Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
14384:[2025 Fall]Public Finance Ⅱ (G) 2025 Fall Fri3 College Of Law,College Of International Relations KUWADA TAJIMA 2

Campus

KIC

Class Venue

ZONSHINKAN ZS204

Language

日本語

Course Outline and Method

本授業の対象は地方自治体(都道府県・市町村)の財政、テーマは「地方分権と都市・農村財政」です(国の財政は「財政学Ⅰ」で取り扱います)。地方自治体は市民にとって身近な存在ですが、その財政はどうでしょうか。本授業は地方分権の視点から自治体財政の理論や実態などを検討することを目的とします。分権社会の成熟に向けて、現行の自治体財政システムの抱える問題点とその解決策が具体的にみえてくることに意義があります。                                  
本授業は講義中心となります。ただし、教員が一方的に話すのではなく、個人・グループワークを盛り込みます。また、コミュニケーションペーパーを頻繁に用意し、小レポートとして活用したり、質問を受け付けたりします。なお、国家・地方公務員を志望する学生は歓迎しますが、公務員試験対策ではないので注意して欲しい。
【キーワード】地方分権、地方自治、財政改革、自主財源  

Student Attainment Objectives

①自治体財政システムに関する基本的な知識を得ることができます。
②自治体財政の現状と課題を分析する技術を身に付けます。
③分権型財政を巡る論点を史的側面を踏まえて整理し、改革モデルを検討してみます。

Recommended Preparatory Course

財政学Ⅰと財政学Ⅱをセットで受講してくれることが望ましいが、ⅡではなくⅠを先に受講してください。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
第1回~第2回

現代地方自治と地方財政

①本授業のテーマについて説明する。②地方自治体の仕事をイメージし、財政との関わりに触れる。③地方財政の全体像を概観し、国と地方の行財政関係の特徴(事務配分と税源配分、財政調整)を踏まえ、分権的改革にアプローチしてみる。④地方自治体の経費について史的側面を踏まえて概説する(普通・特別会計など、経費分類、府県・市町村の普通会計)。        
*関連する章:序章、1章、2章、5章

第3回~第5回

地方自治体の自主財源

①地方自治の財政基盤について統計等を用いて概説する。②地方税の原則、税目や課税自主権について詳述し、データ分析を行う。③車に乗ることと財政との関わりを考える。④国税との関係やふるさと納税などを踏まえて、地方税を深く理解してもらう。                                    *関連する章:3章

第6回~第7回

地方自治体の経費(支出)

①少子高齢社会をイメージし、地方財政との関わりに触れる。また、どのような使い方がよいのかを考えてみる。②地域経済・まちづくりを考えたうえで、地方財政との関わりに触れる。③災害地方財政について過去の大災害を事例にして説明する。 
*関連する章:5章、6章、7章、8章、13章など

第8回~第9回

地方交付税・国庫支出金・地方債

①地方財政計画について詳述する。②地方交付税等の意義や機能を理解してもらう。③地方債の機能等について説明する。④公共投資等との関係を踏まえて、財政赤字の増大について検討する。⑤都市と農村の事例を用いて統計等で財政状況を確認してみる。                                  *関連する章:4章、5章

第10回~第11回

地方自治・地方財政の成立(市制町村制・府県制、シャウプ改革)、改革の歩み

①地方自治体の役割の変化や財政改革の歴史を説明する(市制町村制と府県制、シャウプ勧告、革新自治体、三位一体改革、財政健全化法など)。②地方公営企業と第三セクター等について詳述する。③県や市町村の事例を用いて過去・現在の行財政構造改革について検討してみる。                       
*関連する章:21章、22章、1章、3章、4章など

第12回~第14回

住民自治と分権型財政改革

①分権型の財政改革について制度的、理論的に説明し、他国の状況にも触れる。②予算制度について詳述し、実際に予算書を閲覧してみる(住民参加の可能性を探る)。③都市や農村の財政を総合的に分析し、財政改革を提案するための素材集めをレクチャーする(例えば公共施設の維持管理の見直しを取り上げる)。                        *関連する章:5章、11章、15章、16章、20章、21章、22章など
【+R 授業】詳細は manaba+Rを参照

Class Format

対面授業

Recommendations for Private Study

事前・事後に、授業スケジュール欄の「関連する章」(教科書)および地方財政白書の該当箇所(授業内で指示する)を読むこと。なお、地方財政白書は総務省のホームページで閲覧することができます。総務省HPの「地方財政状況調査関係資料」欄では様々なデータを入手することができます。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

レポート試験(75%):複数の論題から選択してもらいます。実際に地方自治体(日本)の税財政を分析し、改革案を提示してもらうことがあります。
授業中の小レポートや個人・グループワークなど(25%)。なお、これらにおいて優れた成果を収めた場合、最大20%の加点を行います。

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

国家・地方公務員志望の学生の受講を勧めますが、公務員試験対策ではないので注意してください。単に「座っている」だけでなく、しっかり「考えてもらう」講義となります。レポートは様々なことを調べたうえで「自分の意見を展開する場」であって、感想だけを述べる場でないことに注意して欲しい。

Textbooks

Title Author Publisher ISBN Code Comment
入門地方財政―地域から考える自治と共同社会 平岡・川瀬・桒田・霜田編著 自治体研究社 9784880377520

Textbooks (Frequency of Use, Note)

必携してください。参考書は指定しませんが、他の最新のテキストのような文献を読めば、地方財政に関する知識が深まることは言うまでもありません。

Reference Books

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

総務省ホームページ・「白書」における地方財政白書(各年度版)での事前・事後学習をとくに勧めます(https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/)。

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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