| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 15828:[2025 秋セメスター]企業社会論(S) | 2025 | 秋セメスター | 水5 | 産業社会学部 | 牧野 泰典 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
新卒入社から昇格・昇給するには、それに見合った仕事能力が必要となる。それがキャリア熟練形成であり、企業内教育訓練が労務管理制度のなかでどのように位置付けられているかを説明する。そのうえで、正規雇用者中心に実施されている教育訓練であるが、増加する非正規雇用者にも重要であることについて説明する。
【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
受講生の到達目標
事前に履修しておくことが望まれる科目
1 製造業を中心とする企業組織の特色 -ラインアンドスタッフ組織―
2 社会的資格による専門工養成 -工場徒弟制度-
3 企業組織の作業管理 -F.テーラーの「科学的管理」-
4 労働環境と労働意欲 -R.ブラウナーの労働疎外―
5 「形を変えた生産システム」
-「労働の人間化」(QWL:Quality of Working Life)に関連する作業工程―
1)スウェーデン 「カルマール・ウッデバラモデル」 (Calmar.Uddevalla )
2)ドイツ 「新生産概念」(New Production concept)
3)イタリア 「柔軟な専門化論」(Flexible Specialization)
6 企業組織の観点から検討する「日本型生産システム」(トヨタ生産システムを中心に)
1)ニンベンのつく「自働化」(「かんばん方式」「ジャストインタイム」[JIT:Just In Time]の運
用を前提とする)
2)生産時間の「リードタイム」
3)作業工程における「同期化」
7 品質管理活動(TQC:Total Quality Control,QC circles:Quality Control circles)に関連する教育制度
1)トップ層の教育
2)部長、課長層の教育
3)専属エンジニアの教育 (その他、QC教育コースなど)
8 企業の定着対策としての「人間関係諸活動」(トヨタを事例に)
1)経歴別の「社内団体」
2)「PT運動」(Personal Touch)
3)先輩と後輩の関係を活性化させる「Brother制度」
9 企業内資格制度としての「専修技能習得制度」
10 日本の自動車企業の海外展開
-自動車産業としての日本の企業組織が海外で展開されている過程―
11 日本のQCサークルの海外への展開(1)
-日本の企業組織、品質管理活動・小集団活動(QCサークル)を比較的広く採用している事例―
12 日本のQCサークルの海外への展開(2)
-日本の企業組織、品質管理活動・小集団活動(QCサークル)を部分的に採用している事例―
13 日本のQCサークルの海外への展開(3)
-日本の企業組織、品質管理活動・小集団活動(QCサークル)を部分的に導入しつつも組合が強硬に
反対している事例―
14 日本企業の組織戦略、マニュアル作成の基本原則
15 日本企業における職場でのチームワーク
{この分野の参考文献}
米国自動車工場の変貌-「ストレスによる管理」と労働者 マイク・パーカー、ジェイン・スロー
ター、 戸塚秀夫(監訳) 緑風出版
Made in America-アメリカ再生のための米日欧産業比較 MIT産業生産性調査委員会 著/依田直也 訳
草思社
世界自動車産業の興亡 下川浩一 講談社
小集団管理批判 ドナルド・M・ウェルズ 著/島弘 訳 ミネルヴァ書房
苦いアメリカ-進出日本企業の実態と対応 菊地誠一 日本能率協会
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | 新卒一括採用の問題点 |
新卒と既卒の違い -なぜ企業は新卒採用を重視するのか- |
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| 2 | 既卒と第二新卒の相違点 |
大学卒業後から数年のブランクのある既卒と第二新卒の労働市場における扱いの差 |
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| 3 | 終身雇用に関わる「解雇権濫用の法理」と「解雇ルールの金銭解決」とは |
正規雇用者を雇用を維持する制度、法解釈を変更し、人材を採用しやすくする制度変更の課題 |
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| 4 |
「職務拡大」(job enlargement)と「職務充実」(job enrichment)
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1.キャリア形成に重要な専門知識と技能、自律的に仕事を行える権限に関する説明
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| 5 | 日本経団連の主張する「多様な働き方」とは-安価な労働力を活用することを助長するものとしての問題点- |
「多様な働き方」とは正規雇用の採用機会を拡大させるか、非正規雇用の仕事を変えるのか |
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| 6 | 派遣社員のなかでも極めて雇用が不安定な「登録型派遣」 |
常用雇用型派遣と登録型派遣の違いとは |
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| 7 | OJT(On The Job Training) とOff-JT(Off The Job Training) |
1.キャリア形成に必要な教育訓練制度の一環としての実習と講義
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| 8 | 「内部労働市場」と「外部労働市場」の相違点 |
内部昇格させる人材登用とヘッドハンティング人材登用の特色 |
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| 9 | 残業代に関する「ホワイトカラーエグゼンプション」 |
自律的労働法案と呼ばれる法律(案)についての課題 |
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| 10 | 日本企業の労働慣行の問題点(1)-超長時間労働と労働密度- |
超長時間労働といわれる日本の労働時間についての事例紹介 |
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| 11 | 日本企業の労働慣行の問題点(2)-人事考課査定制度と成果主義の強化- |
1.労働者選別の判断材料となる人事考課査定制度
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日本企業の労働慣行の問題点(3) -企業別組合における労使関係の問題点、管理職
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1.既存の労働組合では雇用と賃金を守れないことによる新しい組合結成の事例紹介
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| 13 | グローバリゼーションが日本企業に与える影響(1)-ホワイトカラー・エグゼンプションが日本企業の低賃金・重労働を強化する可能性について- |
労働環境における新自由主義によって労働環境がどのように変化するか |
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グローバリゼーションが日本企業に与える影響(2)-労働コストの削減にともなう働
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1.正規雇用者と非正規雇用者との企業内教育格差
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| 備考 | 「ビジネスキャリア検定」による実務、「コミュニケーション能力」の形成 |
1.多様な雇用者がキャリア、熟練形成のための権利獲得を目指して採用機会の多様
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授業実施形態
授業外学習の指示
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
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| 定期試験(筆記) | 0 | 定期試験は実施しない |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 授業内レポート×3回によって成績評価 |
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
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| 『生涯現役-時代への挑戦』 | 山口宗秋 | {産業能率短期大学出版部} | ||
| 『産業と労働のニューストーリー-IT・グローバル化と仕事の未来』 | 久野国夫 | {法律文化社} | ||
| 『キャリア教育入門』 | 三村隆男 | {実業之日本社} | ||
| 『キャリア開発と人事戦略』 | 奥林康司、平野光俊 | {中央経済社} | ||
| 『大学のキャリア支援』 | 上西、小玉、川喜多、伊藤 共著 | {キャリア形成叢書} |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/