Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
50474:[2025 Spring]Community Welfare (P) 2025 Spring Mon2 College Of Policy Science SAKURAI MASANARI 2

Campus

OIC

Class Venue

C273

Language

Japanese

Course Outline and Method

 本授業はコミュニティでどうしたら幸せに暮らせるか、を追求する授業です。こんにち、人々がつどい関わりあう「コミュニティ」は、血縁と呼ばれる親族コミュニティや、地縁と呼ばれる地理的に区切られた地域コミュニティにとどまりません。趣味やボランティアのグループ、あるいは、インターネット上のSNSやゲームなどのバーチャル世界にもコミュニティを見いだすことができるでしょう。
 また、個人化(個人主義化)したと言われる現代社会においては、様々な「生きづらさ」が存在していますが、それらはあくまで個人の自己責任の問題として、矮小化されがちです。つながりの中でそれを解決・緩和することは不可能なのでしょうか。あるいは、もっと大きな、社会保障のように、公的な制度として解決していくために、コミュニティができることは何なのでしょうか。そうしたことを考えるのが、本授業の目的です。

 本講義は、反転授業形式で実施されます。 毎回の授業では前半に教員のレクチャーがありますが、あくまで要点だけの説明であり、予習として教科書を読んでくることを推奨します。そして授業後半では担当者が決めたディスカッションテーマに沿って議論を行ってもらいます。他の人と意見交換をして自分の考えを深め、まとめた内容を授業後にmanabaに投稿します。担当は2〜3回の予定で、教科書を予習してきて「話題提供」をする必要があります。

Student Attainment Objectives

コミュニティや地域福祉の学問的視点から、あなたが、あるいは他の人たちが、よりよく生きていく(well-being)ための考え方、方法を覚えることを目標とします。

Recommended Preparatory Course

とくになし

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

イントロダクション:コミュニティから幸せを考える意味って?

1 本授業の説明
2「幸せに生きる」ということとコミュニティ ――データを読み取る力
3 社会の個人化とコミュニティの幸せ ――「概念」という道具

【+R 授業】詳細は manaba+R を参照

2

日本人の幸福感

1 天気のいいところに住むべし!? ――幸福感の測り方
2 日本人の幸福感 ――協調的幸福と個人化の影響
3 人との付き合い方が重要? ――主観的幸福感に影響する要因
4 人と広く付き合うこと ――一般的信頼

3

助け合わない日本人? (1) ――利他的行動とボランティア

1 助けられない日本人? 助ける機会がない日本人?
2 利他的行動研究の見地から ――助けない, ということ
3 日本のボランティア活動の謎 ――ウチとソト

4

助け合わない日本人? (2) ――被援助要請とウチ・ソト文化

1 助けを求められない人たち ――援助要請行動の難しさ
2 援助を受ける居心地の悪さ ――コミュニティのウチとソトでの違い
3 援助を受けることによる被支配の可能性
4 助けを求めない文化的なふるまい ――ハビトゥスと階層性

5

地域コミュニティの幸せ (1) ――地元で暮らすということ

1 地域コミュニティは衰退しているのか ――コミュニティ喪失論・存続論・解放論
2 コミュニティの解放と地域暮らしの幸福 ――地元で暮らすということ
3 地元の息苦しさ

6

地域コミュニティの幸せ (2) ――地元で暮らすということの続き、居場所概念

1 ソーシャル・キャピタルの負の側面
2「居場所」の価値
3 サードプレイス

7

居場所を考える ――子供・若者を締め出す地域コミュニティ

1 子供の居場所はどこにあるのか ――家庭でもなく学校でもなく
2 「子ども食堂」は子供の居場所になり得るか
3 居場所と社会的スティグマ
※小テスト実施予定

8

インターネットとコミュニティ

1 オンライン・コミュニティの出現 ――若者はデジタル・ネイティブなのか
2 SNSでのコミュニティは幸せを生むか
3 オンラインゲームで性別を入れ替えてプレイすることの意味
4 ネットコミュニティの積極的意義は見出せるか? ――オンラインとオフラインの新しい関係

