授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|
15020:文化芸術特殊講義(LD) | 2019 | 秋セメスター | 水2 | 文学部 | 田原 憲和 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
受講生の到達目標
1. ことばを客観的に観察し、評価することができる。
2. 社会の中でことばの担う役割がわかる。
3. それぞれの社会においてことばの持つ役割や重要性が異なっていることがわかる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
---|---|
キーワード・文献・補足事項等 | |
1 | 言語と社会 |
社会言語学・言語社会学への導入、H言語とL言語 |
|
2 | 言語と変種 |
標準変種、地域変種、多極性言語、屋根なし外部方言 |
|
3 | 方言とそのイメージ |
地域方言、社会方言、方言イメージの変容 |
|
4 | 地域方言・地域言語と日本社会 |
危機言語、アイヌ語、琉球方言、言語にまつわる裁判 |
|
5 | 少数言語 |
少数言語の社会的地位、欧州地域言語憲章 |
|
6 | 言語の消滅 |
言語の「死」、ダルマチア語、ボ語、古典語 |
|
7 | 言語の維持 |
言語を放棄する権利、フランク語、アイルランド語 |
|
8 | 言語の復活・再生 |
ケルト文化、コーンウォール語、マン島語 |
|
9 | 言語の発見と創出① |
ルクセンブルク語 |
|
10 | 言語の発見と創出② |
ケセン語 |
|
11 | 人工言語とその背景①(社会的要請) |
エスペラント語、ソルレソル、ノシロ |
|
12 | 人工言語とその背景②(ファンタジー的世界観) |
ナヴィ語、クリンゴン語、リパライン語 |
|
13 | 移民と言語 |
社会における移民言語、移民言語話者への教育問題 |
|
14 | 言語の変容・混成 |
外来語・借用語、ピジン・クレオール |
|
15 | まとめ ー 言語から見る世界 |
言語とアイデンティティ、言語特有の世界観 |
授業実施形態
授業外学習の指示
成績評価方法
種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
---|---|---|
定期試験(筆記) | ||
レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
50 | 言語と社会に関するテーマについてのレポートを課します。テーマ設定とその分析(背景・現状)などが評価の対象となります。 |
上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
50 | 授業への取り組みを総合的に判断します。具体的には授業への参加度、課題の遂行等が評価の対象となります。 |
成績評価方法(備考)
1. テーマ設定は適切か
2. 設定されたテーマに関する背景を分析しているか
3. 設定されたテーマに関する現状を分析しているか
4. 経験に基づく具体的な事例を挙げているか
5. 資料に基づく具体的な事例を挙げているか
6. 参考文献からの引用、参考文献の表示は適切か