授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
92489:Webインテリジェンス特論(Q1) 2025 春セメスター 木5 情報理工学研究科 來村 徳信、村上 陽平 2

キャンパス

OIC

授業施設

H324セミナールーム

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

Webインテリジェンスとは、データマイニング、知識処理、機械学習等の技術を使ってWeb上から価値ある知識を発見する技術である。
授業では、その原理、アルゴリズム、応用例を学び、新しい技術を開発できる思考力を養う。

授業は第1回および第8回以降を対面授業、第2回から第7回までをライブ配信型授業で実施する。

受講生の到達目標

1.Webインテリジェンスの基礎技術であるデータサイエンス、機械学習等の技術について理解している。
2.Webインテリジェンスの基礎となるオントロジー工学の技術を習得し、応用について理解している。
3.Webインテリジェンスにおける社会ネットワーク分析の技術を習得し、応用について理解している。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1(來村)

オントロジーの構成と表現 (対面授業)

概念定義、属性、関係、表現と記述言語、構築ツール
【+R 授業】詳細は manaba+R を参照

2(來村)

オントロジーの役割と構築(1) (ライブ配信型授業)

知識記述と利用、スキーマ、定義、オントロジーの基本的な記述方法

3(來村)

オントロジーの構築(2) (ライブ配信型授業)

概念定義、スロット、特殊化

4(來村)

オントロジーの構築(3) (ライブ配信型授業)

特殊化の基準、is-aとpart-of

5(來村)

オントロジーの構築(4) (ライブ配信型授業)

ロール概念、本質属性

6(來村)

オントロジーの構築(5) (ライブ配信型授業)

オントロジーの評価と意味記述の限界

7(來村)

オントロジーの利用と意義 (ライブ配信型授業)

知識記述、セマンティックWeb、Linked Open Data

8(村上)

社会ネットワークの基礎  (対面授業)

ソーシャルメディア、グラフの導入

9(村上)

グラフの基礎 (対面授業)

次数分布、グラフの表現、連結性

10(村上)

社会ネットワークの尺度 (対面授業)

次数中心性、近接中心性、媒介中心性、クラスタ係数、類似性

11(村上)

社会ネットワークのモデル (対面授業)

ランダムネットワーク、スモールワールドネットワーク、スケールフリーネットワーク

12(村上)

コミュニティ分析 (対面授業)

凝集型アルゴリズム、分割型アルゴリズム、モジュラリティ

13(村上)

情報の伝搬 (対面授業)

感染症モデル、SIモデル、SISモデル、SIRモデル

14(村上)

集合知 (対面授業)

クラウドソーシング、ヒューマンコンピュテーション

授業実施形態

・第1回および第8回以降を対面授業、第2回から第7回までをライブ配信型授業で実施
 ※第2回~第7回は、「授業外学習の指示」欄で説明しているオントロジー構築ツールをインストールした PCを持参の上、参加すること。

授業外学習の指示

・前半では、オントロジー構築ツールを各自のPCにインストールして、必ずツールを用いて独自のオントロジーを自身で構築して、レポートとして提出する必要があります。資料でツールのインストール方法を説明し、講義内でツールの操作を実演・説明しますので、授業にはそのPCで参加し、授業内外で、自分で実際にツールを使用して操作に習熟した上で、しっかりした考察に基づいてオントロジーを構築することが必要です。
・後半では、社会ネットワーク分析ツールを各自のPCにインストールして、Web等から自分で収集した社会ネットワークのデータを分析し、レポートとして提出する必要があります。データの収集には時間がかかるため、事前にどのデータを分析するか検討し、収集しておくことが重要です。また、分析についても、講義内で説明される手法などを用いた十分な分析が必要です。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業の前半部分と、後半部分について、それぞれにレポート課題を出題し、到達目標の達成度を評価する。また、講義内で三二演習、小課題、小テスト等を実施する場合があり、取り組み内容を評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

「授業外学習の指示」を熟読し、+R授業における到達目標の説明を聞いて、十分に理解した上で、受講する必要がある。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

レジュメを毎回配布する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

レジュメを毎回配布する。その際、参考書も提示する。

参考になるwwwページ

授業中に随時紹介するので、アクセスしてみること。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

講義の初回において担当教員が本講義の概要と到達目標を説明する.
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/