授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14915:[2025 春セメスター]社会学入門(J) 2025 春セメスター 金5 法学部 崎山 治男 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本授業では、社会学になじみがない受講生を対象として、社会学的な考え方とはそもそも何なのか?といった点について、まず理論的・歴史的に説き起こしていきます。具体的には、そもそも、「社会」という語がいつどこで登場したのか?どのような用いられ方だったのかを身近な事例から説き起こします。その上で、M.ウェーバーやE.デュルケムといった社会学のビックネームの論理から、近代・現代社会で人々を教育・労働に駆り立てつつ、ヒートアップしていくことの良い面・悪い面を考えていきます。
 そこからさらに、社会学の諸課題を、大学から将来に歩むであろうライフコース上で直面する問題に照らし合わせて講義を進めていきます。具体的には、教育、(若者の)アイデンティティ、ボランティア、ジェンダー、労働、福祉といったテーマに沿って、連続性は持ちつつも1話完結の形で社会学の視点から見えてくる事柄を学びます。社会学を知りながらも多少なりとも進路の見通しにもなるよう講義を進める予定です。
 これらの視点を振り返りつつ、講義の終盤では、特に「現代」の特性に注目した社会問題、社会学のものの見方を学んでいきます。具体的には、京阪神地区ではすっかりお馴染みの光景となった経済・文化のグローバル化、その中でも「おもてなし」が重視されることに見られる感情労働、そしてそこで生じるストレスへの対処、気働きの強調に見られる心理学化などです。
 以上を通して、現代社会が抱える問題と、在学時・卒業後に直面している、あるいはするであろう社会の様々な問題とそのカラクリを読み解きつつ、社会学をともに考えていきましょう。 

受講生の到達目標

・「社会学」の問いのスタイルを身につけること
・自分の出来事に即して、社会学を感じ取れるようになること
・将来進路を考える際に、社会学的知識を<道具>として使えること

事前に履修しておくことが望まれる科目

特にありませんが、哲学・歴史・経済への初歩的な知識があると良いでしょう。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

近代社会の成立要件:資本主義の倫理と労働のエートス

働くことは尊い?。並びに+R授業でこの科目の概要や狙いを説明します。

2

近代社会の光と影:連帯の喪失とアノミー

自由と「生きがたさ」

3

近代社会を支えるエートス:「勤勉」な私たちと教育という選抜装置

教育と文化的再生産

4

現代の若者たちの自画像:若者のアイデンティティと「生きがたさ」

青年期の病理?それとも時代のせい?

5

家族は崩壊する?ジェンダー・近代家族のゆくえ

ジェンダー、近代家族

6

善意なのか、「動員」なのか?ボランティア社会とNPO

ボランティア、NPO

7

就職して自己実現出来るのか?労働の近現代

日本型経営、「働きがい」

8

文化の違いって?それは乗り越えられるのか?:グローバル化とローカル化

エスニシティ、インナーコロニー、移民

9

世代間の連帯は可能か?社会保障という制度とそのゆくえ

ケア、介護制度

10

なぜマクドナルドとディズニーは流行る?グローバル化と文化

アメリカ化、無のグローバル化、文化帝国主義

11

「競争」は良い結果を生むのか?グローバル化と格差

新自由主義、労働移転、ショック・ドクトリン

12

病理の過剰・病理の過小:医療化の進展と心理主義化

リスク化、作られる<病>

13

「笑顔」・「優しさ」を商品にすること:感情労働と感情知の生産

感情労働

14

「心」への囚われ/「心」からの解放:「本当の私」を巡るゲーム

心理主義化、セラピー文化、私探しゲーム

授業実施形態

第1回~14回は対面で実施する。【+R授業】は初回講義前に視聴してください。詳細は、manaba+Rのコースニュースでお知らせします。

授業外学習の指示

適宜紹介するが、授業で取り上げた事柄についての時事的なニュースにふれること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

期末レポート試験(評価は、講義内容を踏まえ社会学の基礎的な理解を基準とします。)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

・身近なことがらについての好奇心を持つこと
・社会のカラクリを分かっておいた方がいいぞ、と思う方の積極的な受講を望みます。
・とはいえ、受講されるみなさんにとっては一般教養科目でもあるので、社会学ってこんなんや、と知っておくぐらいの構えでもちょうどいいと思います。授業はわかりやすく進めるつもりです。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特にありません。授業中にレジュメを配布します。必要に応じて参考文献も紹介します。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

各授業毎に当該内容のものを適宜紹介します。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/