授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12926:[2025 秋セメスター]IR18‐EAJ307 比較政治論(R) § 12927:IR-EAR307 比較政治論(R) 2025 秋セメスター 水2 国際関係学部 南野 泰義 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS305号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【+R授業について】
9月20日までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。

 皆さんは、「比較」ということばを聞いて、どのような印象を持ちますか? 多くの場合、どちらが優越するのか、またはどちらが合理的なのかなど、何らかの優劣や評価を与える場合に「比較」という手法が採用されるように思われます。しかし他方で、「比較する」ということ自体、何らかの「価値観」や「思い込み」、または「実践的な評価」を反映したものと言われることがあります。本講義では、政治を「比較」することの意味、「比較」することによって何を発見しようとするのかという点を問い直して行きたいと考えます。本講義の目的は、比較政治の基本的な理論と分析方法を学習し、比較政治の重要なテーマである「デモクラシー」、「統治体制」、「国家の形」のあり方について、その思想と形態を検討していきます。
 ミニ課題(毎授業)と期末に実施する「総括レポート」は、コースツールmanaba+Rを使用します。授業全体の講評は、コースツールmanaba+Rにおいて行います。

受講生の到達目標

比較政治の方法と統治の仕組みを理解し、現代の政治課題を発見する力を体得することが目標。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特にありません

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

比較政治学とは何か 

政治現象を比較するということ、比較政治学の系譜

2

比較政治の方法(1):「理念型」に基づく比較分析  

アリストテレス、マックス・ウェーバー、モーリス・デュヴェルジェ、理念型

3

比較政治の方法(2):デモクラシーのあり方を比較する<R・ダールの「ポリアーキー」論をめぐって>

ポリアーキー、ロバート・ダール、デモクラシー、参加、公的異議申し立て、参加デモクラシー、熟議デモクラシー、闘技デモクラシー

4

比較政治の方法(3):デモクラシーの逆説<デモクラティズムと反デモクラシー>

エミリー・B・フィンレイ 、民主至上主義(Democratism)、ポピュリズム、反民主主義

5

比較政治の方法(4):政治過程への視点<システム・機能論的アプローチ >

イーストン・モデル、アーモンド・モデル、行動主義

6

比較政治の展開(1):「政治文化」概念の登場 

政治行動、政治文化ルネサンス、シンボル、政治的象徴理論

7

比較政治の展開(2):日本の政治文化<「まつりごとの構造」と思惟構造>

古層、まつりごと、丸山眞男、思惟構造、階級支配、守本順一郎

8

比較政治の展開(3):「政治的態度」を分類する<右派と左派>

政治的態度、右派、左派、中道、穏健、急進

9ー10

比較政治の展開(4):「民意なるもの」の捉え方と選挙制度比較

民意の表出、多数代表制、比例代表制、職能代表制

11

政治体制の比較(1):国家を分類する<国家類型、国家形態、統治形態>

国家類型、国家形態、統治形態、中央集権と地方分権、ガバメントとガバナンス

12

政治体制の比較(2):マイクロステート(ミニ国家)という国家形態

マイクロステート、バチカン、マルタ、自治領、ジャージー代官管轄区、グァンジー代官管轄区

13

政治体制の比較(3):国家組織の諸形態<フェデレーションとコンフェデレーション>

単一国家、複合国家、連邦制、連合制、イギリス型、ドイツ型、アメリカ型、スイス型

14

政治体制の比較(4):統治システムを分類する<ウエストミンスター型とコンセンサス型>

アレンド・レイプハルト、多数代表型、コンセンサス型、合意形成、命令統治、ガバナンス

授業実施形態

第1回~第14回まで、対面授業で行います。

授業外学習の指示

①現代の政治問題―政治腐敗、政党政治、外交問題などについて、関心のあるテーマを選び、継続的に新聞報道などを調査し、まとめておくことが大切です。②なぜそのような問題が生じたのかを問う観点から分析し、問題意識を高めることが大切です。③必要に応じて、講読すべき文献を適時、指示します。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

〇平常点評価:100 %
・総括レポート(第14回授業終了後提出):55%
・各回で提示するミニ課題への回答:45%
 ※ミニ課題の提出をもって出席とします。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

現代の政治問題―政治腐敗、政党政治、外交問題などについて、関心のあるテーマを選び、継続的に新聞報道などを調査し、まとめておくことが大切です。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

各授業のレジュメはmanaba+Rにアップします。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
比較政治学の分析枠組 西川知一(編) ミネルヴァ書房 4623016706
政治体制 モーリス・デュヴェルジェ 白水社
北アイルランド政治論 南野泰義 有信堂 9784842055756
ポリアーキー ロバート・A・ダール 岩波文庫 9784003402917
現代政治学入門 バーナード・クリック 講談社学術文庫 9784061596047
比較政治学入門 岩崎正洋 勁草書房 9784326302383
民主主義対民主主義:多数決型とコンセンサス型の36ヶ国比較研究 アレンド・レイプハルト 勁草書房 9784326302338
民主至上主義 エミリー・B・フィンレイ 柏書房 9784760155705

参考書(使用頻度、その他補足)

授業時間内において、講読が必要な文献を適時、提示します。

参考になるwwwページ

英国政治学会;http://www.psa.ac.uk/
BBCニュースのHP;http://www.bbcworldnews.com/Pages/default.aspx
Lijphart Elections Archive; http://dodgson.ucsd.edu/lij/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

担当者(南野)連絡先:yasumina@ir.ritsumei.ac.jp
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/