Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
30758:[2025 Spring]Society and Welfare (TB) 2025 Spring Mon1 College of Science and Engineering,College of Life Sciences,College of Pharmaceutical Sciences,College of Sport and Health Science (tentative name) OHIRA SHINTARO 2

Campus

BKC

Class Venue

Co-learning402

Language

Japanese

Course Outline and Method

【授業の概要】
・現代日本社会では「福祉」という言葉が多用されています.この授業では「社会」における「福祉」について,主に障害福祉の視点から考えます.
・社会福祉に関する基本的な理念,障害の概念などを学ぶとともに、ライフステージ毎の障害のある人たちとその家族の生活の実態を知り,福祉は誰のためどのようにあるべきかについて考えます.
・担当教員による講義だけではなく,ビデオ視聴、障害当事者や障害福祉の実践者による講義などによりリアリティをともなって理解できるようにすすめます. 共感的実感を講義の中で感じ、福祉は行政や専門職のみが担うものではなく、社会全体で志向していくことについて考えます.

【授業の方法】
本科目は大学設置基準において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース,「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと.
最終授業(14回)に付随してVOD授業の視聴を予定.

Student Attainment Objectives

(1)社会における福祉の意味と役割について学び,その概要が説明できる.
(2)障害のある人たちの生活の実態について学び,生きづらさを抱える人たちへの生活支援の必要性と当事者主体の考え方について理解する.
(3)福祉は行政や専門職のみが担うものではなく,社会全体で志向していくものであることについて理解する.

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

受講ガイド・イントロダクション
◯障害福祉の実践と思想〜糸賀一雄らの実践〜

・授業の到達目標・授業の進め方・成績評価方法等の説明・各回の授業概要と受講上の注意について
・糸賀一雄らの実践から障害福祉の思想を知る

2

障害概念と特性について考える
(1)障害者の定義と各障害等の特性と支援内容について
(2)障害の捉え方

・身体障害,知的障害,精神障害,難病,発達障害,障害者手帳
・国際障害分類ICIDHから国際生活機能分類ICF,医学モデルと社会モデル

3〜4(5)

障害福祉の思想について考える 
(1)障害観の変遷
(2)障害福祉の理念

差別や偏見と障害観,優生思想,相模原障害者殺傷事件
ノーマライゼーション,リハビリテーション,ピープルファーストと自立生活思想,エンパワメント,ソーシャルインクルージョン,機会均等と合理的配慮,多様性と共生

5

施設論について考える

入所生活と地域生活,コロニー政策,精神科病院の展開と改革

6

障害者の自立生活について考える
〇障害当事者の生活実態と取り巻く社会環境(障害当事者による講演を予定)

自立生活運動,セルフヘルプグループ,ピアカウンセリング

7

障害者の生活実態と取り巻く社会環境について考える
〇障害のある人の生活と必要な支援

ライフステージ,本人主体,家族支援,地域生活とケアマネジメント,退院促進・地域移行

8

ソーシャルワークと相談支援について考える
〇相談援助技術について知り、体験する

地域を基盤としたソーシャルワーク、相談援助技術,傾聴,受容,共感

9

ソーシャルワークの実際について知る
〇罪を犯した障害者・高齢者に対する支援(現役ソーシャルワーカーによる講演を予定)

矯正施設の実態、累犯障害者への支援、地域生活定着支援センター

10〜11

福祉制度を利用した生活支援について考える
(1)障害福祉制度で提供されるサービスについて
(2)障害福祉サービスの利用プロセスについて

障害者総合支援法,児童福祉法,障害福祉サービス(生活介護 療養介護 就労継続支援 就労支援 居宅介護 共同生活援助 児童発達支援)の概要,相談支援専門員,サービス等利用計画と個別支援計画

