授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
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10068:倫理学特殊講義(LC) | 2025 | 春セメスター | 木1 | 文学部 | 安井 絢子 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
授業形態は、対面とオンデマンドの併用とする。
フィードバックについては授業中にレポートに対する公評の時間を設ける。
受講生の到達目標
(2)学生は、異なる経験からの語りを受け止め、他者の語りを尊重する姿勢を養う。
(3)学生は、自身の経験を見つめ直し、可能な場合は無理ない範囲で、自身の声を他者に伝え、記述できるようになる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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キーワード・文献・補足事項等 | |
1 | ガイダンス(1):ケアとは何か |
【20分の「+R授業」があります。詳細はmanaba+Rを参照】
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2 | ガイダンス(2):ケアとは何か |
ケア、フランクファート
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3 | ケアの倫理(1):ギリガン |
コールバーグ、ギリガン、『もうひとつの声で』、正義の倫理、ケアの倫理
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4 | ケアの倫理(2):ノディングス |
倫理的理想、関係的自己
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5 | ケアの倫理(3):その展開 |
ヴァルネラビリティ、依存、ケアワーク、ドゥーリア
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6 | ケアの行為論(1):従来の行為論 |
行為、アンスコム、デイヴィッドソン
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7 | ケアの行為論(2):個別主義と普遍主義 |
道徳性、個別、普遍、フランクファート、コースガード
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8 | ケアの行為論(3):自由と時間 |
意思決定、自由、未来志向性、ブラッドマン
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9 | ケアの倫理と当事者研究(1):当事者研究とは何か |
当事者研究、依存、自己、感情
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10 | ケアの倫理と当事者研究(2):「難病者」の声を聴く |
難病、痛み、苦しみ、声
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11 | ケアの倫理と当事者研究(3):ケアと自立生活 |
自立生活、障害者-介助者関係
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12 | ケアの倫理と当事者研究(4):関係性と言葉 |
言葉、関係、依存症、中動態
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13 | ケア関係におけるニーズ(1):ニーズとは何か |
ニーズ、ブラッドショー、イグナティエフ、テイラー
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14 | ケアの倫理とニーズ論(2):ケア関係におけるニーズ |
欲求、ニーズ、関心
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授業実施形態
授業外学習の指示
本授業を理解し、到達目標を達成するためには参考文献に当たり、積極的な授業外の学習を進め、予習・復習する姿勢が望まれる。
オンデマンド授業時には、課題への解答が求められる。具体的な課題やスケジュールをMOODLE上に挙げるので、その際には参照して準備して欲しい。
オンデマンド授業時には課題を課す。授業で示した資料に当たり、自らの考察をまとめることが求められる。具体的な課題やスケジュールをMOODLE上に挙げるので、その際には参照して準備して欲しい。
成績評価方法
種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
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定期試験(筆記) | ||
レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | ・オンデマンド授業時の課題提出(合計40%)
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成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
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『正義と境を接するもの』 | 品川哲彦 | ナカニシヤ出版 | ||
『もうひとつの声で』 | キャロル・ギリガン著、川本隆史・山辺恵理子・米紀子訳 | 風行社 | ||
『倫理学』 | 神崎宣次・佐藤靜・寺本剛編 | 昭和堂 | ||
『語りの場からの学問創成』 | 熊谷晋一郎・峰重慎・村田淳・安井絢子編 | 京都大学学術出版会 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/