授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15822:[2025 秋セメスター]産業社会学(S) 2025 秋セメスター 金5 産業社会学部 吉田 誠 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

産業社会学とは、企業が営利を目的とした活動を行うなかで、その組織の内外に形成される社会関係や制度を対象とする社会学である。本講義では日本企業の内部において生起している社会関係や制度について、歴史的な展開や他国との比較を行いながら、企業社会の変貌とそれに伴う雇用、労働、生活の変貌を理解するために必要な基本的概念を中心に解説していくこととする。

受講生の到達目標

雇用制度や賃金に関する概念を正確に理解し、それらの現代日本における特質を他国との比較や歴史的な観点から説明できるようする。また、現代日本企業のあり方やその変化の動向を学ぶなかで、自らの将来的な働き方や生活について考えを深め、議論できるようにする。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

産業社会学の潮流の概観

マルクスの資本主義論、ウェーバーの資本主義の精神、テイラーの科学的管理法、メイヨーの人間関係論、アベグレンの日本的経営

2

企業活動と労働者

人事労務管理、日本的経営、資本の範式

3

雇用関係の日米比較:解雇について

任意の雇用、公民権法、終身雇用、整理解雇の四要件

4

米国の雇用の歴史

職長の帝国、先任権、キャリア・ジョブの終焉、エンプロイヤビリティー

5

日本の雇用の歴史(1)

渡り職工、雇用の長期化、総動員体制

6

日本的雇用の歴史(2)

労働組合の登場、ドッジライン、『新時代の「日本的経営」』、雇用形態

7

正社員の現在(1)

コース制、男女雇用機会均等法

8

正社員の現在(2)

男女雇用機会均等法、少子化対策、ワーク・ライフ・バランス

9

有期雇用の特徴

契約社員、パート労働者、アルバイト労働者、雇い止め

10

間接雇用の類型(1)

派遣労働者、登録型派遣、特定労働者派遣、紹介予定派遣

11

間接雇用の類型(2)

請負労働者、個人事業主

12

『新時代の「日本的経営」』のもたらしたもの

雇用ポートフォリオ、雇用形態の多様化

13

賃金:日本の賃金プロファイル、賃率の決め方

仕事給と属人給、電産型賃金、職務給

14

能力主義管理と賃金の現在

職能資格制度、職能給、人事考課の三要素、生活態度としての能力、成果主義

授業実施形態

第1~14回対面で実施し、板書を基本としますので、ノートを取るようにしてください。
【+R授業】は初回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

ノートや配布資料に基づいた復習をしっかりおこない、基本的概念や考え方について修得してもらいたい。また、講義のなかで関連する専門書や論文を指示することがあるので、指示された文献を読むことで理解を深めてもらいたい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 100

講義の内容の理解に関して試験を行う。特に講義でとりあげた概念がきちんと理解でき、定着しているかを確認して評価する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

※※※2023年度よりレポート試験は廃止されています。期末レポート等を実施される場合には、「平常点評価」欄に「期末レポート」としてご入稿ください※※※

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)

成績評価方法(備考)

小レポートを課すことがあるが、これは提出を義務とせず、優れたレポートのみに定期試験の得点に数点(1〜5点/回)を加点することとする。

受講および研究に関するアドバイス

産業社会学では、日常生活においては表面的にしか知ることのない企業が労働者との関係でどのような活動を行い、またそれによって企業の内外にどのような社会関係が形成されているのかを学びます。普段から新聞の経済面や社会面に目を通し、企業を取り巻く世界で何が起り、どのようなことが問題となっているのかを意識するようにしてください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用しない。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

随時、指示する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/