授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15441:IR18‐DJ208 国際関係学セミナー(RE) § 15442:IR-DR206 国際関係学セミナー(RE) 2022 秋セメスター 月2 国際関係学部 奥田 宏司 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS204号教室

授業で利用する言語

本授業は日本語で行う。

授業の概要と方法

 国際関係学セミナーは「古典」を学習することになっています。このクラスでは『資本論』の第1巻を読むことにしたい。『資本論』第1巻は1867年に出版されたものだが、本の名前が示すように、「資本とは何か」「資本主義的生産様式とはどのようなものか」を深く掘り下げた著書であり、よく言われるように、社会主義について書かれた著書ではない。
 私たちは、現在、資本主義社会で生活しており、いろいろな問題に遭遇している。世界で、また日本国内で経済格差が広がっており、雇用も非正規などの不安定な状況にある。それらの現実を見据えて、改めて「資本主義社会とはどのような社会であるのか」を学習し、資本主義社会で生じている種々の問題を考える必要があろう。
 『資本論』については、実に多くの文献、参考書がある。肯定的な見解、否定的な見解など評価もさまざまである。しかし、この授業では、それらの文献、参考書を読むことは全くない。『資本論』そのものを、まず、しっかり読むことにしたい。受講生には、いろいろなイメージをもたず、『資本論』そのものを読んでもらいたい。各自が『資本論』を読みながら評価を加えていけばよいと思っている。
 授業では、毎回15ページ程度を、まずは教員からレジメを配布しながら説明し、そのあと、受講生の質問を受ける形で進めていきたい。素朴な質問でよいから、多くの質問が出ることを期待している。セメスターの時間的制約から、本授業では第1巻の全部を扱うことはできない。主要な章、節に限られる。
 新型コロナの状況は予想がつかないが、本授業は基本的には対面で行いたい。ただし、コロナの広がりにより、大学の「方針」によってオンラインの授業になることもありうる。また、コロナの諸理由による対面授業に出席できない受講生には、オンラインでの参加が可能なように措置を取りたい。
 

受講生の到達目標

 以下の諸項目について、受講生の理解が得られること。
1)「資本とは何か」「資本主義の下での利潤とはどのようなものか、どのように生み出されるものか」について基本的な理解が得られること。2)「資本主義社会はどのような社会であるのか」についての理解が得られること。3)『資本論』は古典であり、また、論理的な著書である。受講生には読むことに苦労があろうが、やや難解で論理的な著書を読むことによって、読解力が養われていくことを期待したい。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし。必要になれば、授業中に指示したい。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業の概要、評価の仕方についての説明のあと、利潤、現象と本質を簡単に論じる

原価・利潤、下向・上向

2

テキストの第1章第1節

商品、使用価値、価値

3

テキストの第1章第2節

具体的有用労働、抽象的人間労働

4

テキストの第1章、第2章、第3章における貨幣についての概説

価値形態、交換過程、流通手段

5

テキストの第4章第1節、第2節

資本の一般的定式、貨幣の資本への転化

6

同、第3節

労働力の売買、労働力の価値

7~8

テキストの第5章

労働過程、生産手段、価値増殖過程、剰余価値

9

テキストの第6章

不変資本、可変資本

10

テキスト第10章

労働日、特別剰余価値、相対的剰余価値

11

テキストの第21章

資本の循環、単純再生産

12

テキストの第22章第1節

剰余価値の資本への転化、拡大再生産

13~14

テキストの第23章第1節~第4節の概要

資本の有機的構成、相対的過剰人口、産業予備軍

15

『資本論』第2巻、3巻の概要

再生産表式、価格、平均利潤、商業利潤

授業実施形態

【BCPレベルが1もしくは2の場合】
・全授業回数の1/2を超える回数の授業を対面形式で行い、残りの授業回についてはWeb授業を行います。
・担当教員の連絡先は初回授業までにmanaba+Rコース内に記載します。
・学期の途中にBCPレベルが3以上に変更になった場合でも、対面授業を継続する場合があります。
・下記の条件に該当し対面授業に参加できない学生がいた場合は、すべての授業回でWebフォローを行います。該当する学生は、初回授業までを目途に担当教員に申し出てください。

[Webフォロー対象となる条件]
①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い学生
②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い同居家族がいる学生
③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
(※) 呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合

【BCPレベルが3もしくは4の場合の場合】
・原則Web授業となりますが、対面授業を行う場合があるので、manaba+Rのコース内を確認してください。

※立命館大学のBCPレベルについては以下URL先の1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策を参照。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679

授業外学習の指示

できれば、各週の授業に向けての予習をお願いしたい。少なくとも、各週が終われば、レジメによって、その週の該当の部分の復習をぜひともお願いしたい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

評価は出席とレポートによって行う。レポートは3回を予定している。

成績評価方法(備考)

少なくとも、出席は3分の2以上を期待している。欠席すると次回以後の授業内容の理解が困難となる。毎回の出席をお願いしたい。

受講および研究に関するアドバイス

テキストは体系的であり、最初の授業から理解していかにと、のちの授業が分かりにくくなる。予習が困難な場合でも、欠席しないようにお願いしたい。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『資本論』の第1巻 マルクス 大月書店

教科書(使用頻度、その他補足)

いろいろな邦訳があるが、授業では同じテキストを利用するのが便利であるので、大月書店の文庫版を使う。第1~3分冊。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『資本論』諸草稿の検討 奥田宏司 日本経済評論社

参考書(使用頻度、その他補足)

授業担当者の著書を参考文献に掲げておく。主に『資本論」第2巻、第3巻についての叙述であるが、担当者が『資本論』をどのように考えているか、わかるであろう。

参考になるwwwページ

特になし。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

受講生との連絡が必要になれば、メールで行う。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html