授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14886:[2025 通年]平和人権フィールドスタディ (GS) § 14887:国際平和交流セミナー(GS) 2025 通年 法学部,経済学部,経営学部,産業社会学部,国際関係学部,政策科学部,文学部,映像学部,総合心理学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 秋吉 恵 2

キャンパス

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授業施設

施設なし/施設なし

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

平和人権フィールドスタディは、教員の指導のもとで現地におけるフィールドワーク・講演・討論などを通して、平和な世界づくりに貢献する「地球市⺠」を育てようとする正課の教学プログラムです。毎年、夏期休暇の期間を利⽤し担当教員のガイドのもとで様々な地域を訪れ、現場に⾝をさらし、五感で感じ取る国際的な体験学習を通して、世界平和の構築、国際理解と協⼒の道を探ります。

*本授業は「フィールドスタディおよび事前・事後学習」において、+R授業に相当する時間が確保されていることから、+R授業はありません。

テーマ:子どもの権利を考える〜フェアな社会を創る一歩を学ぶ〜
場所:ネパール
募集人員:15名
参加費用:180,000円程度(旅費)
※参加費の詳細については募集要項を確認してください。
※立命館大学 海外留学チャレンジ奨学金給付対象
※参加費以外(食費、交流費、講師謝礼等)として別途3万円程度現地で集めます。

この科目は選考科目(WEBにて志望理由などを書いて登録申請を⾏った後、担当教員等による選考を経て受講者を確定する科目)です。 詳細は下の備考欄を参照してください。
【受講登録期間】  4 /7(月)AM10:00 ~ 4 / 14(月)AM10:00まで
【受講許可者発表】 4/ 21 (月)PM1:00

【概要】
子どもがなぜ働くのか?
世界では、2020年時点で約1億6,000万人-子どもの10人に1人近くが働く、児童労働に従事しているとユニセフは報告しています。児童労働者数の55%がサブサハラ・アフリカ、ついで17%が、この授業で訪ねるネパールがある中央・南アジアに暮らしています。
これら発展途上国で子どもが働く理由を、貧困と考える人が多いと思います。でもネパールで働く子どもに尋ねると、貧困と答えた子どもは33%に過ぎず、71%の子どもが実家での食料は足りていた、そして25%の子どもが都会の方が面白そうだったからと答えたそうです(NPO法人シャプラニール調査より)。そう、貧困だけでなく、学校を中退したり周りの人たちから勧誘されたことが、児童労働の要因となっていることが見えてきました。ネパールでは多くの子どもたちが田舎の村から街へ、都会へと働きに出てきます。その送り出し地域である村や、受け入れ地域であり仲介地域でもある街で、児童労働をなくすためにできることはたくさんあります。
夏休みの現地実習では、首都へつながる高速道路沿いの街とその近隣の村で、学校、地方行政、コミュニティの連携を進め、児童労働の引き金となる中退の予防を通じた児童労働防止・削減のための活動の現場を視察します。児童労働削減に取り組むNGO・社会企業で子どもたちやその家族の暮らしのリアルを学び、活動に取り組む人々と交流します。この実習を通じて、児童労働をめぐる社会問題や構造について、ネパールの視点とともに理解を深めることで、児童労働削減への一歩を踏み出しましょう。

【スケジュール】
事前学習Ⅰ:6月21日(土)3限・4限 OIC予定 ※
事前学習Ⅱ①:6月25日(水)4限 オンライン
事前学習Ⅱ②:7月2日(水)4限 オンライン
事前学習Ⅲ :7月9日(水) 4限 オンライン
実習準備: 9月10 日(水)2限・3限・4限 OIC AN411
現地学習: 9月13日(土)~ 19日(金) 6泊7日 ※
事後学習Ⅰ①:10月1日(水)4限   オンライン
事後学習Ⅰ②:10月8日(水)4限 オンライン
事後学習Ⅱ①:11月5日(水)4限 オンライン
事後学習Ⅱ②:11月19日(水)4限 オンライン
活動報告会:11月22日(土)3限・4限 OIC予定 ※
※記載している日程は(予定)です。詳細は募集要項を確認してください。

【方法】
演習・実習形式

※3キャンパス合同の授業のため、実習前後3回の対面授業および現地学習は指定日時の日曜や夏季休暇、それ以外は指定日時の水曜4限にオンラインで行います。下記のスケジュールを確認してください。
※夏期休暇中の現地学習(9月中旬)に加えて、春セメスターに事前学習、秋セメスターに事後学習を行います。事前・事後学習の日程を各プログラム概要で必ず確認し、出席できる場合のみ申込みをしてください。
※追試験日程や他科目、夏期集中の講義日程との重複に注意してください。

受講生の到達目標

1 働く子どもに関わる当事者やその支援者と交流することにより、児童労働の生まれた背景を理解する。
2 自分たちの学びがSDGsのどのゴールに関連するか、広い視野と深い洞察を持って理解する。
3 社会の問題を多角的に捉え多様な解を見出すための「問いを探す」「深く考える」習慣を身につける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

必須ではないが、「地域参加学習入門」などサービスラーニング科目(http://www.ritsumei.ac.jp/slc/curriculum/)を履修していることが望ましい。(並行履修可)

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

事前学習Ⅰ [6/21 土3,4限 対面]

平和人権フィールドスタディーに参加する上での心構えを知る
「平和」と「人権」およびその「学び方」について理解を深める

第2回

事前学習Ⅱ [6/25, 7/2 水4限 オンライン]

受講生同士が交流し、これから共に活動し、学ぶ仲間としてのチームワークを育む
受講生それぞれが受講の動機から「学びの目標」を設定する
南アジアの社会課題と、その解決策について学ぶ

