授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14924:超領域リベラルアーツ (GT) § 14925:特殊講義(総合)(C8) 2024 秋セメスター 火3 経済学部,経営学部,産業社会学部,文学部,映像学部,総合心理学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 小池 千恵子、斎藤 進也、矢藤 優子 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN328セミナールーム

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本講義では,心理学,神経生理学,地域研究,ヒューマンインタフェースなど,さまざまな専門分野における第一線の研究者による講義を通じて,人間の身体的・心理的特徴とその働き,物理的・社会的環境とのかかわりについて最新の知見を得る機会を提供する。幅広い学問領域に関する知識と教養を深めると同時に,専攻の異なる学生との意見交換や情報共有を通じて,各受講生が学問分野の枠にとらわれない独創的な思考を構築する。本講義は,担当教員(矢藤)が各授業担当者について紹介した後,授業担当者によるZoomでのライブ配信講義を行う。各講義の最後にはmanaba+Rを通じてリフレクションを提出し,最終講義日には授業全体を通じて学んだ内容に関するレポート(A42枚程度)を提出する。

受講生の到達目標

【科目の到達目標】
①これまで培った知識や思考力を発揮し、統計データ等をもとに未来社会のモデルを構築することができる。
②他者との対話や協働作業を通じて、自由に思考する力やクリティカル・シンキングを向上できる。
③自己と他者・社会との相互関係で自らの役割を常に捉えなおし、生涯にわたり学び続ける主体を確立する。

【当該クラスの到達目標】
① 様々な学問領域による最先端の研究に触れることを通じて,人間の諸側面に関する知識と理解を深める。
② 授業を通じて得た知識や情報,他の受講生との意見交換をもとに,人間の諸側面に対する自らの考えを構築する。
③ 学問領域にとらわれない多様な視点から課題を捉え,人類が直面する課題への解決策を自ら発信する力を養う。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション 授業の概要説明

人類の進化・種に固有な行動

2

【ゲストスピーカー】竹田敏之
国際語としてのアラビア語の広がり

アラビア文字の世界,イスラーム文明と諸科学の発展,音の芸術:クルアーン読誦,書の芸術:アラビア書道

3

【ゲストスピーカー】竹田敏之
現代アラブ文化と言語社会

アラブ文学:遊牧文化と詩歌の世界,アラブ的恋愛観と結婚,旅とホスピタリティ:大旅行家イブン・バットゥータ,香りの文化,海のネットワーク(シンドバッドの国、オマーンより)

4

【ゲストスピーカー】ハシャン・アンマール
イスラーム経済

ハラール経済と金融とは,豚肉とお酒を排除した食習慣,資本主義に対する挑戦「無利子銀行」,弱者救済文明としての「喜捨・寄進財産」

5

【ゲストスピーカー】定藤規弘
コミュニケーションの神経基盤解明に向けた方法論

機能的MRI・脳血流計測・電気生理学的計測・同時計測

6

【ゲストスピーカー】定藤規弘
共同注意と言語発達

視線計測・予測・予測符号化

7

【ゲストスピーカー】定藤規弘
心の理論と共感

意図・情動・共有

8

【ゲストスピーカー】藤田一郎
感覚と脳、その生後発達

不良設定問題、感覚の個人差、感覚と経験、大脳皮質、皮質下経路、生後発達、シナプスの過剰生産と刈り込み、発達障害、認知症、統合失調症

9

【ゲストスピーカー】藤田一郎
非言語コミュニケーションの神経機構

顔認識、動作知覚、バイオロジカルモーション、表情認識、紡錘状回、相貌失認、認識細胞仮説、顔ニューロン、コラム構造

10

【ゲストスピーカー】小池 千恵子
初期視覚系と細胞運命決定および網膜疾患視覚の進化

網膜 視細胞 遺伝子転写制御

11

【ゲストスピーカー】小池 千恵子
視覚の進化と情報処理

網膜、視細胞、視物質、双極細胞、神経節細胞

12

【ゲストスピーカー】斎藤進也
文化創造とテクノロジー

コンピュータ文化、大衆芸術、若者文化

13

【ゲストスピーカー】斎藤進也
ゲームの技術が拓く文化活動

ゲームエンジン、インディーゲーム、仮想空間

14

【ゲストスピーカー】斎藤進也
デジタル人文学と表現技術

デザイン、文化資源、可視化

15

まとめとふりかえり ディスカッション,最終レポート提出

授業実施形態

Zoom

授業外学習の指示

各授業担当者の指示による

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

出席状況,リフレクションや課題の提出状況をもとに総合的に評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html