| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 15825:[2025 春セメスター]社会文化論(S) | 2025 | 春セメスター | 木2 | 産業社会学部 | 平井 秀幸 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
「社会文化論」は、社会と文化・慣習・ライフスタイル等が相互に影響を及ぼしつつ成立し、維持・再生産されている側面に注意を払う学問的視角である。これまでの人類の歴史において、社会の変動がダイナミックな文化の変容をうみだし、また、文化の多様性がさまざまな社会の分化を規定する要因となってきた。しかしながら、そこにはもうひとつの重要な登場人物が欠かせない。それは、社会や文化の担い手であると同時に、そのなかで生き、ときにそれらに拘束されもする「自己」である。この授業では、「社会」「文化」「自己」のトライアングルがそれぞれどのように関連しあいながら存立しているかをさまざまな事例を通して把握するとともに、そうした事例に対して社会学の理論・概念・経験的知見を援用しながら理解を深め、ときにその理解を更新することに挑戦する。具体的には、授業の前半部分においては、自己をめぐるミクロな事例や身の回りの文化的諸実践に注目しながら、それがわれわれの生きる現代社会においてどのような意味や役割を有しているのかを考察する。そして、授業の後半部分においては、それとは逆向き、つまり社会や文化の歴史的・空間的変動・変容のなかに自己を位置づけ、われわれが生きる社会や文化の現在地点を探る。こうした作業は、必然的に「社会」「文化」「自己」をめぐる現代的課題や問題点を浮き彫りにする作業と不可分であり、それゆえにこの授業ではそれらに対する臨床的・批判的な検討にも踏み込むことになる。
【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
【授業の形式、運営・進行、スタイル、課題に対するフィードバックの方法】
授業は原則対面で行うが、初回、第14回のみ、オンライン(ライブ配信型もしくはオンデマンド型)での授業を行う。manaba+Rのコースニュース上でオンライン授業に関する情報を通知する。オンデマンド型授業の場合には、manaba+R上で質問を受け付けるほか、次回授業時にフィードバックを行うことで同時性・双方向性を担保する。毎回の授業の終了時にmanaba+Rを用いて授業内容に対する質問・感想や授業内で提起した論点に関する意見(「小課題」という)の提出を求め、それらのうちの特徴的なものについては、次回授業の冒頭や中間まとめ・最終まとめの授業で取り上げ、紹介や補足的な説明を行う。授業内で課す中間課題と最終課題についても、授業時間内で出題意図の説明と解説・講評を行う。
受講生の到達目標
2.「社会」「文化」「自己」をめぐる理論・概念・経験的知見を正しく理解できるようになる。
3.現代社会の特徴や課題について、「社会」「文化」「自己」の相互関係性や歴史的・空間的来歴に留意しながら把握し、適切に記述・説明できるようになる。
4.自分の価値観が「社会」「文化」「自己」のなかではぐくまれ、その影響を受けていることをしっかりと自覚したうえで、現代の「社会」「文化」「自己」が有する問題点や課題に対する批判的検討に踏み出すことができる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 第1回【オンライン授業】*オンライン授業に関する情報はmanaba+Rのコースニュースにて連絡する。 | イントロダクション |
社会・文化・自己、授業概要とルール、社会文化研究と規範的視点 |
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| 第2回【対面授業】 | 「“本当の自分”はどこにいるのか?:自己から社会・文化へ①」 |
意味と行為、Iとme、社会化 |
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| 第3回【対面授業】 | 「構築される自己?:自己から社会・文化へ②」 |
物語的自己、社会構成主義、ナラティヴ・コミュニティ |
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| 第4回【対面授業】 | 「ナンバーワンよりオンリーワン?:自己から社会・文化へ③」 |
感情管理、ドラマツゥルギー、スティグマと構造的差別 |
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| 第5回【対面授業】 | 「サブカルチャーとは何か?:自己から社会・文化へ④」 |
非行サブカルチャー、ハマータウンの野郎ども、階級と承認 |
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| 第6回【対面授業】 | 「ポストモダンは終わらない?:自己から社会・文化へ⑤」 |
動物化、ポストモダン的自己、環境管理 |
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| 第7回【対面授業】 | 「自己の心理主義化?:自己から社会・文化へ⑥」 |
グローバル化と個人化、セラピー文化、サバイバルと自己の「倫理」 |
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| 第8回【対面授業】 | 「近代的自己?:社会・文化から自己へ①」 |
プロレタリアート、有機的連帯、プロテスタンティズムの倫理 |
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| 第9回【対面授業】 | 「自由からの逃走?:社会・文化から自己へ②」 |
民主主義と積極的自由、権威主義的パーソナリティ、全体主義 |
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| 第10回【対面授業】 | 「文化の衝突?:社会・文化から自己へ③」 |
ヒッピーと対抗文化、孤独な群衆、福祉国家 |
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| 第11回【対面授業】 | 「鉄の檻から自己コントロールの檻へ?:社会・文化から自己へ④」 |
消費的自己、新自由主義、再帰的近代化 |
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| 第12回【対面授業】 | 「『新自由主義2.0』の社会文化?:社会・文化から自己へ⑤」 |
トラウマと「回復」、セルフヘルプ・グループ、レジリエンス |
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| 第13回【対面授業】 | 「『新自由主義2.0』を超えて?:社会・文化から自己へ⑥」 |
BLM: Black Lives Matter、アボリション・フェミニズム、ゼミオロジー |
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| 第14回【オンライン授業】*オンライン授業に関する情報はmanaba+Rのコースニュースにて連絡する。 | 最終まとめ |
社会・文化から自己を考える、課題へのフィードバック、総括ディスカッション |
授業実施形態
【+R授業】は第7回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。
授業外学習の指示
1.各回の授業テーマ・キーワード等で興味を惹かれるものがあれば、それらに関する現時点での自分のイメージや理解を簡単に文章化して授業に臨むこと(メモ程度のものでよい)。
<事後学修>
2.授業後に、各回の授業のなかでとりあげた理論・概念・経験的知見等に関して、できれば自ら図書館やインターネット等で専門的な参考文献を参照し、理解したことを自分の言葉で文章化しておくこと(参考文献に関しては授業内でも適宜紹介する)。
3.「1」と「2」の作業を経て、自分のイメージや理解に変化があった場合にはそれも文章化しておくこと。「2」と「3」の作業は中間課題と最終課題の作成において役に立つ。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 中間課題として、主として授業内容の理解度を確認するためのレポートを課す。実施時期は第7回終了時を予定している(30%)。
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成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
受講中は、他の学生に迷惑となるような私語をはじめとする授業妨害行為は慎むことを求めるが、授業配慮を必要とする学生は遠慮なく相談してほしい。個人が変わることではなく、周りの環境を調整することで解消する困りごと・トラブルは少なくない。困りごとがあれば、ぜひ以下の相談窓口情報も参考にしてほしい。
立命館大学 学生相談の総合案内:https://www.ritsumei.ac.jp/drc/sougou/
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/