授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15455:IR18‐DJ208 国際関係学セミナー(RL) § 15456:IR-DR206 国際関係学セミナー(RL) 2022 秋セメスター 月2 国際関係学部 MOSNEAGA ANA 2

キャンパス

衣笠

授業施設

諒友館RY206号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

異質と感じる何かあるいは誰かに直面したとき、私たちどのような反応を示すのか?そうした反応は、私たちが自分たちと「異なる」と定義づける者に対する考え方や態度にどのような影響を及ぼすのか?
この授業では、エドワード・サイードの『オリエンタリズム』を読み進めることで、「他者化」の力学とその過程を考察する。本書は文化・地域研究の基礎文献の一つとされており、多くの社会科学分野における研究姿勢に影響を与えたとされる。
本セミナーでは『オリエンタリズム』で展開される考え方を読み解くことで、現代における主要な国際関係課題を理解するための関連性についても考察する。また、本書で展開される主張をヒントに、私たちひとりひとりが他者に対して抱いている固定観念や偏見についての分析も促す。

受講生の到達目標

本セミナーの受講者は、各講義に向けた積極的準備と参加、そして出題された課題をこなすことによって:
(a)課題図書で提示された考え方を無批判に受け入れず、クリティカルに読みとき、応用する力を身につける。
(b)「他者化」の力学と過程の主要な要素を特定し、現代の国際関係への関連性を分析できるようになる
(c)自分とは「異なる」と一線をひいている人・ものについての認識を振り返り、批判的に捉えなおす習慣を身に付ける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

導入

本セミナーの目的と授業で扱う主要テーマの紹介など

2

オリエンタリズムの意味

「序説」

3

知識と権力

第1章1「東洋人を知る」

4

「オリエント化」の過程

第1章2「心象地理とその諸表象

5

イスラムとオリエンタリズム

第1章3「プロジェクト」

6

書物と文学の役割

第1章4「危機」

7

オリエンタリズムの構成

第2章1「再設定された境界線・再定義された問題、世俗化された宗教」

8

フィルターとしての文化(part 1)

前田隆司(2014)「異文化と向き合う」
https://kansaigaidai.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=5729&item_no=1&attribute_id=19&file_no=1

ピコ・アイヤー (2013)「故郷とは?」(ビデオ)
https://www.ted.com/talks/pico_iyer_where_is_home?language=ja#t-104743

9

フィルターとしての文化 (part 2)

学生同士がお互いの発表(ショートアサインメント3)を聴いて、ピアー・レビューを行う

10

優越感と横柄さ

第3章1「潜在的オリエンタリズムと顕在的オリエンタリズム」

11

支配のからくり

第3章2「様式、専門知識、ヴィジョン―オリエンタリズムの世俗性」

12

表象の力

第3章3「現代英仏オリエンタリズムの最盛期」

13

オリエンタリズムのアメリカ化?

第3章4「最新の局面」

14

最終レポート課題の提出要項の確認と準備

最終レポート課題のテーマや提出様式などに関する詳細を発表し、その確認と最終レポート課題の準備時間にあてる

15

最終レポート課題の提出期限

受講生はこの日の定められた時間までに最終レポート課題の提出を行う

授業実施形態

立命館大学のBCPレベル(※)に関わらず、本科目の全15回の授業をウェブ授業として実施する可能性があります(詳細は授業開始に近いタイミングで告知いたします)。ウェブ授業は、オンデマンド型・ライブ型のどちらの形式も用いて行います(詳細についてはmanaba Rで告知を行います)。

※立命館大学のBCPレベルについては下記URLの「1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策」を参照すること:
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679

授業外学習の指示

各回の授業前にシラバスに記載された文献などを読んでいただくことになります。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①授業期間中に3つのショートアサインメント(その内の1つは発表形式)をやっていただきます(35%):

ショートアサインメント1.
提出期限: 第1回目の授業で発表いたします
初回の授業を踏まえて、manaba+R上で出題されたアンケートに記載していただきます。

ショートアサインメント2.
提出期限:第1回目の授業で発表いたします
提出様式:MSワード形式でmanaba+Rにアップロード。フォントはMSゴシック体、フォントサイズ11を使用。1200字以内。
テーマ:
あなたにとって「偏見」とはどのようなものなのか、自らの経験を交えながら説明してください。その際下記の2点のうち、どちらかの(もしくは両方とも)具体例として含めてください:
- 自分が他者に対して持っている偏見について気付いた際のエピソードとそのような偏見をいただくようになった背景・理由など
- 自分に対して他者が偏見を持っていると気付いた際のエピソードとその際に自らがとった行動など

ショートアサインメント3:発表 とピアレビュー
提出期限:第1回目の授業日で発表いたします
提出様式:自ら音声をつけたパワーポイントファイルをManaba Rのプロジェクトに提出。各プロジェクトのメンバー同士でそれぞれの発表を聴いて、ピア・レビューを行う。詳細については授業時間中に説明を行う。

テーマ:自らの文化的背景が自らの思考や行動をどのように形作っているのかについて、これまでの授業内容を具体的に踏まえながら、説明してください。

-->ショートアサインメント1~3はそれぞれ個別に採点いたしませんが、これら3つの課題を提示された通りに全て提出した者のみが下記レポート課題の提出が認められることになります。

②レポート課題(65%)
提出期限:第1回目の授業で発表いたします
出題されるテーマに沿って、論点をまとめたレポートを提出していただきます。
詳細は授業時間内に発表いたします。

成績評価方法(備考)

ショートアサインメントで提出していただいた内容は、その後の授業で引用・紹介させていただく可能性があります、予めご了承ください。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『オリエンタリズム』 エドワード・W・サイード 平凡社ライブラリー 4-582-76011-2 1993

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html