9

「当事者」とコミュニティ ――LGBTを例に

1 LGBTの人たちの「生きづらさ」
2 LGBTコミュニティはどう定義できるのか ――その多次元性・流動性
3 カナダ・トロントのLGBTタウンとコミュニティセンターの事例
4 「トウジシャ」とは誰か――「生きづらさ」の普遍性

10

「働くこと」を支える ――社会的包摂とコミュニティ

1 これからは物の豊かさよりも心の豊かさ?
2 働くことからの「排除」とWISE
3 コミュニティが「働く」を支えるとき ――ネットワーク構築と社会的正義
4 シリアス・レジャーとコミュニティでの幸せ

11

ゲストスピーカー予定

ゲストスピーカー予定

12

コミュニティとトラブル, 排除

1 コミュニティがこわされるとき ――災害とコミュニティ
2 コミュニティでの“ちょっと困った人"との付き合い方
3 コミュニティからの排除 ――住民運動とNIMBY

13

助け合える幸せなコミュニティをつくるには

1 助け合うコミュニティづくりのヒント ――ウチとソト, 援助と被援助のカベを壊す
2 みんなで幸せになる方法 ――コミュニティ・オーガナイジングとアセットベースド・コミュニティ・ディベロップメント
3 パッチワーク型のコミュニティづくり
4 おわりに: 「コミュニティのつくりかた」 ――幸せのシェアの可能性
※小テスト実施予定

14

レポート相互コメントワークショップ

本授業での学習成果を確認するためレポート相互コメントワークショップを行う

Class Format

対面授業14回予定

Recommendations for Private Study

①毎回の予習:その授業回でとりあげる教科書の該当章を読む
・各章の第1節は授業内で解説しないことが多いが、小テストには各章第1節の内容も出題されるので必ず読むこと
・それ以外でも授業内の講義では、最低限のキーワード解説や最新情報・関連情報の説明に費やされるので、一度は教科書に目を通したほうがよい
・なおディスカッション担当者(別途説明あり)はその章のすべてに目を通し、ディスカッション課題の設定をすること


②復習
・小テストを受けるために、教科書や講義のノートテイクしたものを、見返すこと

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

<評価基準①最終レポートの提出と相互コメント作業(1回)>…成績評価全体の40%
…本講義を通じての学びについてのまとめとなるレポートを1回課します。第14回目授業中に提出予定。毎回提出の授業コメントをまとめ、この授業での自身の考え方の変化を考察してもらいます。また、提出されたレポートは受講生が相互にコメントする作業も行い、その作業後に再提出していただきます。より詳細な形式や具体的な評価基準、提出方法等は後日manabaにて提示いたします。未提出の場合には成績評価がなされません(F評価)。

<評価基準②毎回の授業アンケート>…成績評価全体の30%
…毎回の授業の最後に(授業時間内を期限として)、manabaのアンケート機能を使い、授業内容の振り返りを記入。その日の授業内容に関することで設定されたディスカッションテーマに関して他の受講生との意見交換を踏まえた自身の考えを書く。規定回数以上の提出がない場合マイナス評価(足切り基準もあり)。字数足らず・内容が適切でない場合もマイナス。

<評価基準③小テスト>…成績評価全体の30%
…2回実施予定。manabaの小テスト機能を使った授業内容の理解度の確認。提出がない場合はF評価。期限内であれば繰り返し実施できる方式(実施日当日23:59まで)。

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

毎回の授業は次の予定で行われます。

1. 連絡事項(10分程度)
 前回の授業アンケートへのコメント、今後の予定等の連絡事項を教員がアナウンスします

2. 講義(30分程度)
 教科書の内容に沿ってキーワード解説、最新情報・関連情報を教員からレクチャーします

3. ディスカッション(40分程度)
 受講生の中で事前に決まっている担当者が、その授業回の教科書の内容に即した「ディスカッションテーマ」を設定し、ディスカッションをグループで行っていただきます。その担当は各人2〜3回行う予定です。


4. 授業コメント記入
 ディスカッション内容についてのコメント、および授業に関する質問や意見を、manabaのアンケート機能から受け付けます(15分程度)

Textbooks

Title Author Publisher ISBN Code Comment
コミュニティの幸福論 桜井 政成 明石書店 9784750350899

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/