第3回

事前学習Ⅲ [7/9 水 4限 オンライン]

受講生全員が共有する「活動の目標」を設定し、活動と学びの準備を整える。
国内外、地域における働く子どもに関わる取り組みを知る。
第4回授業日までの間に、日本の子どもに関わる調査を実施する。

第4回

実習準備 [9/10 水 2,3,4限 対面] OIC _AN411

実習での調査課題を考える
フィールドワークの方法を学び準備する

第5〜10回

現地学習(9/13〜19 を予定・スケジュールは状況により変更になる可能性があります)

1日目 関空出発 ネパール・カトマンズ到着、
2日目 オリエンテーション、都市部で児童労働削減に関わる活動視察
3日目 カトマンズからマクワンプール郡ヘタウダまで移動
4日目 ヘタウダ市・マナハリ村訪問・視察
5日目 ヘタウダ市・マナハリ村訪問・視察
6日目 ヘタウダからカトマンズへ移動 深夜 カトマンズ発
7日目 関空着

第11回

事後学習Ⅰ [10/1,8 水4限 オンライン]

実習を通して得られた葛藤や喜びを「学び」と「感情」の両面で整理する。
実習を通じて学んだことを今後にどうつなげていくのか、行動計画を練る

第12回

行動する

行動計画に沿って、児童労働削減のために行動する(企画実施など)

第13回

事後学習Ⅱ [11/5,11/19 水4限 オンライン]

自らの活動を評価する(事前講義Ⅲで設定した2つの目標を達成できたか、平和・人権に関わる諸問題を理解できたか等)
「活動報告会」に備えて発表準備を行う。

第14回

活動報告会 [11/22 土3,4限 対面]

以下の観点からプレゼンテーションを行う
①当事者との交流を通じて平和・人権に関する諸課題をどのように理解したか
②事前講義Ⅱで設定した「チーム目標」と「個人目標」を活動によりどのように達成したか
③プログラムを通して、受講生自身はなにを「学び」、どのように「成長」したのか
④受講の経験やそこから得た「学び」を今後、持続可能な社会の実現にどう活かすのか

授業実施形態

対面およびオンラインで行います。詳細は「授業スケジュール」を確認してください。

授業外学習の指示

現地学習の前後には、事前事後学習とは別に、実習準備や勉強会・企画準備等を行う時間を設置します。これまでの履修生は、より良い学びにつながる実習準備、現地実習で学んだことを踏まえてテーマ「児童労働のない社会を創る」を実現する企画等の準備と実施に、例年、たくさんの時間を投じています。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

① 事前学習40%:事前学習および実習準備への参画度、事前レポート
② 現地学習20%:実習への参画度、事後レポート
③ 事後学習20%:事後学習におけるフェアな社会を作るための活動への参画度
④ 活動報告会&最終レポート 20%::活動報告会準備への参画度、個人レポート

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

現地学習はもちろん、その前後のより良い学びにつながる講義準備、現地学習で学んだことを踏まえてテーマ「児童労働のない社会を創る」を実現する活動の準備と実施に、真剣に取り組める学生の参加を期待しています。

事前学習、事後学習、活動報告会の出席は必須です。特に3回の事前学習に参加できない場合、現地学習に参加できなくなる場合があります。クラブ活動や就職活動などとの日程調整に注意してください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特に教科書は定めず、授業や実習中に資料を配布する

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
インドの債務児童労働 (世界人権問題叢書) (世界人権問題叢書 50) ヒューマン・ライツ・ウォッチ 明石書店 9784750319216 1500万人といわれるインドの児童債務奴隷の実態を世界的なNGOが調査・分析した報告書。農業をはじめ、カーペット、絹製品、宝石加工など様々な製造業の現場で子どもたちはどのような過酷な労働と生活を強いられているかが描かれている。
わたし8歳、職業、家事使用人 日下部尚徳 合同出版 9784772613620 「家事使用人」と呼ばれる、10歳に満たない女の子が42万人いる
「チェンジの扉 ~児童労働に向き合って気づいたこと~」 認定NPO法人ACE 集英社 9784087816648 代表的なフェアトレード商品であるコーヒーについて学ぶための良書。生産者から消費者までの流れを学んでおきたい場合に読むことをお勧めする

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

国連児童基金(UNICEF)子どもの保護 https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_act04_02.html
シャプラニール=市民による海外協力の会 https://www.shaplaneer.org/
国際労働機関(ILO)・国連児童基金(UNICEF)(2021)「児童労働:2020年の世界推計~傾向と今後の課題~」日本語版要約 https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---asia/---ro-bangkok/---ilo-tokyo/documents/publication/wcms_815231.pdf 英語版 https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---ed_norm/---ipec/documents/publication/wcms_797515.pdf

※ 教養教育ホームページの右上「在学生の皆さんへ」のページ
2024年度平和人権フィールドスタディ募集要項 https://secure.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=485318

この科目は、教養教育における6つの科目群のうち、「立命館科目」に位置付けられています。詳しくは、http://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/course/course-r.html/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

<担当者の実務経験について>
本講義の担当者は、味の素株式会社中央研究所において創薬研究員、ヤンセンファーマ株式会社臨床開発部において前臨床チーム主任、(特活)Health and Management Services においてプログラムオフィサーとしての実務経験を有している。本科目ではそこから得られた知見を授業内容に反映させている。

<海外実習>9月中旬、ネパールで、働く子どもの送り出し地域である村、それと同時に受け入れ機関である首都につながる高速道路沿いの街、そして首都カトマンズでの児童労働削減に向けた活動の現場を訪れる。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/