授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50479:[2025 春セメスター]社会福祉政策(P) 2025 春セメスター 金4 政策科学部 大塚 陽子 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC230講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本講義は、現代の福祉社会システムをジェンダー視点からアプローチすることによって、福祉問題のなかで不可視化されてきた問題を可視化し、問題の原因となる構造的要因を解明することを目的とする。たとえば、「なぜ貧困女子は現れるのか」「なぜ男性は自死に追い込まれやすいのか」など、もし雇用や福祉にかかわる諸政策が男女一様に影響を及ぼしているのであれば、このような問題意識は出てこないであろう。
 また、現在では労働の二極化が進み、若い男性にも貧困の女性化が及んでいる。われわれが二元化された構造から脱して、他者をケアする・他者からケアされる時期がくることを念頭におきながら、社会のなかで自立した個人として扱われ、尊厳をもって生きてゆくためにはどのようにしたらよいのかをここでは一緒に考えてゆきたい。
 そして、ジェンダー視点をもつということは、単に二極化を顕在化させるだけではなく、今や少子高齢化を乗り越え、福祉社会を再編するための重要要素となっていることを理解してもらいたい。日本社会におけるジェンダー構造の特殊性を浮かび上がらせるために、今年度は特に北欧諸国におけるジェンダー問題との比較を入れていく。

受講生の到達目標

 学生が福祉問題のみえない部分を自分の将来の問題として考え、就職活動などライフスタイルを設計する際の重要課題として分析する力を身につける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

イントロダクション
社会福祉とジェンダー

講義の目的・概要・スケジュール、運営方法、評価方法、受講ルール、講義内容の背景
労働、貧困、人権、社会保障

【+R 授業】20分程度のVOD授業を授業時間外におこなう。詳細については後で説明する。

第2回

ジェンダー視点からみた労働① 

性別役割分業の歴史的形成

第3回

ジェンダー視点からみた労働②

アンペイドワークとペイドワーク

第4回

ジェンダー視点からみた労働③

市場労働のジェンダー化

第5回

ジェンダー視点からみた労働④

福祉レジームによる相違

第6回

ジェンダー視点からみた貧困①

女性の貧困、男性の貧困

第7回

ジェンダー視点からみた貧困②

貧困の女性化

第8回

ジェンダー視点からみた貧困③

非正規雇用と生きづらさ

第9回

ジェンダー視点からみた人権①

セックスワーク、トラフィッキング 小テスト1

第10回

ジェンダー視点からみた人権②

性暴力、ドメスティック・バイオレンス

第11回

ジェンダー視点からみた人権③

自死

第12回

ジェンダー視点からみた社会保障①

所得保障

第13回

ジェンダー視点からみた社会保障②

介護保障

第14回

ジェンダーセンシティヴな社会福祉政策とは?

ジェンダー平等と福祉社会のサステナビリティ 小テスト2

授業実施形態

対面授業8回、メディア授業(ライブ配信)6回
20分程度のVOD授業が授業時間外に含まれる。
第1回授業の詳細はmanaba+Rコースニュースで告知。

授業外学習の指示

 新聞やTV(NHKのEテレ等)でジェンダーや社会福祉が取り上げられない日はない。日頃からアンテナをはって問題の背景を理解しておくこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

 

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

manaba+Rを通じた2回の小テスト(1回目40点満点、2回目60点満点、合計100点満点)を実施する。60点以上を合格とする。成績評価の公平性の観点から原則として追試や代替課題はなし。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

manaba+Rを利用。
教材はmanaba+Rの「コンテンツ」にアップロードする。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
社会福祉とジェンダー 乙部・山口・伊里 編著 ミネルヴァ書房 ISBN9784623073818 2015年
北欧福祉国家は持続可能か ペーターセン 他 編著、大塚 他 監訳 ミネルヴァ書房 ISBN9784623075355 2017年
介護はいかにして「労働」となったのか 森川美絵 ミネルヴァ書房 ISBN9784623071517 2015年

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/