授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
33187:[2025 春セメスター]環境衛生学 (9T) 2025 春セメスター 木2 理工学部 神子 直之、和田 桂子 2

キャンパス

BKC

授業施設

プリズムハウス201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

衛生とは、ヒトの生命を衛(まも)ることである。環境衛生学は化学的、物理的、生物的環境因子が生態系にどのような影響を与えるかを知ることによって、ヒトの健康を保護し、生活環境の保全に役立てるための基礎科学である。このうち本講義では、人間活動によって環境中に放出された化学物質の生体への吸収、分布、代謝および排泄に関する基礎科学を学習し、その生体影響の評価手法や制御技術を理解する。加えて、有害微生物の性質、環境中での挙動、制御技術についても理解する。それらの知識を踏まえ、関連する法規制などの概念を理解することによって、環境化学物質および有害微生物に対するリスク評価の考え方を修得する。

受講生の到達目標

・環境中の化学物質の生物濃縮、代謝反応や代謝活性化、環境化学物質の毒性評価手法やヒトへの外挿の考え方などを体系的に理解し、説明することができる。
・有害微生物の性質、環境中での挙動、制御技術、評価方法等を理解し、説明することができる。
・公害防止管理者等の資格取得に必要な公害概論等の基礎知識を習得し、説明することができる。
・環境問題への理解を深め、環境管理に役立つ基本的技能と態度を身に付けることができる。

【教育目標】
(C-3) 地域特性の理解,広域の環境質の観察に基づき、自然災害などの防災および環境改善に関わる諸課題を解決する基礎的技術を理解できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

・基礎的な化学、生物学の素養を必要とするので環境基礎科学(1回生科目)、環境質評価法(2回生科目)が履修済みであることが望ましい。
・大気環境管理,水処理工学(3回生科目) - 本科目と併せて受講することが望ましい。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
-

+R授業対象科目。+R授業は第7回授業と第8回授業の間に実施します。詳細は第7回授業にて案内します。manaba+Rを参照してください。

1/神子直之

環境衛生とは何か

ガイダンス、技術者倫理、環境衛生の歴史

2/和田桂子

環境汚染と法的規制

公害、水質保全に係る法令(環境基本法、水質汚濁防止法)

3/和田桂子

環境保健、保健統計と疫学

疫学研究、環境指標、推測統計学

4/和田桂子

化学物質の環境衛生(1)(問題となる化学物質)

残留性有機汚染物質,重金属,環境化学物質の健康影響

5/和田桂子

化学物質の環境衛生(2)(化学物質の体内での代謝)

薬物代謝,酸化反応,抱合反応

6/神子直之

化学物質の環境衛生(3)(毒性の種類と評価・試験方法)

一般毒性、特殊毒性、急性毒性試験、変異原性試験

7/神子直之

化学物質の環境衛生(4)(環境化学物質の安全の基準)

環境化学物質の毒性評価、水道水質基準と環境水質基準の例

8/神子直之

環境リスク評価(1)(環境衛生に寄与する社会の仕組みとその実際)

環境衛生に寄与する業種、相互関係と役割分担

9/神子直之

微生物の環境衛生(1)(問題となる環境微生物)

有害微生物の種類、感染症の例

10/神子直之

微生物の環境衛生(2)(感染事故事例)

有害微生物による感染事故事例

11/神子直之

微生物の環境衛生(3)(水の消毒の基礎、消毒の実際1.塩素消毒)

log不活化、Chickの法則、塩素消毒

12/神子直之

微生物の環境衛生(4)(消毒の実際2.オゾン消毒と紫外線照射)

オゾン消毒、耐塩素性微生物と紫外線照射

13/神子直之

環境リスク評価(2)(リスクとは何か)

環境リスク解析の基礎、有害性評価、暴露評価

14/神子直之

環境リスク評価(3)(リスク評価の方法、リスク計算の実際)

リスクの判定、リスクの計算例、演習

授業実施形態

対面で行う。

授業外学習の指示

特になし

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 50

環境衛生学に関する知識と理解度を問うことに加え、知識の運用能力、説明力、計算力を調べる。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
50

授業への取り組み、理解度、課題学習等をレポート等で適宜問うことになる。提出を課されたものについてはしっかり取り組むこと。

成績評価方法(備考)

特になし

受講および研究に関するアドバイス

・高校卒業程度の化学の知識は身につけておくこと。とくに、毒性評価の背景となる生物化学の知識については、平易な表現で紹介するが、成書等も参考にして理解を深めておくこと。
・毎回、授業のはじめに前回の授業で提出された授業内容の質問等に対する回答を行うので、必ず遅刻せずに定刻通り出席することを切に要望する。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
特になし

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書の代わりに、毎回の授業前に資料をアップロードすることで配布する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

特になし

参考になるwwwページ

厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/
環境省http://www.env.go.jp/
経済産業省http://www.meti.go.jp/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

インタラクティブシート,manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

特になし
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/