授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
35720:世界の言語と文化(G2) 2024 春セメスター 金2 経済学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 許 智香 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 202号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

1。概要:世界の言語と文化について以下の視点より授業を進める。
(1)「世界」
①本授業の対象とする「世界」のキーワードの一つに、まず「漢字圏」(齋藤希史『漢字世界の地平』、『漢文脈と近代日本』など)がある。漢字という文字体系が、階層および地域によっていかなる広がりを示し、いかなる過程で現在の言語状態に辿りついたのか。
②そして本授業では、以前、「帝国日本」の版図だった地域を「世界」として想定している。1874年の台湾出兵より、日韓併合(1910)を経て東南アジア占領まで、帝国日本の植民地侵略と、1945年以後の朝鮮半島を含む東南アジア地域を授業の対象とする。
(2)「言語」
ー「言語帝国主義」(西川長夫他『多文化主義・多言語主義の現在』;三浦信孝他『言語帝国主義とは何か』など)という概念を「言語」の中核に置く。言語は単なる意思疎通の道具ではない。世界には約5000の言語があるが、なぜ国の数は200個にも足らないのか。植民地政策において「国語」教育が重視されるのはなぜだろうか、などの問題について考え、言語の間に存在する力関係を知る。
(3)「文化」
ー「文化」という概念自体を相対的に捉える視点へと誘う。日本しか知らない人は日本のことが知らず、韓国しか知らない人は韓国のことが知らない。そして、歴史的に「文化」が他民族への抑圧や侵略に利用された例があることを学んでいく。

2。方法:講義中心

受講生の到達目標

● 漢字圏、朝鮮半島、東南アジアについて本講義で取り上げる諸問題に関する基礎知識を身につける。
● 他者と接する際に、自己批判的な姿勢で接することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション

授業の概要、言語・文化とは何か、アジアの言語地図

2

本講義の「世界」について①

日本の近現代史について朝鮮半島と東南アジアを中心に概論する

3

本講義の「世界」について②

日本の近現代史について朝鮮半島と東南アジアを中心に概論する

4

ベトナムの言語と文化

ベトナムの近現代史、漢字圏におけるベトナムの言語

5

台湾の言語と文化①

台湾の近現代史、言語

6

台湾の言語と文化②

台湾の文化

7

中国の言語と文化①

「中国」とはなにか;中国の多様性

8

中国の言語と文化②

中国の言語と文化

9

中国の言語と文化③

ゲストスピーカーをお呼びし、「たび」と中国について学ぶ

10

【トピック】喋ることについて考える

ゲストスピーカーをお呼びし、「吃る」を主題に人間の言語について考える

11

朝鮮半島の言語と文化①

現代史の中のハングル

12

朝鮮半島の言語と文化②

朝鮮半島の食文化と歴史

13

朝鮮半島の言語と文化③

分断国家の現状

14

朝鮮半島の言語と文化④

日本の中の朝鮮半島

15

まとめ

異文化理解のための視座とは

授業実施形態

対面授業

授業外学習の指示

毎回の授業で配布される資料やレジュメを、
授業終了後に読み返し、復習する時間をもってください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

平常点
①毎度授業の後に簡単な問題を提出し解いてもらう(「manaba」や直接方式で)
4点あるいは5点の問題を15回分出す=70点
②授業に真面目に参加しているかで
2点×15回=30点

成績評価方法(備考)

平常点
①毎度授業の後に簡単な問題を提出し解いてもらう(「manaba」や直接方式で)
4点あるいは5点の問題を15回分出す=70点
②授業に真面目に参加しているかで
2点×15回=30点

欠席数が6回からは単位取得不可とします。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

テキストはなく、毎回授業で教員がレジュメを配布する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
多言語主義とは何か 三浦信孝 編 藤原書店
〈複数文化〉のために 複数文化研究会 編 人文書院
アジアの多文化社会と国民国家 西川長夫 人文書院
在日ってどんなひと 徐京植 平凡社
漢字世界の地平 齋藤希史 新潮社
東南アジア占領と日本人 中野聡 岩波書店

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/