| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
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| 34052:専門ゼミナール(TA) | 2022 | 通年 | 火5 | 理工学部 | 笹谷 康之 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
理工学部の目的は「独創性と高い倫理観に裏付けされ、科学技術の新領域を拓き未来社会を支える人材を育成する」と定められている。今日、理工学部で取り扱う現実のモノ世界を、データを用いて3Dの仮想世界を再現してフィードバックすることで現実世界をよりよくしていくデジタルツインや、さらに時間軸を含めた4Dを用いるイノベーションが、急速に発展している。工業製品から都市全体まで、デジタルツインのモノづくり、まちづくりが急速に発展している。都市のデジタルツインとしては、先駆的なバーチャル・シンガポールに始まり、日本でも2020年から国土交通省が唱導する3D都市モデルのPLATEAUが、東京をはじめ56自治体でスタートして、都市活動モニタリング、防災、まちづくり、商業サービス等で使われている。
さらに今日、meta(高次元の)universe(世界)というデジタル技術を用いた新たな社会活動の場を指すメタバースという造語が、広く使われている。世界的にみても、メタバースは、3D/4D、xR(VR仮想現実/AR拡張現実/MR複合現実)、デジタルツインの技術を駆使して急速に発展・普及している。仮想空間のショッピングモール・エンターテイメント・展示会や、VR/ARを使った教育・トレーニング・防災体験、あつまれどうぶつの森・ポケモンGOのような3Dゲームを始め、新しいビジネスや職業が次々と生まれている。
メタバースのプラットフォームを巡っては、世界的な大手企業が熾烈な競争を展開しているが、我々はこれらとは一線を画し、オープンソースやオープンデータを用いて、人々の真の幸福(well-being)を志向し、ゼロベースで考えるライフセントリック(生命・人生・生活中心的)なアプローチを目指す。地域固有の資源をコンテンツとして使い、そのデジタルな権利を地域で共有しながら保護し、地域内で経済循環が起こりデータを地産地消する仕組みを創り出すことが大切である。
2021年度秋学期には、環境都市工学科の2回生有志が、琵琶湖に浮かんでいた膳所城本丸を復元している。そこで本授業では、膳所城本丸をヴァーチャルキャンパスとして活用するとともに、理工学部の各学科の学生がその得意技を持ち寄って協働し、学外の専門家や住民の協力者と連携しながら、3Dのモデリングとレンダリング、アニメーション、メタバースを制作し、自らアバターとなりながらxRを活用して、このメタバースを運用する。子どもから高齢者までがゲーム感覚で面白く楽しく参加しつつ、地域の課題が解決できるヴァーチャルな観光、防災活動等を提案して、その効果を検証する。住民と協力する地域としては、草津市内、大津市膳所地区、その他必要な場所を想定する。
活動は、3~4グループで行いながら、グループ間で相互に連携する。下記のテーマの創造とコミュニティ活動を想定している。
1.膳所城ヴァーチャルキャンパスでのメタバース活動
2.3D都市モデル PLATEAU を草津市内で利活用
3.メタバースを活かしたまちづくりゲームの創造
4.その他学生の創造的な提案
なお、過去や今日の現実の空間の3Dを舞台としながらも、仮設の舞台演出や、理想の将来像の3D/4Dを創造する。つまり、完全に仮想の3D空間から始めるのではなく、現実の地域・都市空間とつながりのあるデジタルツイン活動を行う。
受講生の到達目標
態度:学生同士、教員、TA、対象地域住民、学外の専門家との連携を通じて先進的な課題に取り組み、ともに描く理想の将来像からバックキャスティングしてウェルビーイングを考究し、魅力的、効果的、効率的なデジタルツインを創造する理念を体得する。
知識:各学生が自主的、自律的、主体的に教えあう中で、ライフセントリックな3D/4D、xR、デジタルツイン、メタバースの知識を修得する。
技能:リアルとデジタル(アナ―ザーリアル)が互いに影響し合う空間/世界を常に意識しながら、各種技術を組み合わせてメタバースを創造して運用できるスキルを修得する。
事前に履修しておくことが望まれる科目
新入生はPCが得意なこと、上回生は各学科の「CAD演習」または「プログラミング」等を受講して習熟している状況が望ましい。
意欲があれば4月の時点でPCが不得意な学生を歓迎するが、グループの他のメンバーと協働できるように、4・5月にリメディアルの補習授業や習得課題を課すので、努力することを求める。
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
BCPと授業日 |
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BCPレベル1~4に関わらず、対面8回以上と、Zoomまたはメタバースを利用した7回以下を効果的に組み合わせた授業を行う。
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| 1 | ガイダンス |
ライフセントリック、オープンイノベーション、3D/4D、VR/AR/MR/xR、デジタルツイン、メタバース、Google ClassroomとSlackの利用、グループ分け
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| 2 | PCスキルの共有とチームビルディング |
PCを使った報連相(報告・連絡・相談)、協働作業の練習、グループの約束事
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| 3 | カードゲーム |
SDGs de 地方創生
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| 4 | 制作準備1 |
