が想定されます。内容に応じて採点されますが、運動・スポーツを主観的に観察しただけの感想文では評価されず、文献・資料等に基づいて科学的・論理的に考察されている必要があります。また、授業内容をまとめただけのものは受け付けません。取り組み内容が提出に値するかどうか心配な人は取り組む前に漆原まで相談するようにして下さい。

Grade Evaluation Method (Note)

〇公欠に該当する欠席や、試合参加、体調不良等で欠席する場合の対応

試合等参加証明書の提出や、やむを得ず欠席する事情の申し出(原則として授業前後に対面にて申し出て下さい)により配慮をします。詳細は+R授業で説明します。
配慮の内容:
出席点の加点、欠席回の授業資料等の提供、授業内容に対する質問の受付。ただし、欠席回数が多い場合は、授業内容についていけなくことを防ぐ目的で課題を課す場合があります。
配慮に該当する事由例:
公欠届、試合等参加証明書が提出される場合、交通機関の乱れ、体調不良、冠婚葬祭、就職活動、ゼミ合宿等、自分で予定の調整が困難な場合
配慮に該当しない事由例:
私的な旅行、アルバイト、通院等、自分で予定の調整がある程度可能な場合

〇遅刻に対する対応
 授業開始後10分を経過して入室した場合は「遅刻」とみなし、受講はできますが、出席点は加算されません。該当する学生には、入室時に用紙を渡しますので、授業終了時に欠席理由を記入の上提出して下さい。理由が、上記欠席の配慮に該当するような内容の場合、配慮(遅刻とはみなさない)します。

Advice to Students on Study and Research Methods

保健体育の教員免許取得を目指す学生が履修する科目であるため、授業態度(私語、遅刻、飲食、居眠り等)については厳しく対応します。その他、受講上の注意等は1回目の講義にて詳しく説明するため、必ず出席して確認するようにして下さい。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

 特に指定しません。講義内容に応じて、随時資料を配付します。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
生理学 改訂18版 真島英信 文光堂 978-4830602306 講義内容についてより理解を深める時に役立つ
あたらしい人体解剖学アトラス 第2版 佐藤達夫 (翻訳) メディカルサイエンスインターナショナル 978-4815703028 講義内容についてより理解を深める時に役立つ
運動生理学 P.O.オストランド,K.ラダール 大修館書店 4-469-26037-1 講義内容についてより理解を深める時に役立つ
生体のしくみ標準テキスト第3版 監修 高松 研 , 堀内 ふき 医学映像教育センター 978-4862438317 広く浅く学ぶ時に役立つ
運動神経生理学講義―細胞レベルからリハビリまで Mark L. Latash (著), 笠井 達哉 (翻訳), 道免 和久 (翻訳) 大修館書店 978-4469264845 講義内容についてより理解を深める時に役立つ
身体運動・健康科学ベーシック 東京大学身体運動科学研究室 (編集) 東京大学出版会 978-41305270 講義内容について発展的に学ぶ時に役立つ

Reference Books (Frequency of Use, Note)

 その他,必要に応じて講義内で適宜紹介します

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html
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