12

政策制度の意味と役割について考える
(1)一人ひとりの困りごとから地域を変えていく
(2)当事者・現場の声から国の制度を作る

地域ケアシステム、地域自立支援協議会,憲法,法律,政令,社会保障審議会,障害者計画,障害福祉計画

13

障害者への支援に関わる専門職と多職種連携について考える
(1)障害のある人の生活を支える様々な専門職
(2)多職種連携を促進するための会議の技術

医師・看護師,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士,歯科医師,薬剤師,管理栄養士義肢装具士,サービス管理責任者,相談支援専門員,社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士、会議の技術、ファシリテーション

14

地域共生社会の実現に向けた取り組みについて考える
〇障害者の文化・芸術活動支援について(芸術文化活動実践者による講演を予定)
〇講義のまとめ(VOD)

障害者アート,アールブリュット,鑑賞サポート

Class Format

【授業形態】
・講義は原則「対面」にて実施.第14回に付随してVODを視聴.
・出欠はmanaba+Rによる出欠カードにて確認する.

Recommendations for Private Study

障害児者や子ども、生活困窮者事件の事件や国会情勢の変化のなかで,講義のなかで意見を聞くこともあります.
福祉を含む社会保障に関連する社会の動きについては,常にメディア(テレビや新聞等)媒体の情報に関心をはらってください.
その時々において,講義の中でとりあげて,人権保障や社会における福祉のあり方という観点からどう考えるのかということで,議論や発言をしてもらいます.

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

① 出席状況(配点:50)
・出欠
・講義の参加意欲や態度・姿勢
・コミュニケーションペーパーの内容(感想・意見・質問など) ※質問の「特になし」は結構ですが、感想の「特になし」は評価の対象となりませんので必ず記述してください。
② 期末レポート(配点:50)
・講義全般において学んだことについて理解及び整理し記述
・設定したテーマに関する自身の意見を根拠と共に記述 

Grade Evaluation Method (Note)

本講義は授業に出席し,その内容について自身で思考することを最も重視します.そのため,授業開始後15分を超えての遅刻による入室は認めません.ただし,直前の授業の延長,公共交通機関の延着等のやむを得ない事情による15分を超える遅刻は認めますので,入室時に講師に申し出てください.
※公共交通機関の延着については,その機関が発行する証明書を求める場合があります.

Advice to Students on Study and Research Methods

・講義のレジュメはmanaba+Rにて前日もしくは当日の朝に掲載します.印刷も行いますが,講義開始後のアンケートにより枚数を調整します.

・コミュニケーションペーパーは、授業後に提出すること.提出はmanaba+Rの出欠カードを利用します.登録に必要な番号は講義内でその都度伝えます.

・授業では主に障害のある人への福祉を主に取り扱いますが、特別な事例としてではなくそこから普遍的な考え方を見出すことを意識してほしいと考えます.

・わからない部分やもっと聞きたいところなどあれば,講義後に直接質問をしてください.また、manaba+Rによる個別指導、メール(sor22057@fc.ritsumei.ac.jp)による質問等も受け付けます.

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

特定の教科書は指定しません.毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義を行います.

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
よくわかる障害者福祉 小澤 温 ミネルヴァ書房 9784623089727
ケアの社会学 上野千鶴子 太田出版 9784778312411
障害者運動のバトンをつなぐ 尾上 浩二 他 生活書院 9784865000603

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

厚生労働省(障害者福祉):https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/index.html
内閣府(障害者の権利に関する条約):
https://www8.cao.go.jp/shougai/un/kenri_jouyaku.htmlhttps://www.google.com/search?
ボーダレスアートミュージアムNO-MA:https://www.no-ma.jp

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

Other Comments

本講義の担当者は,障害福祉における介護職員として直接支援業務及び相談支援専門員として相談支援業務(ケアマネジメントを含む)について10年の実務経験がある.その経験から,当事者を主体とした地域での生活支援について具体的な事例を盛り込んだ講義を行う.
また,厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課において相談支援専門官として障害福祉制度改定業務に3年間従事するとともに,滋賀県健康医療福祉部障害福祉課において障害福祉専門幹として県政における障害福祉全般に関わる業務に2年間従事した行政職員としての実務経験がある.その経験から障害福祉制度の改正や運用の実際について行政側、福祉専門職側の二つの視点から解説する.
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/