班ごとに、類似事例の報告と制作企画 |
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| 5 | 制作準備2 |
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| 6-8 | 夏季集中制作実習1 |
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| 9-11 | 夏季集中制作実習2 |
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| 12 | テストと検証 |
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| 13 | 発表準備 |
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| 14 | 発表会 |
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| 15 | ふりかえり |
最終成果品の |
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上記はあくまでも初期段階の予定であり、学生の希望や状況に応じて変更する。 |
授業実施形態
4月、5月は月に2回
夏休み期間は、集中的に2日間(1日4.5時間 3回分)の対面
6月、10月、11月、12月、1月は月に1回
を予定して、学外の協力者と連携して、授業を行う。
それ以外の期間は、グループで自主的な協働作業を行う。
グループの日常的な自習の協働作業は、AIOL等での対面の活動や、Zoom、Google Classroom、Slackを使った協働作業を行う。
Google Workspace for Education Fundamentalsのアカウントは全員に付与する。
授業外学習の指示
Google Classroom、Slackに報連相(報告・連絡・相談)してもらえれば、教員や学外の協力者は、アドバイスしていく。
オープンソースの地図ソフトのQGISとメタバースのプラットフォームとなるMozilla Hubs、オープンデータの地図のOpenStreetMapを活用し、オープンデータのPLATEAUをつくる。
3D-CADのSketchUp ProとFree(Web)を使って3Dモデリングを行うとともに、Unity等の各種のソフトを組み合わせて、レンダリング、アニメーション、VRデータを制作し、アバターとなりバーチャルまちづくりを提案する。
必要に応じて、AIOL(All In One Laboratory)の活用を推奨する。
学科や個々人によって、各種の能力的に得意・不得意があるので、共通基礎課題と適正・能力に応じた分担を考慮する。分担課題は、得意分野を活かし、自主的にVRゴーグル等の機材やアプリ、ゲームに嵌る魅力を持ち込んでほしい。技術的なスキルとともに、企画、マネジメントの能力も期待する。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 3Dモデリング、レンダリング、3D都市モデルの作成と活用、メタバースの運営やアバター等を用いたヴァーチャルキャンパス活動、リアルとデジタル(アナ―ザーリアル)を結びつけるまちづくり活動等を、総合的に評価する。 |
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
自身で所有しているPC、タブレット、ゴーグル等を活用したり、経済的に許す範囲で各種の機材の購入を勧める。
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」 | 岡嶋裕史 | 光文社 | 9784334045845 | |
| 仮想空間とVR | 株式会社往来 | MdN | 978-4-295-20094-9 | |
| 作って覚える SketchUpの一番わかりやすい本 | 山形雄次郎 | 技術評論社 | 978-4297106881 | |
| SketchUp ベストテクニック120 | 山形雄次郎+スケッチアップ・ユーザーグループ | エクスナレッジ | 978-4767828756 | |
| 業務で使うQGIS Ver.3 完全使いこなしガイド | 喜多耕一 | 全国林業改良普及協会 | 978-4-88138-378 | |
| これで使えるQGIS入門―地図データの入手から編集・印刷まで (Introduction to QGIS) | 金徳謙 | ナカニシヤ出版 | 978-4779514357 | |
| 作って学べる Unity 本格入門 [Unity 2021対応版] (作って学べる開発入門) | 賀好昭仁 | 技術評論社 | 978-4297124335 | |
| 見てわかるUnity Visual Scripting超入門2021対応 (GAME DEVELOPER BOOKS) | 掌田津耶乃 | 秀和システム | 978-4798065502 | |
| 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる(世界の知性シリーズ) | ケヴィン・ケリー | PHP研究所 | 978-4569850504 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
QGISビギナーズマニュアル https://gis-oer.github.io/gitbook/book/materials/QGIS/QGIS.html
AIOL http://www.ritsumei.ac.jp/se2017/making-things/aiol/
東京大学 バーチャルリアリティ教育研究センター https://vr.u-tokyo.ac.jp/
その他随時紹介する。
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html