授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
11062:行政学Ⅰ(J) 2021 春セメスター 火2 法学部,産業社会学部,文学部,映像学部 柳 至 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS207号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

行政活動の実態と、実態を捉えるための基本的な理論を教える。授業では、新聞記事等を利用して具体的なイメージを喚起しつつ、行政システムとそこで働く公務員の役割と行動、公務員とその他のアクターとの関係、公務員が働くプロセスについて講義する。
授業は基本的に講義形式であるが、少人数のグループに分かれたディスカッションを行うこともある。授業参加者は必ずディスカッションにも参加することが求められる。なお、提出課題に関する講評は授業中に行う。

受講生の到達目標

・行政学に関する標準的な知識を習得する。
・授業で教わった知識を基に、現実の行政活動を理解する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

ガイダンス:行政学について

行政学で何を学ぶか、シラバスの確認、執政制度、教科書1章

2

行政システムの仕組み1

内閣、補佐機構、教科書5章1-2節、8章1節

3

行政システムの仕組み2

首相の指導力、行政改革、省庁体制、省の仕組み、グレーゾーン組織、教科書6章2-3節

4

行政組織論

官僚制の特徴、逆機能、組織理論、教科書2章2節、3章、6章1節

5

国家公務員のキャリアパス1

国家公務員の1日、採用、教科書2章4節、7章1-3節

6

国家公務員のキャリアパス2

昇進、退職・再就職、教科書7章1-3節、8章2節

7

官僚制論

ダウンズ、ニスカネン、ダンレヴィ―、PSM、教科書2章2節、7章1節

8

法案をめぐる過程

法案の作成、審議過程、教科書10章

9

予算をめぐる過程

予算の種類、編成過程、教科書11章

10

政策過程論1

議題設定、政策決定、教科書9章

11

政策過程論2

政策実施、政策評価、政策廃止、教科書12章1-3節

12

政官関係

本人と代理人、代理人の統制、議論の変遷、教科書5章3節

13

官民関係

日本の特徴、規制、政策参加、教科書4章、8章3節

14

行政責任

行政責任、行政責任のディレンマ、教科書12章4節

15

中央地方関係と国際行政、まとめ

中央地方関係の理論と類型、国際機関、人材と財源、まとめ

授業実施形態

【BCP レベル 1〜2 の場合】
対面授業を原則とし、教室に来られない理由のある者に対してライブ配信を提供する。更に公欠に該当する理由により当該授業の時間にライブ配信も含め受講できないことを事前に申請した者に対し、録画データ等の授業資料をオンラインで提供する。公欠に該当する理由により録画データ等の授業資料の提供を希望する者は、授業前日までに教員に申請すること。
原則として、すべての授業回でこの形態で実施するが、初回授業日(ガイダンス)、補講、土曜授業日は録画データを配信するオンデマンド授業とする。初回授業の教材のリンク先は、授業日にコースニュースで告知する。その他のオンデマンド授業該当回はガイダンス時に伝える。

【BCP レベル 3~4 の場合】
この授業が予定されている曜日時限にオンラインでライブ配信形式で実施する。
原則として、すべての授業回でこの形態で実施するが、初回授業日(ガイダンス)、補講、土曜授業日は録画データを配信するオンデマンド授業とする。初回授業の教材のリンク先は、授業日にコースニュースで告知する。その他のオンデマンド授業該当回はガイダンス時に伝える。

授業外学習の指示

授業前に指定された教科書の該当章を読んでくること。さらに、新聞やニュースをみて、現実の行政の動きを追うことが望ましい。授業後は教科書や配布されたスライドを復習し、疑問点などは質問すること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

平常点評価の内訳は、複数回行う小テストの累積点数60%、レポート40%。行政学に関する標準的な知識を習得しているかという点と現実の行政活動を理解することができているかという点を評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
はじめての行政学 伊藤正次・出雲明子・手塚洋輔 有斐閣 978-4641150355 2016年

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は毎回授業前に指摘箇所を読んでくること。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
行政学[新版] 真渕勝 有斐閣 978-4641149359 2020年
よくわかる行政学[第2版] 村上弘・佐藤満編 ミネルヴァ書房 978-4623075164 2016年
公共政策学の基礎[第3版] 秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉 有斐閣 978-4641184497 2020年
行政学 曽我謙悟 有斐閣 978-4641124837 2013年

参考書(使用頻度、その他補足)

その他、授業において適宜指示する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html