授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15202:[2025 秋セメスター]超領域リベラルアーツ (GU) § 15203:特殊講義(総合)(C9) 2025 秋セメスター 火2 法学部,経済学部,経営学部,産業社会学部,文学部,映像学部,総合心理学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 吉 元洪、斎藤 真緒、村本 邦子 2

キャンパス

衣笠

授業施設

学而館GJ308号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法


【クラステーマ】
ケアする人のケア(ケアラー支援)から問う新しい社会デザイン

コロナ・パンデミックにおいて、いかに人々の命を支えるケアが私たちの生活にとって「エッセンシャル」であるかが明らかになった。しかし、現実のケアの状況に目を向ければ、ヤングケアラーの社会問題化、ケアによる離職、ダブルケア、ケア殺人など、「ケア」が大切にされていないだけではなく、「負担」となっている様相が示されている。 家族のケアを前提とする現在の日本の福祉制度は、ケアを必要とする個人のニーズの充足のための仕組みであるが、ケアを担うケアラーを支援する仕組みは極めて脆弱である。ケアを担う家族/ケアラーも、「当たり前」だと思い、ライフチャンスを放棄せざるを得ないことも多い。 また、日本では、育児や介護、看護など、これまで社会制度によって、人を支える仕組みは分断されてきた。昨今広まった「ケアラー」という言葉は、制度による分断を超える可能性を内容しており、新たなケアのあり方を構想する際の重要なキーワードになりうる。本講義では、ケアにかかわる様々な場面に注目し、ケアの社会的価値が尊重される社会デザインを構想する。

受講生の到達目標

・「ケア」の思想的・社会的価値について理解できる。
・現在の福祉制度の特徴とケアラー支援にかかわる制度的
・実践的課題について理解できる。
・先駆的なケアラー支援実践から、新しい社会デザインをイメージできる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

【+R授業】イントロダクション なぜ今「ケアラー」に注目するのか?

ケアの倫理、ケアリング・ソサイエティ/斎藤真緒

2

ヤングケアラーの社会問題化

子ども・若者ケアラー、法制化、当事者参画/斎藤真緒

3

若者ケアラーを支えるしくみ

ユースワーク、キャリア支援/竹久輝顕(産業社会学部授業担当講師)・斎藤真緒

4

ケアとジェンダー

ケアとライフコース 若年女性支援/村本邦子(人間科学研究科教授)・斎藤真緒

5

離家をささえるしくみ

居場所支援・居住支援/竹田明子(京都市ユースサービス協会)・斎藤真緒

6

ケアから離れる仕組みと親子関係

子育て支援短期利用支援事業(トワイライトステイ・ショートステイ事業)/上田馨一(merry attic代表)・斎藤真緒

7

ケアラーのメンタルヘルス①

精神疾患の親をもつこども/平井登威(CoCoTel代表)・斎藤真緒

8

ケアラーのメンタルヘルス②

ユースクリニック/日吉和子(太成学院大学教授)・斎藤真緒

9

子育てを地域で支える

親子関係・虐待予防/矢藤優子(総合心理学部教授)・吉沅洪(人間科学研究科教授)・斎藤真緒

10

ケアする学校

思春期保健・デジタル保健室/山村和恵(立命館守山中学・高校養護教諭)・斎藤真緒

11

多様な居場所の創造

ひきこもり、フリースクール、親支援/川崎敦子(芹川の河童代表)・斎藤真緒

12

東アジアの福祉・医療制度とケアラー支援

家族主義・福祉レジーム/松田亮三(産業社会学部教授・斎藤真緒)

13

ケアラーを支える制度

ケアラー支援条例/津止正敏(立命館大学名誉教授)・斎藤真緒

14

全体まとめ

ケアリング・ソサイエティ/斎藤真緒

授業実施形態

Zoom(オンライン)

授業外学習の指示

多様なケアラー支援の社会実践についてアンテナを広げ、予習・復習を行うこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業への参加度(発言)30%、授業後小レポート70%

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/